カテゴリー別アーカイブ: プリスクール(Preschool)

Show and Tell の実態を見た!

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いつもは休み時間のあとにやっている
Show & Tellですが、今日は都合により
早い時間にやるらしい!

コレはいい機会、と
クラスボランティアのあと
少し残って見学していくことに。

去年、プリスクールでも
Show and Tell の練習が定期的に行われていることを
書きましたが、
(参照:Show and Tell – プレゼンの練習は幼稚園から始まる
実際、どんなレベルのものかって
見たことはなかったのです。

朝、登園すると、教室の入口に
Show and Tell バスケットというものが置かれていて
そこに、各自、持ってきた題材(ほとんどがおもちゃ)
を入れておきます。

Show and Tell の時間になると
担任がその中からひとつひとつ取り出し
「コレは誰の?」と聞きます。

すると、その題材(おもちゃ)の所有者が
前に出てきて、それにまつわるストーリーを
クラスのみんなに語るのです。

といえばそれなりに聞こえますが、
現実はやっぱり5歳児なりのプレゼン。

度胸のある子は
「このお人形の名前はxxといって、
ここを押すとおしゃべりができます」
などと言えたりしますが、
ほとんどの子は、先生が質問しないと
黙ったまま立っていたり
そのおもちゃでみんなで遊び始めたり、とさまざま。

結局は、先生が
– What is it?
(それはなあに?)

– Why is it special?
(何がどう特別なの?)

– Where did it come from?
(どうやってそれを手に入れたの?)

と聞いてあげないと
肝心な情報が聞けなかいことがほとんど。

うちの娘も、いつもはあんなに元気いっぱいなのに
前に出るともじもじして蚊の鳴くような声で話してる。

「まったく内弁慶とはこのことだよな」。

プリスクールのときから
1年以上もやってるんだから
もう少しましだと思ってたんだけど。

まあ、早くからやっておくことで
大きくなってからの底力になるのかも知れませんが、
現在のところ、プレゼン上手なアメリカ人と
幼稚園からのShow and Tell の訓練の相関性は、
残念ながらまだ感じられないとご報告するしかありません。

年少さん最後の日

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先日で娘の幼稚園1年目が終了しました。

その日の朝の風景はいつもと変わらず。
少し、遅れてくる子供の数が多かったような
気もしますが(何を隠そううちもその一人)
それ意外はなんら変わりありません。

先生にあいさつをして駐車場に向かうと
妖精のコスチュームを着た若い女性が車から降りてきます。

これが、さっきサークルタイム(朝の会のようなもの)で
先生が言っていた”Surprise” なのだな、と
ピンと来ました。

あとから娘に「Surprise って何だった?」と
とぼけて聞いてみると
「Surprise なんてなかった」と言い張ります。

そのあとしばらくして
「Fairy (妖精)が幼稚園に来たんだよ」。

Surprise と妖精が結びついてなかったのね。

~~~

お迎え行くと、ロッカーの上に
「予備の着替えやネームタグなど忘れずにお持ち帰りください」
とあります。

教室に展示してあった園児各自の顔写真や
入園してすぐに宿題として作った自己紹介の
アートなどもまとめて置かれています。

もうこの教室に入ることもないんだな、と思うと
ふと寂しくなります。

帰りの時間には担任の先生はもういませんが
延長保育の担当の先生にもあいさつをしました。
娘の大好きな男の先生です。

「彼女はいつも三枚目でエネルギーいっぱいだから
1年間、とても楽しかったですよ」と言ってもらって
娘もうれしそう。

帰りの車の中で「I love him!」と繰り返していました。

~~~

1年間(正確には10ヶ月弱ですが)に
娘が持ち帰った制作物をためてきましたが
その中からめぼしいものを選んで
アートブックを作りました。

年少さん終了の記念です。

入園したころに比べると、使う色のバラエティも増え、
描かれているものもより詳細になっています。
ここ数ヶ月は、作品にきちんと名前のサインも入っています。

ひととおり眺め終わった娘は
「これ全部とっておいてくれたんだね」と
ひとこと言っただけでしたが、
きっともっと大きくなったら感慨深く見てくれるのでしょう。

「朝の8:30から夕方6時まで、毎日よくがんばったね」
「絵も上手になったね」
「お友達もいっぱいできたね」

ひとまわり大きくなった(生意気にもなりましたが)
娘をダンナと一緒にほめてあげましたが
しんみりした雰囲気を感じたのか
「そんなことない!」と娘。

気は強いけど感情豊かに育ってくれているようです。

幼稚園の通信簿?

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5月末に行われたアセスメント。
子供たちのスキルや能力を、担任が一人ひとり
面談しながらはかるもので、結果のプリントが
最終日前日に配られました。

12月の面談のときに配られたものと
比較してみると、

-自己認識
-運動能力
-言語能力

の項目は、以前にくらべて評価に変化なし。
(12月の時点で、年相応のレベルに達していたということでしょう)

今回、圧倒的にアセスメント項目が増えていたのが
『読解と算数』のエリア。
前回は6項目しかなかったのに、今回は18項目から成り
こんな項目が新しく追加されていました。

-右と左が分かる
-自分の苗字が読める(前回は名前のみ)
-アルファベットの小文字が読める(前回は大文字のみ)
-1-10の数字が読める(前回は、言えるかどうかのみ)
-マルや三角などの形を自分で描ける
-位置関係を認識できる(上、下、横、など)
-時空間を認識できる(先、後、など)
-Rhyming wordsを認識できる(同じ音で終わる単語を認識できる)
-簡単な問題解決ができる
-15-20分間、作業に集中できる

などなどです。

私は、そもそも4歳でアルファベットを完璧に覚えるなどの
アカデミックな能力を詰め込むことには
どちらかというと反対。
特にうちの娘は1年生になるまであと2年もあるので
アルファベットの小文字が少し混乱していてもまったく気にしない!

