月別アーカイブ: 6月 2014

一か月間の日本の幼稚園体験の始まり!

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今年も、娘は実家近くの公立幼稚園へ
短期入園させてもらえることになりました。

昨年に続き2回目(参照:「じゃ、明日からってことで」プチ留学開始
ということもあり、手続きは驚くほど簡単。
園長先生へのごあいさつや書類の提出
(実家住所や連絡先程度の記載)などは
私たちが帰る以前に
実家の母に済ませておいてもらいました。

6月、7月の2か月に渡るので
保育料は7,500円x2か月分。
それでもこの安さは本当に感動ものです。

事前に伝えられていた持ち物
(お弁当、水筒、歯ブラシ、上靴、
手提げ袋、バックパックなど)は
去年と同じ。

プールへ入るため、地元の薬剤師会を通して
ギョウチュウ検査を済ませるのも
去年と同じ。

勝手知ったる、とはこのこと、
まるで普段からそこに通っているかのように
親子二人で徒歩登園した初日。

先生方やお友達も娘のことを覚えていてくれて
「あ、xxちゃんだ。おはよう!」
「xxちゃん、今日からだよね。待ってたよ」
と声をかけてくれます。

時差のせいか、朝5時には起きて
「早く幼稚園行こうよ」
と待ちきれない様子だった娘は、
あちこちから声をかけられて少し恥ずかしそう。

園長先生にあいさつに行くと、
「うちの孫のお古を持って来ておいたから使って」
と、園の統一バックパックと園帽、
防災ずきんの入った紙袋を
手渡してくれました。

相変わらずのカジュアルな対応と
その中に感じられる気遣いに
頭が下がります。

「プールに入れるように
ギョウチュウ検査を早くやってくださいね。
この国の生活レベルを考えると
もう必要のない検査だという声もあるんですが、
今年はまだ実施することになっているので」。

ほんと、この検査だけは
ちょっと時代錯誤的な気もしますが、
こういうことを変えていくのには
やっぱり時間がかかるんだな、と
妙なところに日本らしさを垣間見たりしています。

ちなみに、娘は無事、検査をパス、
その翌日からプールバッグも
持ち物に加わりました。

帰国して休む間もなく
すぐに幼稚園に通い始めた娘ですが、
疲れを見せるどころか
毎日、意気揚々と通っています。

七夕を目の前に、毎日、
飾り作りや歌の練習などに忙しそう。

また去年みたいに楽しい思い出が
いっぱいできるといいね!

ハワイ・カウアイ島での親子三世代バケーション(その2:観光編)

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、、、というわけで、今日は
カウアイ島のビーチに続いて
ビーチ以外の見どころのご紹介です。

・ワイメア渓谷(写真上)
太平洋のグランドキャニオンと呼ばれ、
地球上でもっとも降水量の多い地点でもあります。
グランドキャニオンに比べると規模は小さいけれど、
赤土と生い茂る緑とのコントラストが美しい!
子連れ、老人連れにはちょっと無理ですが、
究極のハイキングコースでもあります。

・グラスビーチ(写真二番目)
なんと、近くにある工場の廃棄物が
荒波で粉砕され、削られたもので覆われたという小さなビーチ。
廃棄物とはいえ、色とりどりでけっこう美しい。
娘はキラキラした『宝物』を
たくさん見つけました。

・クイーンズバス(Queen’s Bath=写真三番目、四番目)
荒波が打ち寄せる岩のすき間にできた
小さなプール(お風呂)がたくさんある場所。
ここに行きつくためには
森の中やゴツゴツした海岸沿いの岸壁の上を
30分ほど歩いていくしかありません。
子連れは無理か?
とも思いましたが、みんなで助け合いながら
ゆっくり時間をかけて無事、目的地に到着!
そのお風呂とやらにつかって帰ってきました。
ココに行けばますますカウアイ島が好きになる、
というほどカウアイ島の魅力を凝縮した
観光ポイントと言っても過言ではないでしょう。

・潮吹岩(Spouting Horn=写真五番目)
カウアイ島一日観光で必ず訪れる名所。
削れた岩の中に打ち寄せる波が入り込んで、
水しぶきを上げながら
ほら貝を吹くような音がひびきわたるので有名です。
隣り合わせた2つの岩で同じ現象が起こるのですが、
2つ同時に水しぶきが上がっているのを
カメラに収めることはできませんでした。。。

