月別アーカイブ: 2月 2014

大盛況のBook Fair 2 ~Latino Food Fiesta~

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水曜日の夜は、Book Fair を盛り上げる
もう一つのイベントとしてLatino Food Fiesta が行われました。

この学校に通うヒスパニック系の子どもたちの家庭が
郷土料理を持ち寄ってバザーをするというもの
(もちろん、収益はすべて学校への寄付)。

学区外からスクールバスで通学するのが通例の
ヒスパニックの子どもたちの家庭の父兄は、
普段、ボランティアでクラスに顔を出すことなども
あまりないのが実情。

その彼らが主役のイベントというからには
行ってみなくちゃ、
と月曜に続き、After School Program のあと
娘と一緒に学校に立ち寄りました。

車を下りるや否や、同じく車から下りてきた
ヒスパニック系のクラスメートDちゃんを見つけ、
娘は大興奮。
二人で校舎の中へ駆け出して行ってしまいました。

初めて会ったDちゃんの母親は
バザーに料理を出すらしく、
大きな荷物を車から下ろしています。

「初めまして。xxの母親です」
とお互いあいさつをして
会場の空き教室に向かうと、
雨模様にも関わらずかなりの盛況ぶり。

10枚綴り$10のチケットを買って中に入ると、
メキシコはもちろん、コロンビア、グアテマラなど
南アメリカ各国の手作り家庭料理がずらり。
どれも1ー2ドルで売られています。

赤ちゃんをおんぶしたままのお母さん、
親を手伝う大きな子どもたち、
大声で「xxはいかが!」と声をかけるおばあちゃんなど
家族の絆が強いと言われるヒスパニック系の
家庭の縮図のような光景。

アットホームだけど
何だか必要以上に人が多い気が。。。

エンパナダ、トルティーヤ、フラン、ライスプディングなど
おなじみの料理ばかりでしたが、
手作りはやっぱりおいしい!

両親が英語を話せない家庭も多く、
ボランティアやPTAなどに積極的に関わっている
ほかの家庭に比べると
存在感の薄い感のあるヒスパニック系家庭。

今日のイベントは、
資金調達だけでなく
彼らのコミュニティや子どもたちへの思いが
同じだということを示したという面での
意味も大きいような気がします。

校長先生もちゃんと参加、
みんなに混じってご飯を買っていたのにも
好感が持てる。

やっぱりこの学校に娘を残したいな、と
改めて思いました。

大盛況のBook Fair 1 ~そして学校にまた寄付が集まる~

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今週一週間は、Book Fair といって
推薦図書の販売イベントのようなものが
放課後に行われています。

Scholastic(http://www.scholastic.com/home/)という
幼稚園、小学生向けの本を専門に扱う出版社との
提携イベントで、売上に応じて
学校の図書館の蔵書が寄付される仕組み。

校内の講堂のようなところが会場ですが、
例に漏れず会場設営からレジ係まですべてが
全校生徒の父兄のボランティアでまかなわれています。

事前にクラスでこの会場を訪れ、
それぞれが気に入った本を見つけて
『Wish List(欲しいものリスト)』を作成したようで、
月曜の夕方に、娘から
「ママ、これ買って」とそのリストを渡されました。

大好きなTV番組「My Little Pony(http://www.hasbro.com/mylittlepony/en_us/)」の
マンガバージョンも含まれていましたが、
まあ、それで本を読む気になるなら
悪くないか。。。
(もちろん、娘は、まだアルファベットもあやしく、
本を読むにはほど遠いのですが。。。)

そういえば、去年、プリスクールでも
同様のイベントがありました。
(参照:Book Fair & Open House

今年は、少し大きくなった子どもたち自身の
Wish List もありましたが、
昨年同様、担任によるクラスのWish List も
しっかり用意されていました。

今年は、Wish List にある本が
すでにまとめてクラス別のかごに入れられ(写真)、
買われるのを待つだけとなっているという手際のよさ。

個人の買い物と同時に、
この中から本を選んでレジに持って行けば、
その本をクラスに寄付できるという仕組み。

相変わらずの悪びれない資金調達ぶり(?)は
脱帽ものです。

でも、イベントに来ているクラスメートを見つけて
一緒にお気に入りの本を探して買える
こんなイベントは、やっぱり楽しいよね。

この夏から通う学校がもうすぐ判明!