それよりも『社会性』のほうが気になります。
こちらのアセスメント項目は前回と変わらず。
評価のほうは

-協調性がある
-片づけができる

が、今回は『満足』にアップ!

一人っ子でグループでの人間関係に
慣れていなかった娘も、何か学んだようです。
そもそも幼稚園などに通わせる理由って
そこが一番大きいと思っているぐらいですから
これだけでも成果があったというもの。

相変わらず、
-大人の注意を必要とする(注意を引きたがる)
については『がんばりましょう』。

とにかく、いつも自分に注意が払われていないと
満足できない娘ですが、これから公立の
TK(Transitional Kindergarten)に通うようになれば
生徒の人数対先生の人数の比率も倍になります。
いつも自分に注意をしてくれる人はいなくなり
自然と自立していくでしょう。

それはそれで、いつも『パパ、ママ、見て、聞いて』、
『先生、これ見て』とまとわりついてきていた頃が
懐かしくなるのでしょうね。

本当は、Kindergarten など
新しい環境に巣立って行く子供たちが大半でもあり
面談があってしかるべきでは?
という気持ちもありますが、
プリント3ページにも及ぶ詳細な評価とていねいなコメントも
もらえたので、よしとしましょう。

年少クラスから年中に上がるだけなのですが
幼稚園が変わることもあり、
何だか大きなステップを上がったような気がしています。。。

Step Up Ceremony

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先週の金曜日は、Step Up Ceremony
(いわゆる修了式)が行われました。

なぜ、もう一週間登園日が残っているのに
先に修了式をやるんだろう、と少し不思議でしたが
ほかの幼稚園や学校などでも
早いところは今週から夏休みのところもあるようで
それに合わせて式だけでも先に、ということなのでしょう。

Step Up といえばその名のとおり
次のステップへ進むということですが、
大半の子は来年からKindergarten に進級するものの、
うちの娘のようにTK(Transitional Kindergarten)に
進む子もいたりするので
あえて『Graduation (卒園)』という言葉を使わないのかも知れません。

式は、クラスごとにチャペルで行われます。
園長と神父のあいさつのあと
子供たちが練習を重ねてきた歌や踊りを披露、
そのあと全員に修了証書が配られました。

クリスマスのときに比べると
あちこち気が散ったり恥ずかしがっている子供も
ほとんどいなくなり、みんな自信たっぷりに見えます。

修了証書は、ひとりずつ名前を呼び上げ
手渡されました。
24人のクラスメート全員が受け取るまで
きちんと舞台の上で待っていることもできます。

だいぶ成長したなあ。。。

式のあとは、いつものように
クラスに戻って保護者も一緒にスナックパーティ。

これが最後かと思いながら、
私も持ち込まれたスナックやフルーツを
子供の人数分のお皿に盛り付けたり
パーティテーブルを用意するお手伝いをしました。

よくよく聞いてみると、クラスの多数の子供は
道路を隔てて隣に建っている小学校付設のKindergarten に進級するようで
それほど緊張感もなくリラックスしている様子。

うちは、まったく逆方向にある小学校付設のTKで
同じところに行く子もクラスにはいないようなので
一から出直しの気分です。

クラスのみんなと一緒に遊べるのもあと一週間。
それをだんだん理解してきたのか、娘もときどき
「xxちゃんと同じTKに行きたい」と寂しそうです。

せっかく仲良くなったお友達やそのお母さんたちと離れるのは
残念ですが、別れは出会いの始まりとも言いますよね。

「夏休み、日本から帰ってきたら
xxちゃんとxx君とプレイデートしようね」
と言いながら、本当にそうやって友情が続いて行けばいいな、
と私も少しセンチメンタルな気分になっています。

年度末の足音。。。

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今年度もあと1ヶ月を残すのみとなり、
年度末らしいイベントが急に続くようになりました。

先週の水曜日、木曜日はアセスメントの日。
先生が園児ひとりひとりを面談して
アカデミックと精神面での成長度合いについて
レポートを作ってくれるのだそうです。

12月の個人面談のときにも
そのようなレポートをもらいましたが
それからどんな成長があったか楽しみです。

土曜日の今日は、Parent Work Day。
何か親がやらなくてはいけない宿題でも出るのかと思いきや、
幼稚園の掃除のお手伝い。
いつものようにボランティアを募って砂場の砂の入れ替えや
中庭の掃除をやろうというのです。

サインアップシートを見ると
前日の時点でもクラスからは一人しか参加がありません。

なんと非協力的な、、、と思ってしまいそうですが、
時間帯の設定にも大きな問題がありそうです。

土曜日の午前中は、水泳やバレーなどのおけいこごとを
入れている家庭が多く、うちも日本語クラスに通わせています。

それでも、送迎に借り出されない方の親だけ参加するなど
やりくりの方法はあるでしょうが
やっぱりそこまでするモチベーションが上がるような
イベントでもない、というのが本音というところでしょう。

不参加ながら、後ろめたい気持ちで午前中を過ごしました。。。

来週は、一週間かけてクラス全体のアセスメント。
何をどう計るのかは分かりませんが、
この一年間(9ヶ月)で、子供たちがどんなスキルを
身につけたかを評価するのでしょう。

幼稚園にとっては、セルフアセスメントのような
役割も果たすのかもしれません。

来月には学年末の修了式
(Kindergarten に進級する子供たちにとっては卒園式)
も予定されていて、その出し物の準備も進められているようです。

修了式のことをStep Up Ceremony と呼ぶらしいのですが
残り一ヶ月、まさに子供たちのステップアップを実感する
日々となりそうです。