月別アーカイブ: 4月 2013

日焼けの季節が到来

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ここ数週間、急に気温が上昇し、夏のような暑さになる日もありました。

『日焼けが気になる場合は、日焼け止めを持たせてください』と
幼稚園からも言われていますが、
こちらの親たちは日焼け止め対策にはかなり気を配っています。

一般に、白人(Caucasian)は
日焼けをすることで受ける皮膚のダメージが大きく
皮膚ガンになりやすいらしいのです。

アメリカで最も多く診断されているガンの種類は
皮膚ガンだとか。

そんな背景もあり、幼稚園でも日焼け止めを持たせれば
お外遊びの前に先生が塗ってくれるというのです。

『顔用にはスティックタイプ、体用にはクリームタイプのものを
持たせてください。
朝は自宅で塗ってくること、
幼稚園では午後のお外遊びのときにもう一度塗るのみとします』
と、けっこう細かい決まりまであります。

毎日、帰ってくると顔中、体中が日焼け止めでベトベトですが
カリフォルニアの強い日差しから肌を守るためには
仕方ありません。

ちなみに、お外遊びのときには
サングラスをしている子供もチラホラ見かけます。

これも同じく、青やグレーなど目の色が薄い白人は光に敏感で、
強い日差しの中ではきちんと目を開けていられないのだそうです。
(だから、家の中も蛍光灯はまず使われていないのです)

日本ではどちらもあまり見られない風景だと思いますが
所変われば、、、、ですね。

Teddy Bear Day

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『明日はTeddy Bear Day 。
お子さんのお気に入りのクマの人形を持たせてあげてください。
みんなでお話をしたり、クマのアート作品を作ったり、
Teddy Bear 一色の楽しい一日となることでしょう!』

Teddy Bear はいつの時代にももっとも愛されているおもちゃのひとつ。
20世紀初頭に、アメリカやドイツで26代アメリカ大統領
セオドア(テディ)・ルーズベルト(のクマ狩りの際のエピソード)
にちなんで売り出されたのが始まりと言われていますが、
今ではクマのぬいぐるみを総称するぐらい一般的に使われています。

うちにも、数えてみたら10個以上のクマのぬいぐるみが。。。

この中からひとつだけ選んで持って行くのは至難の業、と思いきや
「これが一番気に入ってるの!」と
なんと、私が子供のころから使っていた
少しくたびれたお下がりのクマのお人形を持ってきました。
(写真中央の茶色いクマ)

数十年(?)もお蔵入りしていたものを
娘が生まれたときにふと引っ張り出してきたのですが
お気に入りに選んでもらえるなんて、彼も本望でに違いありません。

意気揚々とそのクマを持ってでかけた当日。
お迎えの車の中で
「今日のTeddy Bear Day はどうだった?」と聞くと
「xxx(クラスメートの男の子の名前)君は
Teddy Bear を持ってくるのを忘れて泣いてたよ」。

こういうことがあるから、
親は連絡プリントをよく読んでおかないと大変です。
Show and Tell の日なども同じで、
忘れ物は子供の一日を台無しにしてしまうことがあるのです。

「それから、Teddy Bear をおひざに乗せて、
一緒にクッキーのおやつも食べたよ」

娘から聞き出せたのはここまで。
クマのぬり絵も持って帰ってきましたが
どんなことをみんなで話したのか、
娘が自分のTeddy Bear のことをなんと紹介したのか
肝心なところは知る由もありません。

Teddy Bear を持って行くのを忘れた子供にとっても
そうでない子供たちにとっても
少しだけスペシャルな一日となったのは確かなようです。

Grandparents’ Day

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今日は、幼稚園が毎年行っているという
Grandparents’ Day の日。
『おじいちゃん、おばあちゃんを幼稚園に呼んで、
幼稚園でがんばっている私たちを見てもらいましょう』
という、父兄参観ならぬ祖父母参観の日です。

この日に向けて、おじいちゃん、おばあちゃんに
招待状を描いたり、
写真を貼ったり紹介文を書いて
おじいちゃん、おばあちゃんのことを紹介する
プリントの宿題があったり、いろいろ準備をしてきました。

残念ながら、うちはダンナ側の親は東海岸に、
私側の両親は日本にいるため招待するというわけには行きませんでしたが、
プリントの宿題をやりながら
おじいちゃん、おばあちゃんの名前を(ほとんど初めて)覚えたり
一緒に遊んだことを思い出して絵日記風につづってみたりしました
(もちろん、大半は親の仕事です)。

サンフランシスコ界隈には珍しく
(一般に、ほかの州出身の人が多いと言われている)
このエリア出身の家族が多いようで
クラスの半分ぐらいの子供たちの祖父母が来ていました。

朝のあいさつ、サークルタイム(朝の会みたいなもの)に続いて
軽いお遊戯をしたあとは、みんなでチャペルへ。

祖父母が来れない代わりに私たちは夫婦で参加しましたが、
チャペルは私にとっても初体験。

慈悲の心やいつも自分をどこかで見守ってくれている神のことなど
教えらしきものも、歌や牧師のストーリータイム(絵本を読み上げる)に
うまくまとめられています。
子供たちは歌もお祈りも、すらすら暗唱していました。

