月別アーカイブ: 7月 2013

何てうれしい!夏休みのプール公開

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夏休み。
うだるほど暑くても
朝からエネルギーいっぱいのうちの娘。

夏休みの強い味方は
なんといっても幼稚園が園児に公開してくれる
プールでしょう。

何度か市営プールにも連れて行ったことがありますが
車で行かなくてはならず
更衣室での着替えや
プールサイドの場所取りなど
親にとってはひと仕事。

何よりも、安全上、一緒に入るしかないので
体力も使います。

幼稚園のプールなら
水深もひざ丈と浅いので
外から眺めているだけでOKだし、
なんといってもクラスのお友達や先生に
会えるので、娘も大喜び。

家から徒歩で行けるので
水着のままでかけ、そのままタオルを巻いて
帰って来ることもできます。

外で見ているのはちょっと辛抱がいりますが
幸い、校舎で日影ができているので
炎天下の中に立っている必要はありません。

午前中の1時間半だけですが
火曜日に公開が始まってから、今週は毎日通いました。

プールが併設されている
日本の公立幼稚園ならではの
うれしいサービスです。

働いているお母さんの
利用は難しいかもしれませんが
あまりにも暑くて外でも遊べない、
家にいると子どもの欲求不満がたまる、、、、、
と、困っている保護者にはこの上ないヘルプですよね。

来週にはいよいよアメリカに戻ることになりますが、
そんな都合のよいヘルプがあるはずもなく、
昼間の娘のケアについては
民間のサマーキャンプ(おけいこごとなどの夏休み特別プラン)を
利用するしかありません。

「なんで夏休みなの?
もっと幼稚園に行きたいよ」と言う娘を尻目に
現実の生活のプランを考え始めました。

あっという間に日本も夏休み

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昨日は日本の多くの幼稚園、小学校で
終業式、今日から夏休みに入ったことと思います。
娘の留学体験も、昨日で終了となりました。

私は所用で数日間、留守にしていたのですが
なんと最終日に熱を出してしまったらしい娘。

その朝、37度程度の微熱があったのですが
本人も、とても行きたがっていたので
おばあちゃんは幼稚園に連絡。

すると、「早引きになるかも知れませんが、
とりあえず連れて来て様子を見ましょう」と
言ってくれたらしいのです。

案の定、1時間ちょっとで幼稚園から連絡があり
お迎えに行かなくてはならなかったようですが、
娘は紙袋に入った先生のコメント入りクラス写真と
折り紙などのプレゼントをぶら下げて
教室を出てきたのだそうです。

園長先生を始め、担任の先生などからも
見送られて幼稚園を後にしたようですが
その様子を聞いていると、
どうもそうやって思い出深い最後の日にするために
娘を登園させてくれたのではないかと思えます。

連絡帳などにも『また来年も待ってます』との
コメントをたくさんいただき、娘もクラスのみんなも
短いながらも楽しい日々を過ごしたことが伝わってきます。

一方で、最近は、この時期、海外の幼稚園、小学校が
休みに入ってから日本の幼稚園、小学校に
毎年体験入学する子どもたちも珍しくはないことを
あちこちで聞きました。

日本でインターナショナルスクールに通っている
子供たちが、居住地の公立学校へ
一ヶ月間通う、ということもよくあるようで
日本もインターナショナルになっている様子。

娘も、この一カ月で驚くほど日本語の日常会話が
口から出てくるようになりましたが、
言葉だけでなく、文化や慣習などの面でも
学ぶことは多かったのだと思います。

七夕の飾りを作ってお願いをしたり
プールをみんなで掃除したり
収穫した野菜をみんなで食べたり
アメリカとはまた違った楽しみがありました。

幸い、熱があっても幼稚園に行きたいというぐらい
本人も楽しみ、幼稚園側も快く受け入れてくれたので
うちも、プチ留学は毎年恒例となりそうです。

お友達や先生がた、いろいろありがとうございました!
また来年、一緒に遊んでね!

