10月31日はハロウィーン。
街中そわそわしているけれど
幼稚園にとっても一大イベント。
『ご家族、お友達などお誘い合わせの上、
Party にご参加ください』
と前々からお知らせがあり、2週間ほど前には
例によって保護者のボランティアの募集もかかりました。
Party の準備、スナックの提供(ベーグル、クッキー、カップケーキ、ドリンクなど)、
紙皿やハロウィーンステッカーの提供、後片付け、
など役割が細かく分かれていて、
各自、ボランティアできるものを申請するのです。
私は、ベーグルとクロワッサンの調達を申請。
今朝は、娘も起きるなり
「今日はプリンセスのドレスを着て幼稚園に行くのよ」と
大張り切り。
朝食もそこそこに、着替えて玄関で
「ママー、まだー?」と待っている始末(いつもこうだといいのに)。
幼稚園に着くと、しまった、駐車場が空いてない!
多くの保護者が残ってParade & Party に参加するためでしょう。
路上に駐車して急いで教室へ。
すでにコスチュームを着た子供たちと
その親や祖父母で教室は大混雑。
おもしろいのは、女の子は100%プリンセスか妖精(Fairy)に
ドレスアップしていること。
その多くがDisney のキャラクターで、
マーメイドのAriel、ティンカーベル、シンデレラなど。
うちはDisney に迎合したくないこともあり
キャラクターなしのプリンセスドレスにしたのですが、
娘は「これは何のプリンセスなの?」と聞いていました。
「あなたオリジナルのプリンセスよ」と言っておきましたが
不思議そうな顔をしていました。。。
それに比べて男の子はクラシックなドラキュラやバットマン、
警官やSWAT 部隊、パンプキンやキリンなど様々で、
きっと親が勝手に決めたんだろうな、というのが大多数。
9時になるとパレードの時間です。
一列に並んで教室の外に出ると
ほかのクラスの子達もみんな中庭に出てきました。
園長先生の掛け声で
中庭から遊具のある広い遊び場へ全員のパレードです。
保護者は手にカメラやiPhoneを持って撮影に夢中。
先生も、それを知ってか、パレードの後に
クラス全員をまとめて撮影用に並べてくれました。
今日は曇り空でしたが、きっといい写真が撮れているはず!
パレードの後は教室に戻ってParty!
子供にとってはいつものおやつタイムなのですが、
今日はおやつの前に、Halloween song の合唱がありました。
ポピュラーな童謡をHalloween 用の歌詞で替え歌にしてあるものばかり
5曲ぐらいを子供たちは淀みなくちゃんと歌いきりました。
これには親もびっくり。
今日のためにけっこう練習したんだろうなあ。
拍手喝采の後はおやつタイム。
今日はクッキーやらりんごジュース、ゼリーやクロワッサンなど
いつもとは違ったスイーツがいっぱいお皿に乗っています。
子供が食べている間、保護者も立食で
軽いスナックを食べながら談笑したり写真を撮ったり。
そうこうしているうちに子供たちの自由プレイ時間となり
そのまま自然散会。
朝の一大イベントはこうしてつつがなく終わりました。
『朝の』というのは、幼稚園の後に
もうひとつのビックイベントが待っているからです。
こちらは家族イベントですが、
夕方になるとショッピングセンターなどで
キャンディーを配るイベントに参加したり、
パンプキンやゾンビなどで飾り付けをして
子供たちが訪ねてくるのを待っている近所の家を
『Trick or Treat!』と言って歩き回る、あのNight Walk に出かけたりします。
朝の幼稚園のイベントに
父親の姿がけっこうあったのには驚きましたが、
夕方のイベントのために会社を早めに抜けるというのも
ごく普通に見られる風景。
うちのダンナも、Night Walk には一緒に行くことになっています。
今日はどこの幼稚園や小学校でも、そして多くの職場でも(!)
こうやってHalloween のお祝いをしているようです。
アメリカの小売業界では、クリスマスの次に
大きなセールスイベントだと言われているぐらいですから、
Halloween の浸透度合いが分かります。
きっと、すべての世代で宗教や人種に関係なく
お祭り気分を味わえる数少ないイベントだからでしょうね。