・ハナレイ川カヤッキング
北側のハナレイ湾へ流れ出る
ハナレイ川をカヤックで川下り。
ワイルア川下りの方が圧倒的に有名ですが、
ツアーではジャングルのハイキングも含まれていたりして
子連れにはちょっと難しそう。
そこで、カヤックをレンタルして
1時間ほどハナレイ川の河口近くの
緩やかな川下りを楽しみました。
川幅も広く、流れもかなりゆっくりなので
スリルがあるとは言えませんが、
子供もおじいちゃんもおばあちゃんも
一緒にちょっとしたアウトドア気分を満喫できます!

大勢での旅行では、ホテルではなく
コンドミニアムやバケーションホームを
レンタルすることにしているのですが、
今回泊まったのはPrinceville エリアの
バケーションホーム。

寝室、バストイレがそれぞれ3つずつあり、
広々としたキッチンやダイニングルームに
日本から参加した両親はうっとり。

近所のスーパーに買出しに行っては
BBQやフルーツサラダなどを
自分たちで料理するのも
バケーション気分を盛り上げる演出のひとつ。
時間とお金を気にすることなく
リゾート気分を満喫できるのがイイですね。

ハワイではオアフ島はもちろん、
マウイ島、ハワイ島にも滞在したことがありますが、
この旅行で私はカウアイ島が一番好きになりました。

家族連れには特におススメです!

ハワイ・カウアイ島での親子三世代バケーション(その1:ビーチ編)

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夏休みが始まるとすぐに
娘のプチ留学もかねて(参照:夏休みのプチ留学計画
日本へ帰ることにしているのですが、
今年は、私の母親の誕生祝いを兼ねて
ハワイで家族が大集合することに。

まだ行ったことがない、というだけの理由で
カウアイ島に行くことになりました。

カウアイ島は、オアフやマウイと違って
これといった大きな街やショッピングセンターがないので、
買い物や豪華な食事などを期待することはできません。

その代わり、ビーチだけでなく
太平洋のグランドキャニオンと呼ばれる渓谷や
うっそうとした森林の中の川下りなどの
大自然の色んな魅力を体験することができます。

普段は決してアウトドア派とはいえない
私や私の家族ですら
どっぷり自然に浸って楽しんだ7泊8日。

中でも一番思い出に残っているのは
あちこちのビーチでのスノーケリング。

波の荒いサーファー向けのビーチも数多くありますが、
ファミリー向けの遠浅のビーチにも事欠かず、
中にはビーチのすぐそばまで
サンゴ礁でおおわれているところもあります。

去年、泳ぎを覚えたばかりの娘も
あっという間にスノーケリングのコツを覚え、
高齢ながら(?)スノーケリングにはまっている私の両親や
私たちと一緒にボードにつかまって沖まで遊泳。

Tunnel Reef と呼ばれるビーチでは(写真)
海に足を踏み入れた途端、誰かが
「そこにSea turtle(ウミガメ)がいるよ!」
と声をあげ、水につかるまでもなく
ビーチからウミガメを見ることができました。

そのあとも、もうモノ珍しさがなくなるほど
たくさんのウミガメに遭遇し、
「これなら、大金を払って
ダイビングやスノーケルツアーに参加する必要ないね」
と皆で納得したものです。

ほとんど毎日、いろんなビーチで
スノーケリングを満喫しましたが、
その合間に観光もしっかり。

次回は、カウアイ島の見どころについて
ご紹介します。

先生にギフト&先生からギフト(!)の最終日

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12日木曜日、プロモーションセレモニーの翌日は
学年末最後の登校日。

保護者へのレターにも何度も
『最終日は通常通りのクラスです』
とのお知らせがありましたが、
この日は特別なイベントは何もありません。

だた、朝、娘を連れて行くと、
学校は花束やギフトの袋をかかえた親子で
いつもより混雑しています。

ダンナにも聞いていましたが、
最終日にはお世話になった担任の先生に
プレゼントを渡すというのが
アメリカの学校の慣習らしいのです。

昔はマグカップなどが
ギフトの主流だったこともあるようですが、
現在は花束やAmazon やチェーンショップのギフトカード
などが多いのだとか。

うちも、娘の成長を
時には厳しく、時にははやさしく見守ってくれた
担任の先生に
アマゾンのギフトカードを用意しました。

ところが!

