月別アーカイブ: 10月 2015

しまった!クラスでのお誕生会を忘れてた!

標準

9日の金曜日、娘が『ハッピーバースデー』の冠をかぶって帰ってきた。

「しまった!!!」

お祝いの差し入れをクラスに持っていくのを忘れたのだ。

アメリカの小学校や幼稚園では、
子どもの誕生日には親がカップケーキや文房具などの
ギフトの差し入れを持って行き、
ハッピーバースデーを歌ってお祝いしてもらった後に
それを配るのが当たり前になっているようで、
うちもこれまでの数年間、そうしてきた。

なのに、今年はすっかり忘れてしまっていた。

理由その1:
娘の誕生日は日曜日。
当日のお祝いのことばかり考えていて、
金曜日に学校でお祝いをしてもらうであろうことをすっかり忘れていた。

理由その2:
娘の学校では、その週末から2週間の秋休み。
(うちの学区で今年から導入された新カレンダー。
夏休みが2週間短くなり、その代わりに秋休みが新設された)
9日間の旅行の計画のしわ寄せもあり、
仕事やプライベートが大忙しだった。

娘には申し訳ない気持ちでいっぱいだったが
お祝いだけはしてもらったようなので
恐る恐る聞いてみた。

「今日、クラスでお祝いしてもらったの?」
「もらったよ。私だけじゃなかったけどね」
「他にもお誕生日の子がいたの?」
「3人いたよ。秋休みの間にお誕生日の子のお祝いも一緒にやったから」

ほっ。

うまく他の子のお祝いに便乗させてもらったようだ。

「他のママたちはカップケーキ持ってきてた?」
「xxちゃんのママだけね」

あ、そういうことだったのか!

xxちゃんのママとは仲良くしていることもあり、
その日の朝、携帯にメッセージが来ていたのだ。

「今日、学校行く?」

その意味がわからなかった私は
「私のボランティアの日は月曜日だから、今日は行かないよ」
と返信していた。

なんだ、誕生日が近いことを知っていて、
お祝いに行くかどうかを聞いてきたのだった。

「朝のメッセージ、そういう意味だったんだね。
私、すっかり忘れてたから言ってくれれば一緒に行ったのに。。。」
「そうだねー、はっきり言えばよかったね。ごめん!」

でも、そもそもなんで自分の子どもの誕生日に
学校に行ってお菓子や文房具を配るのか?

最初は、私もそれが疑問だった。

周りを見ていると、
大人になっても自分の誕生日は自分でアピールし、
自分でパーティを主催する人も珍しくない。

お菓子や文房具を学校で配るのは、
お祝いをしてもらうことを前提に
そのお礼や自己アピールの販促品(?)のような意味があるのではないかと
勝手に思っている。

誰かに気付いてもらって
誕生会を企画してもらうのを待っている(気付いてもらえなければお祝いもなし)
日本の感覚とは大違い。

みんなで楽しくパーティできるなら
理由は何でもあり、というアメリカらしい。

娘も、私が行かなかったことを気にしている様子もなく、
ハッピーな一日を過ごしたようだ。

とは言っても、
xxちゃんのママがカップケーキを持って行ってくれなければ
少し寂しいお祝いになったに違いない。

xxちゃんのママ、ありがとう!

乳歯と引き換えにお小遣いを持ってきてくれるTooth Fairy(歯の妖精)

標準

IMG_3833

子供の歯が抜けたら、家の窓から外へ放り投げて
健康な永久歯が生えてくるのを祈る、というのが
日本では一般的だと思うが、
アメリカにはまったく異なった風習がある。

抜けた歯を枕の下に敷いて寝ると
夜のうちにTooth Fairy(歯の妖精)がやってきて
歯の代わりにお小遣いを置いていってくれるというのだ。

もうすぐ7歳という娘にもやっとこの日がやってきた。

先日、初めて乳歯が抜けた!
一ヶ月ぐらい前からぐらぐらしていた下の前歯の一本だ。

夏休み前に歯医者に定期検診に行った際、
「同級生の子はもう何本も生え変わっているのに
うちの子はまだ一本も抜けてないんですが大丈夫でしょうか?」
と聞くと、
「お母さん、気付いてないようですが、上の奥歯がすでに2本生えてきていますよ」
と言う。

数えてみたら上の歯は合計12本になっていた。
乳歯は上下10本ずつのはずだから
右と左の一番奥は、いつの間にか永久歯になっていたのだ。

前歯から生え変わるのが普通だと思っていたら
そうでもないのだそうだ。

さらに、
「永久歯はほ全部、乳歯の下にきれいに出揃っているので
あとは抜け変わるのを待つだけですよ」
と、レントゲン写真も見せてくれた。

あらら、、、、、。
見事に一箇所に2本ずつの歯の影が並んで写っている。

それから3ヶ月、やっと一本目の乳歯が抜け落ちたのだ。

娘は、お友達にならって
自分もこの歯をかわいいケースに入れて取っておきたいと常々言っていて、
Tooth Fairyに事情を説明しなくては、と手紙(写真)を書くことにした。

『歯が抜けました。その歯は自分で取っておきたいのですが
それでもお金をもらえますか?
I lost my tooth but I want to keep it.
But could you still give a dollar to me?』

次の日、起きてみると
枕の下の手紙は消え、一ドル札が置かれていた。

「ママ、Tooth Fairy来たよ!一ドルもらったよ!」

娘は、物分かりの良いTooth Fairyに感謝している。

Tooth Fairyが置いていってくれるお小遣いの金額は
平均3.4 ドルらしいが、
これから乳歯がすべて生え変わるまで
Tooth Fairyはうちにひんぱんにやって来ることになるのだから
一回1ドルでも十分だろう。

もちろん、Tooth Fairyの正体は私。
娘の歯が抜けるたびに、1ドル札を用意しておくのを忘れないようにしなくちゃ。