そのあとは、教室に戻っておやつタイム。
もう恒例になりましたが、保護者が持ち寄ったスナックをみんなでいただきます。

娘のクラスには、毎朝、お孫さんを連れて来て
クラスのイベントのボランティアなどにも積極的に参加している
祖父母のカップルがいます。

あまりに頻繁に顔を合わし、子供と一緒に遊んだり面倒を見たりしているので、
最初はその方たちのことを幼稚園の人だと思い込んでいたぐらいです。

「今日は、招待されて来たんだか、おやつタイムの準備を手伝いに
ボランティアで来たんだか、よく分からないわ」と笑っていましたが、
おじいちゃん、おばあちゃんがこうやって一緒にコミュニティに関わっているのを見ると
何だかとてもあたたかい気持ちになります。

この名物おじいちゃん、おばあちゃんはイベントの間中、
カメラマンとしても活躍し、まだまだ現役といった感じ。

アメリカでは、子供が独立したら複数の世代で同居するということはまずないのですが、
それでも『スープの冷めない距離』におじいちゃん、おばあちゃんがいて
イベントに一緒に参加したり、子育てを助けてもらったりすることは多いようです。

昔ながらの大家族って、それなりにいいものかもしれないな。。。

道場での誕生日パーティ

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娘が、またクラスのお友達の誕生パーティに招待されました。
これで3度目ですが、なぜかすべて男の子のお友達ばかり。

普段、「男の子はSilly でStinky だから一緒に遊ばないの!」
(Silly = おばか、Stinky= 臭い、さいあく)
と言い放っている娘だけに、その男の子たちから
バースデーパーティのお誘いを受けるのは
ちょっと不可解な気もするのですが。。。

今回は、男の子らしく、彼が通っている
テコンドーの道場で開かれるとのこと、
どんなアクティビティがあるのか、私も楽しみにしていました。

子供たちが10人ほど集まってきたところで
道着を着たインストラクターが3人も出てきました。

「これから、置かれたマットの横をジグザグに走るエクササイズをします」
「Danny(本日の主役)、皆にやってみせてあげなさい」
「分かったね?では、起立、スタート!」

こんな感じで、とても速いペースで間髪を入れずに
次々と違うエクササイズを繰り出して行きます。

インストラクターが支えているマットに
蹴りを入れたりパンチをしたり、
少し本格的になってきたところで
「最後にドッジボールをします」

インストラクターがあちこちから転がす大きなヨガボールに
触ってはいけない、というルール。
間違って、つい触りに行ってしまう子供もたくさんいましたが
みんな道場の中を走り回って汗だくです。

最初は、そのペースと軍隊スタイル(?)の指導に恐れをなし、
途中で脱落した娘も、一度、蹴りの爽快感を覚えてからは
最後まで楽しそうに参加していました。

アクティビティのあとはお決まりのピザランチとケーキカットです。
この道場のスペシャルは、刀によるケーキカット。
(この感覚は、日本ではなかなかありませんね。。。)

プラスチックの軽い刀ですが、
それでもインストラクターに手伝ってもらいながら
ケーキカットをする主人公は得意そのもの。

道場からもらったロゴ入りのはちまきをした子供たちも
興味深そうに見つめていました。

それを眺めながら
うちの子も通わせてみてもよいかな、という気持ちが
ふと沸いてきました。

次々と繰り出されたエクササイズはかなりの運動量で、
子供の基礎運動能力を高めてくれそうだし、
「起立!」「礼!」のような武道独特のスタイルは
けじめや礼儀を学ぶよいきっかけにもなりそう。

さっそく帰りにパンフレットをもらって来ましたが、
そう考えると、おけいこごとのスタジオでのお誕生会は
立派なマーケティングツールとしての役割も果たしているのですね。

敵もなかなかしたたかです。

夢と消えたParents’ night out

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『親だってたまには息抜きしたい!~Parents’ night out ~』という
レターをもらい、ダンナと私は
「久しぶりにゆっくりおいしいものでも食べに行こう」と
盛り上がっていました。

18時の閉園後、20:30まで付属の教会が子供たちの面倒を見てくれるというのです。
$10でピザの食事つき。
アクティビティや子供向けの映画なども企画されています。

夜に子供を預けて親だけで食事に出かけるなんて、、、、
という声も聞こえてきそうですが、
アメリカではむしろ「この夫婦はうまくいっているのね」と
ポジティブに見られます。

それどころか、家庭円満の秘訣として
夫婦のDate night (デイトナイト)は必要不可欠と考えられていて
そのために定期的にベビーシッターを雇ったり、
実家に子供を預けるなどというのはごく当たり前。

夫婦だけで過ごす時間を
子供と一緒に過ごす家族の時間とは別に
きちんと持つべき、という考え方が浸透しているからです。

実家に子供を預けられる夫婦なら、
泊りがけで夫婦旅行にでかけるというカップルも珍しくありません。

とはいえ私は、そのためにベビーシッターを探すのも、、、と
なかなか腰が重かったのですが、
幼稚園でそのような機会を設けてくれると聞いて
どこに行こうか、と少し盛り上がっていました。

ところが、、、、。
間が悪いことに、急遽、ダンナが仕事の都合で
その時間に間に合うように帰って来れないことになり
Date night はキャンセルに。
ディナーはお預けとなってしまいました。残念。

前回のDate night はいつだったかな?

年末年始にダンナのお兄さん家族を訪ねたとき
お兄さん夫婦が娘を見てくれて
ダンナとBoston のダウンタウンに食事に出かけたことを思い出しました。
(私たちへのクリスマスプレゼント)

小さな子供がいるとゆっくり食事もままならないものですが
機会があったら(機会を作ってでも)
ぜひParents’ night out を試してみることをおすすめします。
ほんの短い時間ですが、けっこうリフレッシュしますよ!