中学校の英語の授業では
『Kindergarten = 幼稚園』と習ったはず。
でも、そのつもりで会話をしていると
どうもしっくりこないことがよくありました。
それもそのはず、アメリカの教育システムは
日本とは微妙に違うのです。
ご存知のように、アメリカでは
州ごとに法律や税金、教育システムなどが異なるので
ここではカリフォルニアに絞って話しましょう。
カリフォルニアの初等教育は
6年間と定められていますが、
それはKindergarten 1年間+小学校5年間から成ります
(6年生から中学校)。
Kindergarten にはだいたい5歳ぐらい
(カリフォルニアでは現在、基準日を4年に渡って
徐々に繰り上げ中のため)になったら入学できますが、
義務教育は、あくまでもこのあとの1年生(6歳)から。
年齢で見ると、日本の幼稚園の年長さんが
Kindergarten にあたりますが、
義務教育ではないといいながら
初等教育と位置づけられ、かつ小学校の中に併設されています。
では、うちの子が通う幼稚園とは?
それはPreschool と呼ばれている施設で、
Kindergarten の前の2年間(3&4歳向け)
のことを指すようです。
そういう意味では、うちの子は4歳になるので、
Preschool の2年目から始めたことになります。
じゃあ、来年はKindergartenなの?
それがまたややこしい。
先に触れた基準日の変更に
思いっきり引っかかるのがうちのケース。
来年のKindergarten 入学基準は
今年の11/1から早まって
『10/1までに5歳になっていること』。
10月11日生まれの娘は、Preschool を終わっているのに
Kindergarten に行けない、ということになってしまいます。
そこで時限措置として
Transitional Kindergarten というのが設けられました。
Kindergarten準備クラスとでもいっておきましょうか。
基準日の変更により、
『前の基準では進級できたのに、
新しい基準により進級できなくなった子供たち』
ばかりが通うクラスのようです。はは。
いずれにせよ、うちの子は
Preshool +Transitional Kindergarten +Kindergarten の3年間で
小学校に進む準備をすることになるというだけで、
今では3年保育が主流の
日本の幼稚園に通わせるのと同じようなもの。
そう納得してはいるのですが、
実は3年間の保育費はけっこうばかにならないのですよ(涙)。
というわけで、次回は保育費についてです。