私を見つけて近寄ってきた先生は、
「一年間、クラスを手伝ってくれてありがとう」
と言いながら
手に持っていた小さなランの鉢植えを
私に手渡してくれたのです。

「子供たちだけでなく
私もあなたの音楽を楽しませてもらったし、
毎週、コンピューターや図書館のクラスも
手伝ってもらって助かりました」

と、小さなカードには手書きのメッセージが。

親のボランティアは当たり前、
先生や学校側も、ある程度それを前提に
イベントやアクティビティを行っていると思っていたので、
このように感謝の気持ちを現されると
くすぐったい気もします。

「担任の先生にプレゼントをあげよう」
とダンナから言われたときは、
「え?先生って公務員だよね?
生徒の一人から個別にプレゼントを渡すなんてアリ?」
などと思ったものですが、
そこはアメリカ、
個人の気持ちを表現するのに細かいルールはありません。

いつもの朝のように
保護者たちと会話をしている先生を見ながら、
学校教育って、こうやって家庭との連携で成り立っているんだなあ、
とあらためて思うと同時に、
保護者への感謝も忘れない
担任の先生の心遣いに
ほっと気持ちが明るくなりました。

夕方、娘は、クラス内に掲示してあったアート作品や
数字やアルファベットなどの練習帳などを
いっぱい持って帰ってきました。

またこの一年間で成長したね。
楽しい思い出がたくさんできてよかったね!

学年末のイベントその4:プロモーションセレモニー

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学年末の最終日の1日前、
進学のお祝いの会(プロモーションセレモニー)が
クラスで開かれました。

学校全体での終業式というものはなく、
あくまでもクラス単位で
会の内容も担任の教師に一任されているみたい。

TKクラスでも、朝の登校時に
保護者が残って見学できるよう、
8時半から30分ほどのセレモニーが行われました。

先生も子どもたちもみんな少しおしゃれしてきています。

担任のあいさつのあと、
歌の披露と子どもたちの夢の発表がありました。

歌は、一年間テーマとして学んできた
地球についてのうた(The earth song)。

生き物や自分たちの周りにあるものをとおして
自分と宇宙との関係、命の大切さを
学んできたようです。

そのあとは、一人一人が自分の名前と
将来の夢を発表する時間。

「海賊船の船長になりたい」
とか
「先生になりたい」
とか子どもらしいものも多かったのですが、
「科学者(scientist)になりたい」
という子どもも数人いてびっくり。

うちの娘は、腕組みをしたまま
名前も夢もしゃべらずじまい。
まったく内弁慶とはこのこと!

あとから先生が
「練習のときはすごく上手に言えたのに。。。
獣医さんとママになりたいんだと言うはずだったんです」
と教えてくれました。

そのあと、
ママたちが事前に作っておいたキャンディレイ
(チョコレートやおもちゃなどを
ラッピングしてつなげた首飾り)を
もらってセレモニーはあっけなく終了。

子どもの成長に感慨深げな保護者たち(?)を
尻目に、子どもたちはさっそく
運動場へ遊びに行ってしまいました。

あとで聞くと、
おやつの時間にピザとジュースが出たり
毎日ある体育の授業がなかったりしたようですが、
それ以外は普通の一日を過ごしたようです。

TK(transitional kindergarten)という
特別な制度のもと、
10月・11月生まれの子どもたちだけで
編成されたひとクラスだけの学年。

9月からは、現在のプリスクーラー(幼稚園生)
も加わってKindergarten に進級です。

Kindergarten の準備クラスと言われるTKですが、
熱心な担任の先生に恵まれたこともあり
みんな本当に成長したね。

音楽のクラスをボランティアで教えながらも
感じていたこと。

当初はよく大声で叫んだり泣いたりしていた子も
穏やかになりました。

みんな人の話を静かに聞けるようになりました。

人の前できちんと話ができるようになりました。
(まあ、観衆がいると難しいけどね)

どうやら安心してKindergarten に送り出せそうです。