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1月から2月にかけて山場を迎えた
2014年度の入学(進学)申込も、
そろそろ結果が判明する頃になりました。

うちも、来週いっぱいには
転校願いの結果が分かるはず。
(参照:もう来年に向けて説明会!補習校とKindergarten

結局、うちは割り当てられた学区の学校ではなく
市内の別の公立小学校のKindergarten に
転校願いを出しましたが、
ほかのママたちの話を聞いていると
あらためてたくさんの選択肢があったのだなあ、と思います。

まずは公立か私立か。

カトリックやモンテッソーリの学校を
希望する場合に、私立を選ぶ家庭が多いようです
(お受験で入学してエスカレーター式に大学まで、、、
なんてパターンは聞いたことがありません)。

公立の場合、通学距離に応じて割り当てられる
小学校(Nighborhood school)にするというのが
一番シンプルなパターン。

でも、知り合いの中に
Nighborhood school に通わせているという家庭は
それほど多くなく、さまざまな理由で
別の学校に通わせているというのが現実。

公立の中にはNighborhood school 以外に
チャータースクール(Charter school)、
マグネットスクール(Magnet school)と呼ばれている
ものがあります。

チャーターは、公立でありながら
自治体から独立した運営母体が
主体となって運営しているため、
独自の教育方針やシステムを導入することが可能。
教師も必ずしも州の資格が必要ないなど
かなり自由度の高い運営ができるようです。

これと似て非なるものに
マグネットスクールがあります。
これは普通の公立学校と同じ扱いですが、
特色のあるカリキュラムを取り入れていて、
住所による割当でなく
希望者の抽選で入学の可否が決まります。

うちから歩いて5分の中国語イマージョン
(授業がほとんど中国語で行われる)スクールなどがその例。
このほかにもスペイン語イマージョンや
モンテッソーリ(公立では珍しいらしい)、
テクノロジーやアートに力を入れるなど
特徴のあるカリキュラムがずらり。

バリエーションとして並べられると
充実した選択肢につい魅かれてしまいそうになりますが、
(特に、徒歩圏内の中国語イマージョンには迷いました)
うちの娘には意外とどれも合いそうもなく、
Nighborhood school から別の普通学校への転校
という選択となりました。

このとき、見落としがちなのが
学校のスケジュール。

市内の学校にはTraditional とYear-round の
2つのスケジュールがあり、
せっかく選んだ学校が
希望に合わないスケジュールということも。

Traditional はいわゆる従来の学校スケジュールで、
長い夏休みと2週間ほどの冬休み、春休みがあるパターン。
Year-round は2ヶ月おきぐらいに
3週間の休みと1ヶ月の夏休みというパターン。

私などは、絶対にTraditional だと決めているので
Year-round の学校は
最初から選択肢からはずしていましたが。。。

どこの家庭もこうやって悩んだ末に
やっと申込をすませたのでしょうから
よいお知らせが来るといいですね。

古きよき(?)アジア式家族文化がまだあった!

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月曜日はプレジデントデー(祝日)、
火曜日は職員研修とかで
市内の学校に通う子どもたちは4連休。

同じマンションに住んでいる
両親とも香港出身のお友達姉妹と
久しぶりに一緒に遊ぶことになりました。

同じマンションなのに
別の学校(幼稚園)に通っているため
スケジュールが合わず、
顔を合わすのも数ヶ月ぶり。

そのお友達(Mちゃん)には
4つ年上のお姉ちゃんがいるのですが、
「うちに遊びにおいで」と迎えに行くと
「んー、私たちは行きたいけど、どうかなあ。。。」
と言います。

ご両親が仕事で留守の間、
おばあちゃんに世話をしてもらっているようなので
「おばあちゃんがダメだって?」
と聞くと、
「頼んでみてくれる?」

おばあちゃんは英語ができないため、
お姉ちゃんが間に入って通訳。

どうやら、お友達の家に行ったり
お友達を呼んだりして遊んだことがあまりないようで、
それ自体がけっこうなイベントらしい。

「やったー!行ってもいいって!」

二人は、おばあちゃんの了解を取り付けるやいなや
さっさと自分たちのRainbow Loom
(参照:大流行りのRainbow Loomのプレゼントが届いた!
をかかえて、靴をはき始めました。

うちに着くと、さっそく
お姉ちゃんの指導をもとにブレスレット作り。
数ヶ月のブランクを感じさせない意気投合ぶりです。

彼女たちを見ていて思ったこと。

『私もこうやって育ってきた気がする。。。』

お姉ちゃん、Mちゃん:うわー、こんなにおもちゃがある!
 すごいねー。

(私の心の声:確かに私もこんなにおもちゃは持ってなかった。。。
 でも、ほかの家に比べたらこんなの序の口。
 買ってないのになぜか増えてくのよねえ。。。)

お姉ちゃん:M、自分の色ゴムがあるでしょ?
 他の人のをもらおうとするなんて欲張りだよ。
Mちゃん:だって、この色、持ってないから欲しいんだもの。
お姉ちゃん:自分が持っているものを使いなさい。

(私の心の声:人のものをもらっちゃいけませんって
 しつけられてるんだろうなあ。。。)

私:お腹、空いた?みんなでおやつ食べよう。
お姉ちゃん、Mちゃん:うわー、本当?ありがとう!
 人のうちで遊ぶって楽しい!