元気いっぱい、はだかんぼの子供たち

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今日は、待ちに待った参観日。

相変わらず、幼稚園で毎日どんなことをしているのか
娘からは限られた情報しかもらえないので
この日をとても楽しみにしていました。

登園は、保護者と一緒に。
教室に入って間もなく、プールの準備が始まりました。

全員が、恥ずかしがりもせず、
それぞれ裸になって水着に着替え始めます。

更衣室なんてものが幼稚園にはあるはずもなく、
かといって、バスタオルを巻いて
人に見えないように着替えるなんて芸当も
まだ身につけていない幼稚園生。

娘も、裸で私のところまでやってきて
ふざけています。

さすがに写真は撮りませんでしたが、
この光景はダンナにも見せたかった、と
思わずにはいられませんでした。

日本では、温泉や公衆浴場もあり、
人前で裸になることに関して
比較的おおらかな面がありますが
アメリカでは、人前で裸になるなんてもってのほか。

着替えもお風呂も、
プライベートに済ませることが徹底されています。
親子で一緒にお風呂に入るなんてことも
まずありません。

お風呂に水をはってゆっくり浸かる、という
文化自体がないわけですから
分からない気がしないでもありませんが、
温泉に行くのを異様にいやがるアメリカ人
(だけでなく外国人一般)がいるのは
こんな背景があるからなのです。

アニメ映画『トトロ』で、お父さんと二人の娘が
一緒に入浴するシーンがありますが、
これを見たときも、ダンナは
「よくアメリカでこのシーンがカットされなかったなあ」と言っていたぐらいです。

意見や感情を表現することについては
とてもオープンな一方で、プライバシーをとても大事にするアメリカ。

『まだ子どもなんだから、変に裸を隠したり
男女を分けたりするほうが不自然』という
日本流のオープンさは理解されにくいようです。

さて、子供たちが歓声を上げて水と戯れる様子を見たあとは
保護者と担任との懇談会。

一学期の子供たちの成長や課題などを
担任から聞くことができましたが
やはり数字やひらがななどのお勉強を教えること
(またはその予定)はまったくないようです。

一方、日々のアクティビティの様子を撮影した
スナップ写真が各自に配られましたが、
自分たちで栽培した野菜の収穫をしたり、
七夕の飾りつけをしたり、鉄棒やうんていで外遊びをするなど
日々、バラエティ豊かなアクティビティが行われていたことが判明。

古き良き幼稚園の遊びベースのカリキュラムが
まだ健在であることをうれしく思いました。

毎日、幼稚園に行くのが楽しみで仕方がない様子の娘。
1ヶ月のプチ留学は、期待していた以上に
よい経験になっているようです。

しつけも健康管理も幼稚園がお手伝い?

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娘がプチ留学中の私の実家近くの幼稚園。
家庭と幼稚園との関わり合い(役割分担?)についても
アメリカとは違いが見えてきました。

日本の幼稚園では、『しつけ』の領域に関しても
かなり踏み込んで教育してくれます。

・身だしなみ(ハンカチやティッシュの持参、など)
・ご飯(お弁当)を残さず食べる
・お弁当は箸で食べる(スプーンの持参は禁止)
・歯磨きの練習をする

自分が子どもの頃も、これらの指導を受けた
記憶がよみがえりましたが、
アメリカではこのように『手とり足とり』という
指導は行いません。

そもそも、『しつけ』は家庭で行うもの、という
考え方が一般的で、教育機関の役割は
『知識』と『社会性』を学ばせるということのみに
徹底しています。

子どもの健康管理に関わることに関しても
いっさいノータッチ。

先日、幼稚園で身体測定があったようで
連絡帳を見ると、身長と体重の記録が残されていました。
プールに入るための”ギョウチュウ”検査も
幼稚園を通してやってもらったし、
そういえば、予防接種や健康診断なども
学校で受けていた記憶があります。

アメリカではこのようなサービス(?)も皆無。
予防接種などはリクエストを渡され、
接種済みという証明書を提出するように求められます。

サービスといえば、先日から参加している
集団登園に関してもそう。

園児の引率は保護者ではなく、先生がしているのです!
先生が各地区ごとにいくつかの待ち合わせポイントを回り、
集まった園児たちを連れて行き、
帰りは逆ルートで送ってくれる。。。

ここまで面倒見てもらえたら親としては楽だなあ、
というのが正直な感想。

アメリカに比べて日本の子育てが楽だという意味ではありません。

まだまだ教育を含む行政や公共システムに
安心してまかせられる風土があるということでしょうか。

家庭と教育施設の責任範囲が明確に定められているアメリカと
それぞれがオーバーラップしながら共存している日本。
その違いを実感しているプチ留学体験です。