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今週の主役(Star of the Week)

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今週は、娘がクラスの主役となる週だった。

毎週、アルファベット順に
クラスの中から一人がスター(Star of the week)に選ばれるのは知っていたが、
娘の番になってようやく
その趣旨がわかってきた。

先週の中ごろに娘が大きな模造紙のようなものを
持って帰ってきた。

・あなたとあなたの家族の写真
・あなたの好きな場所
・あなたの好きな食べ物
・あなたの好きな動物
・大きくなったら何になりたいか
・願いごとがひとつだけかなうとしたら?

などと質問がいくつか書かれていて
文字と絵や写真で答えるようになっている。

初日の月曜日に
これを見ながら自己紹介をするらしい。

さらに、毎日、自分の宝物を持参しては
プレゼンも行うという。

プリスクールやTKでも
毎週、Show and Tellの時間があり
おもちゃなどを持参しては
クラスのみんなに披露していたが
(参照:Show and Tell – プレゼンの練習は幼稚園から始まる
それを一週間にまとめてやっているようなものだ。

プレゼンの練習という意味もあるが、
自分のことをクラスメートによく知ってもらう
という目的も大きいのだろう。

アメリカでは、
よい人間関係を築くには
まず自分のことをよく知ってもらうことが大事だと思われている。

私なんて、と遠慮したり引っ込み思案でいると
『よくわからない人』
『つまらない人』
と思われて、友達を作ることはおろか
自分の活躍の場を確保することも難しい。

自分が育ってきた背景や
自分の好きなもの、
自分が気にかけていることなどを
常に意識し、それを人にきちんと伝える技術を
小さい頃からこうやってみがいていくのだ。

Star of the week は今日で終了。
毎朝、お気に入りのぬいぐるみやおでかけバッグなどを
意気揚々と持って出かけた娘だが、
プレゼンの実態は知る由もない。

友達との間では
いつもリーダー格で性格も明るい娘だが、
人前で話をすることはあまり好きではない、と
先生からは聞かされている。

この『Stage Fright(人前に出ることを恐れること)』
の克服にも少しは役立ってくれただろうか。。。

Show and Tell の実態を見た!

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いつもは休み時間のあとにやっている
Show & Tellですが、今日は都合により
早い時間にやるらしい!

コレはいい機会、と
クラスボランティアのあと
少し残って見学していくことに。

去年、プリスクールでも
Show and Tell の練習が定期的に行われていることを
書きましたが、
(参照:Show and Tell – プレゼンの練習は幼稚園から始まる
実際、どんなレベルのものかって
見たことはなかったのです。

朝、登園すると、教室の入口に
Show and Tell バスケットというものが置かれていて
そこに、各自、持ってきた題材(ほとんどがおもちゃ)
を入れておきます。

Show and Tell の時間になると
担任がその中からひとつひとつ取り出し
「コレは誰の?」と聞きます。

すると、その題材(おもちゃ)の所有者が
前に出てきて、それにまつわるストーリーを
クラスのみんなに語るのです。

といえばそれなりに聞こえますが、
現実はやっぱり5歳児なりのプレゼン。

度胸のある子は
「このお人形の名前はxxといって、
ここを押すとおしゃべりができます」
などと言えたりしますが、
ほとんどの子は、先生が質問しないと
黙ったまま立っていたり
そのおもちゃでみんなで遊び始めたり、とさまざま。

結局は、先生が
– What is it?
(それはなあに?)

– Why is it special?
(何がどう特別なの?)

– Where did it come from?
(どうやってそれを手に入れたの?)

と聞いてあげないと
肝心な情報が聞けなかいことがほとんど。

うちの娘も、いつもはあんなに元気いっぱいなのに
前に出るともじもじして蚊の鳴くような声で話してる。

「まったく内弁慶とはこのことだよな」。

プリスクールのときから
1年以上もやってるんだから
もう少しましだと思ってたんだけど。

まあ、早くからやっておくことで
大きくなってからの底力になるのかも知れませんが、
現在のところ、プレゼン上手なアメリカ人と
幼稚園からのShow and Tell の訓練の相関性は、
残念ながらまだ感じられないとご報告するしかありません。