月別アーカイブ: 11月 2012

幼稚園の時間割

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「あ、明日はまたShow & Tell の日だ。何を持っていこうかな?」
10月から、毎日の時間割表を月初にもらえるようになりました。きちんとその日その日のアクティビティが記入されていて、毎日、子供が何をやっているのかが一目で分かります。
まだ4歳の娘は、「今日は何をやったの?」と聞いても「先生がやれって言ったこと全部」と答える始末で、この時間割表がないと毎日の会話も進みません。

もちろん次の日の準備にも便利。
最初のShow & Tell の日のことは投稿しましたが、実はこれ、隔週のアクティビティで、そのたびに特別な思い入れやエピソード付きの物を持たせています。
決まって持っていかなくてはいけないものには、毎週火曜日のアルファベットの練習用の物もあります。特定のアルファベットの文字で始まるものをみんなで見せあいながら、その言葉とアルファベットを学んでいくようです。
『F』の日に、何かを持たせるのを忘れたことに車の中で気付き、車中をあさったところ懐中電灯(Flash light)を発見、それを持たせたこともありました。また、『I』の日は、どうしても物が見つからなくて、使わなくなった古い型のiPhoneを持たせたりもしました(ちょっと強引)。

金曜日は、隔週で体操と音楽の先生が来て授業をしてくれるし、程度はともかく算数や科学の領域の学習の日もあります。
もちろん、アートや工作、お外遊びは毎日のことです。
ちなみに、時間割表の一番左にある単語はその週のテーマの言葉で、その意味を一週間かけていろいろな場面で取り上げるのでしょう。毎週月曜日に行われる全校(園?)朝礼のときに、園長先生がその言葉を説明するところも何度か見たことがあります。

これがいまどきの幼稚園のスタンダードなのかもしれませんが、幼稚園ってこんなにいろいろなことを学ぶんだなあ、と毎日その時間割表を見ては感心しています。そして、それをきちんと時間割表にして配布してくれるこの幼稚園の几帳面さも気に入っています。

クリスマスプレゼントのギフト

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Thanksgiving が終わると
国中がクリスマス一色に早変わり。

リテール業界がクリスマス商戦に躍起になる一方で、
恵まれない子供たちや家族へのサポートも忘れていません。

娘の幼稚園からもさっそく、
アルコールやドラッグ依存の親の再起や
その子供たちの生活環境の向上を支援するNPO団体へ
クリスマスプレゼントの寄付の要請がありました。

『(敷地内にある)教会に
明日から飾ってあるクリスマスツリーに
ギフトの内容を記したカードがぶら下がっています。
そのカードを好きなだけ選び、
そこに書かれているギフト
(本、おもちゃ、服、映画鑑賞プリペイドカード、etc.)を
調達してカードと一緒にツリーの下に戻しておいてください』
とあります。

しかも、この手の寄付にはよくあることですが
『ギフトは新品であること、ギフト用ラッピングをしてあること』
との注意書き。
家にある使っていないものを寄付するのではなく、
新品を買ってプレゼントしてください、ということなのです。

消費大国アメリカらしく、
無駄と思われるほどたくさんのクリスマスプレゼントを
親や親戚中からもらって
まったくありがたみすら感じなくなっている
(何度かアメリカのクリスマスを体験した上での私の私見)ような
世間の子供たちとは対照的に、
このような恵まれない環境にある子供たちは
身近にプレゼントをくれる人もなく、
もしかしたらこれが唯一のプレゼントになるのかもしれません。

そう思うと、親戚や自分の子供に買うプレゼントより
よほど価値のあるものにも思えてきます。

それにしてもこのクリスマスツリーを使っての演出、
やっぱり凝ってるなあ、と思うのは私だけ?

週末のイベントに困ったらDiscovery Museum

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4連休ともなると、子連れファミリーには
イベントなしで過ごすにはちょっと長過ぎる。。。

というわけで、久しぶりにDiscovery Museumにでかけました。

サンフランシスコからゴールデンゲートブリッジを渡った
北側にあるこのMuseum は、
インドアおよびアウトドアの子供向けの施設で、
遊びながら様々なテーマを学べるように作られています。

ここはアートやサイエンス、自然などが主なテーマで、
絵の具で落書きをしたり工作をするエリアがあったり、
カニや魚のおもちゃで遊べる水の流れるエリアがあったりしますが、
うちのお気に入りは、ゴールデンゲートブリッジを見渡す
アウトドアのプレイエリアです。

草木をうまく取り込んだランドスケープが素晴らしい!
天気のいい日なら、ここを走り回らせるだけでも
来た甲斐があるというもの。

シーズンごとに展示やアクティビティのメニューが代わったり
ハロウィーンやクリスマスのイベントをやったり、
飽きさせない工夫も凝らされています。

ビジターで訪れることも可能ですが、
うちは年間パスを購入しているので
思い立ったらいつでも家族で行けます。

年間パスなら$150で家族全員(両親と子供何人でも)入場無制限、
かつアメリカ全土にある180以上の同様の施設
(Children’s Museum と呼ばれる)に
割引または無料で入場可能、とかなりお得。

