娘が現在通う幼稚園で、Transitional Kindergarten(TK)の説明会がありました。12月に公立のTKの説明会に行ったダンナが今回も参加してきました。
帰ってくるなり、「うちはやっぱりここに今年も行かせよう」と言います。何がそんなに気に入ったのかというと、
– 教師対生徒の人数の割合(12:1)が公立(24:1)の半分
– アカデミック(いわゆる勉強)と遊びの割合がほどよいカリキュラム
– 現在、Kindergarten に進級したTKの卒業生の保護者からの推薦スピーチあり
(子供も一緒にスピーチしたがっていたほど良い思い出になっているらしい)
– とにかく、説明会にいた教師の受け答えがとても頼りになる感じで、会自体もよく準備されていた
ということらしい。
確かに、先日の公立の説明会は、TKを含む小学校システム全体の説明会だったこともあり、TKの情報については期待したほどのものが得られず、どこのTKに通わせることになるのかについてすら、はっきりとした答えをもらえなかったほど。
もらった資料を読んでみると、TKの目的は、Kindergarten に進級するのに必要な能力をつけることという点では公立も同じですが、こちらは、より表面的な知識(ABCが読める、1-10までの数字が言える、など)よりも、
– きちんと自分の言葉で表現ができる
– 自分のことは自分でやる
– 友達と仲良くするなどの社会性を身につける
– 学ぶことに対しての興味を引き出す
– 鉛筆がきちんと持てる、聞く力を養う、など、読み書きの基礎となるスキルをつける
など将来にわたって必要となる基礎能力を重視しているようで、アカデミック重視になりがちな公立との絶対的な差はここにあるように思えました。
教師対生徒の割合が半分というのは、個人によって能力差が激しいこの年齢の子供たちの個性や志向を見ながら、よりパーソナルなケアができるようにするためで、カリキュラムと教育方針に一貫性が感じられます。
ふと公立のTKのホームページを見てみると、なんとTKクラスの見学会が予定されているではありませんか(聞いてない)!
その辺の手際の悪さは相変わらずですが、子供たちの様子をこの目で見られるこの上ないチャンス。
費用が半分ということもあり、ほぼ公立に決めかけていましたが、とにかくこの見学会に参加してから再度、話し合いをして決めることにします。