(私の心の声:おやつなんて、いつでもどこでも
 誰とでも分け合うのに慣れちゃってるから
 こんなに喜んでもらえるなんて逆に新鮮!)

お姉ちゃん:M、食べ終わったら、きちんと
 お皿とコップを片付けないといけないんだよ。

(私の心の声:まあ、なんてよくできた子どもたち!
 うらやましい。。。)

うちの娘:このまま、ディナーも一緒に食べて行きなよ!
お姉ちゃん:ダメ。だって、おばあちゃんが
 もうご飯作ってるし、そんなに人のお家にお世話になっちゃ
 いけないんだよ。

(私の心の声:そうだよね、お昼ご飯も
 お互いの家で食べてからまた集合だったもんね)

うちの娘:これ、前の旅行で買ってきたおみやげだよ。
Mちゃん:ありがとう!
お姉ちゃん:Mはもらってばかりだね。
 あなたも何かお返ししないとね。

(私の心の声:それ、100円ショップで買った
 ペンケースなんだけど。。。)

モノをあげたりもらったり
自宅に人を招いたり食事を一緒にすることについて
とてもカジュアルなアメリカ。

「景品にもらったんだけど、あげるわ」
と、近所の人が文房具やおもちゃを持ってきてくれたり
「今日は昨日の残り物のご飯だけど、一緒に食べてく?」
と、食事の招待を受けることもしょっちゅう。

『やっぱりアジア系の家族って
ウチとソトを意識する文化なんだ』
と再認識するとともに、
『私もだいぶアメリカ式に慣れてきたんだなあ』
と、感慨深く思ったのでした。

過熱気味のバレンタイン

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アメリカのバレンタインデーが
大人社会だけでなく学校や幼稚園でも
一大事であることは、
去年、プリスクールで学びました。
(参照:Valentine’s Day Celebration

今年もやっぱり、担任からの2月のレターには
『2月14日にはバレンタインのお祝いをします。
お祝いのカードやプレゼントは大歓迎。
カードには差出人と宛先の名前を書いて、
プレゼントを付ける場合はお菓子以外の文具などを
クラス全員分、持たせてください』とあります。

ていねいに、クラスメート全員の
名前のリスト付き。
これじゃあ、きっと全員プレゼントを持ってくるよね。

ちなみに、TKのクラスだけでなく
After school program でも
『宛先は特定せずに(配るのに時間がかかるので)、
差出人の名前だけ書いたバレンタインを
持ってきてください』
との連絡が。

『バレンタインを持ってくるってどういうこと?』
と思いましたが、どうも
“バレンタインを祝うもの(何でも)” を略して
“バレンタイン” とだけ呼ぶのがイマ風らしい。

というわけで、今年はカードだけでなく
全員に鉛筆のギフトもつけることに。

合計34人分のカードに名前を書くだけで二晩、
それに鉛筆をシールでくっつけるのに一晩かかって
ようやく準備が整いました。

「このカードはxxちゃんに」
「この模様の鉛筆はxx君に」
と、こだわりがあるのは相変わらず。

クラスの半分以上がベストフレンドらしい。
(いいことだけど)

一方、親の私(たち)は、当日の朝も
バレンタインブランチの果物をタッパーに詰めたり
カード作成や赤やピンクのビーズでの工作など、
クラスでのアクティビティのお手伝いで大忙し。

この日は、クラスの半分ぐらいの母親たちが
アクティビティのサポートやブランチの準備に
入れ替わり立ち替わりボランティア参加。

クリスマスやサンクスギビングのときと
同じぐらいのビッグイベントの様相を呈していました。

工作で作った手提げ袋いっぱいの
プレゼントやカードを持って帰ってきた娘は、
興奮さめやらぬ様子で
袋の中身を全部広げて品定め。

カードだけと言われていた去年と比べると、
鉛筆やおもちゃなどの小物のプレゼントがいっぱいで、
子どもでなくてもちょっとワクワクしてしまう。

冷静に考えれば
ちょっと大げさすぎる気がしないでもないけど、
これが学校でも職場でも楽しむことを忘れない
アメリカらしいのかも。