うちも、少し飽きてきたな、と思ったら
サンノゼ(車で30-40分)のDiscovery Museum に
行くこともありますし、
前にダンナの親戚を訪ねてBoston を訪れたときには
そこのChildren’s Museum にも無料で行けて重宝しました
(ちなみに、Boston のMuseum は
サイエンス、歴史、テクノロジー、仕事体験、など
テーマのバラエティもその展示内容も圧巻です!)。

滑り台やブランコのある遊園地とも
ディズニーランドやユニバーサルスタジオなどのテーマパークなどとも
一線を画すChildren’s Museum システムは、
子供のクリエイティビティを大事にした
体験型の学び施設とも言えます。

遊びながらいろんなことを学べるので
子供は自分の好きなことを発見できたり、
家や学校ではチャンスがなかったことに
触れられたりするのが大きなメリット。

こういう施設やシステムが充実しているのは
親としてはうれしい限り。
遊びながら学ぶ、というのは子供の基本ですから。。。

Thanksgiving Lunch

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明日はThanksgiving Day 。
日曜日まで4連休となるため
その前日の今日は幼稚園でThanksgiving を祝うランチが催されました。

『Thanksgiving を祝う伝統的な食事をクラスで一緒に楽しむため
この日のランチは持参しなくてOKです』
とのレターを見て
『やった!』
と思ったのは私だけではないはず。

そのレターは
『つきましては、保護者の皆様より下記のメニューについて
クラスの人数分差し入れをお願いします』と続き、納得。
イベントはすべてといってもよいほど保護者のボランティアや差し入れが
前提となっているのを再認識しました。

リクエストには、Thanksgiving には欠かせない
ターキー(七面鳥)のサンドイッチとパンプキンパイ、
フルーツやジュースなどが並んでいましたが、
そもそもThanksgiving とは?

1600年代に、遠くイギリスから新天地を求めてやってきた
Pilgrim(冒険者)たちは、
かくも有名なMayflower 号に乗ってアメリカ東海岸のPlymouth までたどり着きます。

厳しい冬の寒さや病気との闘いで次々と仲間が倒れて行く中で
彼らを救ってくれたのが原住民のインディアンでした。

Pilgrim たちは彼らからサバイバル術を教わって生き延びることができ、
その秋の収穫をインディアンたちと一緒に祝ったのが
Thanksgiving のルーツといわれているそうです。

そのお祝いにインディアンが持ち寄ったのがターキー、
Pilgrim たちが振舞ったのが収穫された数々の農作物だったことから
ターキー(丸焼きが王道)とパンプキンパイなどは
今でもThanksgiving の食事には欠かせないものとなっているのです。

幼稚園のアートや絵本の読み聞かせタイムでも
今月はThanksgiving がテーマとなっていて、
娘も羽飾りの付いたインディアンのヘッドバンドやターキーの工作、
Pilgrim の絵などをたくさん持って帰ってきました。

ちなみに、Thanksgiving は毎年11月の第4木曜日で、
その翌日の金曜日を休みにすると(公休日にしている会社も少なくない)4連休になるため、
クリスマスに次ぐ民族大移動の時期でもあります。
家族と過ごすために有給をくっつけて
車や飛行機で国内を行き来する人も多く、
このため、この週のアメリカの会社は仕事にならない、とよく言われます。

うちは旅行の計画はありませんが、明日は友人宅にお呼ばれ。

おかげで早い時間からひたすら飲み食いし続ける、
という絵に描いたようなThanksgiving になりそうです。

『犯人逃走中!』の電話

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昨日の朝、娘を幼稚園に送って帰ってくると電話が鳴りました。知らない番号でしたが、近隣のエリアコードが表示されていたので出てみました。すると、録音されたメッセージが流れ始めました。

「今朝9時ごろ、強盗事件発生。容疑者は18-25歳ぐらいの黒人男性で身長5フィート7インチぐらい、体重160ポンドぐらい。フード付きの黒いスウェット着用。ハンドガンで脅し、バックパックを2つ奪って逃走。キャンパスに向かって逃げたのが目撃されているため注意してください」

キャンパス、と聞いてどうしてこの電話を受けたのか判明。私が受けていたMusic For Minor のトレーニングはあるコミュニティカレッジのお墨付きを得ていたため、最初にそのカレッジに学生登録をさせられたことを思い出しました。

学校などの団体に所属していると、そのエリアに犯罪などの緊急事態が発生したときには電話連絡やメールなどで警告が流れ、場合によっては『登校禁止』だったり『外出を控えるように』などの指示が出るらしいのです。
数ヶ月前に、ここから30kmぐらい離れているクパチーノ(アップルの本社がある地域です)でも早朝に銃の乱射事件があり、そのときはエリア内にあるすべての学校の生徒の自宅に『登校禁止、自宅待機』の連絡がすぐに回ったそうです。

娘の幼稚園の近所でなくてよかったけれど、前回の記事に引き続き、犯罪がこんなにも身近に起こっていることを改めて認識させられる出来事でした。しかし、バックパック盗むのに銃なんて使わなくても、ねえ。。。

それにしても、3回ほど「犯人はまだ逃走中」との連絡はありましたが、その後、どうしたのかしら?
捕まったとの連絡はありません。。。