月別アーカイブ: 6月 2014

学年末のイベントその3:Field Day(プチ運動会)

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6月9日、月曜日。
行事カレンダーではフィールドデーとなっています。
日本語に訳すと『運動会』。

運動会があるんだと
親の私が楽しみにしていたのですが、
競技の練習をしている様子もなく、
家族への広報も
当日のボランティアの募集がメインで、
家族全員でお弁当を持ってかけつける
日本の運動会に比べると
どうも盛り上がりに欠ける。

一体、どんなイベントなんだろう?

当日は、30度を超す真夏日。
朝、クラスでサークルタイム
(みんなで輪になって行う朝の会のようなもの)を
終えるとすぐにグラウンドへ移動。

保護者以外にも
5年生(小学校の最上級生)が
ボランティアで運営を手伝うことになっているらしく、
道具の準備やら子どもたちへの指示などを
手際よく行っていました。

ほどなく、体育の先生が
ハンドスピーカーを使って
7種類の競技(?)のやり方を簡単に説明すると
さっそく競技の開始です。

参加しているのはTK、Kindergarten、1年生の低学年のみ。
クラスごとに各競技を10分ぐらいずつで
順番にこなしていくらしい。

ちなみに、その『競技』とは、

・かかしのケンパ(のようなもの)
・フラフープ
・縄跳び
・竹馬(のようなもの)
・パラシュート
 (巨大なパラシュートのような丸いテントを
 全員で上下に揺らして遊ぶもの)
・ウォーターバルーン
 (水の入った風船の受け渡しゲーム)
・水汲みゲーム
 (バケツの中に入った水をスポンジに含ませて
 ゴールにあるバケツの中に移動させるリレー=写真)

などで、運動会というよりは
遊びの延長のようなもの。

確かに、これじゃ練習するほどでもないし、
クラスや個人で競うというものでもない。

運動会と呼ぶのはちょっと大げさかな。

2年生以上の学年は
きっともう少し『競技』らしいことを
やったのかもしれませんが、
長いこと時間をかけて
入場から組体操やリレーの練習をし、
完璧な演技を披露する
日本の運動会とは似ても似つかない。

そういえば、運動会だけでなく、
合唱コンクールや学習発表会などのように
全員が参加、練習し、
完成度の高い演技を披露するというタイプのイベントは
この1年、まったくなかった。

TKはまだ年中組だからなのかもしれないけど、
学校全体を見ても
あまりそのようなイベントの話は聞かない。

私の学校の思い出といえば
そういうイベントに関するものも多く、
それがほとんどないとなるとちょっと寂しい。。。

全員でひとつのことを徹底的にやる、
というカルチャーのないアメリカらしいといえば
そうだけど。。。

そんなことを考えさせられた一日でした。

もうひとつの保護者ボランティアクラス – アート

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私が娘のクラスで音楽を教えることになったことは
前に書いたとおりですが、
実は、図画工作も
保護者のボランティアが教える
大事なアクティビティのひとつ。

カリフォルニアでは、
教育予算の縮小により
多くの学校で音楽や美術の教師を雇用する
予算が削られているのが現状。

そこで、音楽や美術については
低コストの外部プログラムが
大きな役割を果たしています。

娘の学校が導入しているのは
Art in Action という非営利団体によるアートプログラム。

オンラインなどでトレーニングを受けた
ボランティア教師(=一般的には保護者)が
教室で子どもたちを教えるというもの。

毎回、有名画家の作品の紹介から始まり、
その特徴やテクニックについて学んだあと
実際に子どもたちにも
そのテクニックを使った作品を作らせるというのが
ベーシックな流れ。

学年ごとにカスタマイズされた
カリキュラムと材料までがあらかじめ用意され、
素人でも教えられるように
トレーニングプログラムまでが組まれているなんて、
本当によくできてる。

学校側は、カリキュラムのライセンス料と材料費を
クラス単位で支払うだけでよいので、
低コストでアートクラスを提供することができるというわけ。

ボランティアの素人保護者が
学校で授業を受け持つなんて、と
当初は違和感がありましたが、
アメリカでは当たり前。

ボランティアをする親の数や貢献度合いが
教育の質を決める、と言われるのも納得です。

「うちのクラスには、
クラスの先生とママ(音楽担当の私)と
xx君のママ(アート担当)の三人の先生がいるね」
と、娘もママ先生に敬意を払っている様子。

たかが音楽、たかがアート、
勉強には関係ないかもしれませんが、
子どもの頃に豊かな感受性を育てるのは何よりも大事。

その過程に関われていると思うと
やりがいも大きい。

先日はゴッホの『ひまわり』がテーマだったらしく、
娘が描いてきた『びまわり』の絵を見ながら
そう思いました。

今日のSuper Special Person

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娘が興奮して帰ってきました。

「今日は、私がやっとSuper Special Person
になれたんだよ!」

Super Special Personって、すごいネーミング。
それは一体、どんなものなんでしょう?

私:それって何かいいことした人とかが選ばれるの?
娘:違うよ。先生が思いつきで選ぶの。
私:順番とかあるの?
娘:ないよ。いつ選ばれるか分からないんだ。
私:じゃあ、他の人も前に選ばれたの?
娘:そうだよ。みんなはずっと前に選ばれたけど
  私はやっと今日選ばれたの。

人選に深い意味はないみたいだけど
じゃあ、何が特別なんだろう?

私:選ばれたら何をするの?
娘:みんなの前に立って、みんなからの質問に答えるの。
私:どんなこと聞かれるの?
娘:好きな動物とか好きな場所とか。
私:そうやって質問に答えるだけ?
娘:ううん、それを紙に書いて飾ってもらえるの。
私:それはスペシャルだね。。。

どうも、その日は
『本日の主役』的な扱いをしてもらえるってことみたい。

大事そうに持って帰ってきた
その紙を見ると、彼女の好きな物がいっぱい並んでいます。

へえ、これがそんなにうれしいんだね。

しばらく前から
「私はまだSuper Special Personに選ばれてないの。
選ばれてないのはxxちゃんと○○ちゃんと私だけなんだよ」
「先生は私のこと忘れてるのかもしれない」
などと心配そうに言っていましたが、
やっと選ばれた娘は本当にうれしそう。

毎週やっているShow and Tell
(自分の好きな物をみんなの前で見せて
説明するアクティビティ)
とはまた違って、
『選ばれる』ということと
『自分の紹介をしてもらえる』ということに
特別感があるのでしょう。

Super Special Personっていうネーミングも
アメリカらしい大げさな盛り上げ方。

ともかく、年度末を前にまたいい思い出ができたようです。