月別アーカイブ: 9月 2015

ムービーはアメリカンキッズにとってもっとも身近なエンターテイメント

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今年のハロウィーン、
娘はHotel Transylvania(モンスターホテル)のMavis(メイヴィス)になりたいのだと言う。

Hotel Transylvania のムービーは家族では見たことがないのに
娘はなぜかそのキャラクターはもちろん、
ストーリーもよく知っているようだ。

「そのムービー、どこで見たの?」と聞くと、
「アフタースクールだよ。いつも金曜日はムービーデーでしょ!」
と返ってきた。

そうなのだ。
学童で映画を見せるって私にはあまりイメージできないのだが、
娘のアフタースクールでは
毎週、子ども向けのムービーを見せてくれるのだ。

アフタースクールが『映画でも見せとけ』と手抜きをしているというわけではない。
アメリカではキッズのエンターテイメントにムービーは欠かせないのだ。

家族で映画を観に出かけるというのはポピュラーな週末の過ごし方だし、
映画館に行かなくても、Netflix(このほど日本にも上陸したオンデマンドメディアサービス)などがあれば
家でもムービーナイトがいつでもできる。

お友達の家に行っても、
「xxのムービー見ようよ」と、
テレビの前に座り込んでいることもしょっちゅうだ。

コミュニティセンターや娘のアフタースクールが時々開催する
Kids Night Out(週末の夜、子どもを3〜4時間預かってくれるサービス)でも
親がキッズフリーの時間を楽しんでいる間、
子どもたちはピザディナーとムービーを満喫する、というパターンがほとんどだ。

そんなに子ども向けのムービーってあるの?
と思う方もいるだろうが、
そのセレクションに困ることはまずない。

『Frozen(=アナと雪の女王)』や『Inside out(=インサイド・ヘッド)』などのように
日本でも上映されているムービー以外にも
アメリカだけで上映されている映画はごまんとある。
キッズ向けのものも毎シーズンのように数本はリリースされる。

それに加えて、『スターウォーズ』や『オズの魔法使い』などの
昔からの名作は何世代にも渡って繰り返し見られている。

ハロウィーンやクリスマス、イースターなどのホリデーには
それにまつわるMust see movies(見ておきたい伝統的な映画)も何作かずつあって、
毎年、繰り返し見ることになる。

もう少し大きくなると、子どものお誕生会に
みんなで映画館に行く、というのもポピュラーなプランのようだ。

そんなわけで、ムービーはアメリカンキッズの生活の一部となっているのだ。

きっとうちの娘は、私がこれまでに見た映画の本数より
ずっと大量のムービーを見てしまっているに違いない。
なんといっても、テレビ番組よりもムービーを見ていることの方が圧倒的に多いのだ。

一方、映画にはあまり縁のなかった私などは
「え、この映画、知らないの?」
とダンナや娘に驚かれることもしょっちゅう。

映画の有名なシーンやセリフなどが
日常会話にもよく登場するのだが、
これもいちいち説明してもらうことが多い。

最近は、娘と一緒にキッズムービーを観ることで
アメリカンカルチャーの勉強にもなる、と観念している。
実際、子育てやアメリカの習慣などについて
映画から学ぶことも多い。

さて、今日は土曜日。
どのムービーを見たいと言い出すのかな。。。

日本語クラス初日から漢字の学習がはじまった!

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9月に入って、娘が土曜日に通っている日本語クラスでも
新学期の授業が始まった。

この学校は、初年度(5歳児)以外は
年齢ではなく日本語の能力別にクラス分けをすることになっていて、
娘も夏休み前の最後のクラスでテストを受けていた。

どんなテスト結果だったのか、と思いきや、
娘は今年からレベル3のクラスになったと連絡が来た。

初年度の去年がレベル1だから、
ひとつ飛び級(というほどのことではないが)だ。

去年、同じクラスだった子たちのほとんどが
レベル2のクラスなのを見て、少し不安になり問い合わせてみた。

「うちの子は本当にレベル3でいいのでしょうか?」

すると、こんな答えが。

「お宅のお子さんのテスト結果はレベル2と3の中間でしたが、
xxちゃんと同じクラスなるよう、お母様がリクエストされてましたので
一緒にレベル3にしました」。

「え?クラス分けについてそんなリクエストはしてませんけど?」

「あ、そうですか。では、それについてはこちらの記憶違いかもしれません。
が、クラスのレベルはそのままでもよいと思いますよ。
もちろん、お母様がサポートしていただけるという前提での話ですが」。

なんだ、うちの子の成績が特段良かったというわけではなく
xxちゃんに引きずられたというわけか。。。

でも、プッシュが必要なうちの子には
少し難しいぐらいのクラスがちょうどいいはず。
簡単すぎると手を抜くことは目に見えているし。。。

「もちろんです。私も精一杯サポートしますので
レベル3でお願いします」。

そうやって始まった新学期。

担任の先生に聞くと、同じクラスには
1年生から3年生までの子どもたちがいるという
(その先生が持っている別の時間帯のクラスには
同じレベル3でも、中高生もいるらしい)。

初日のクラスを見学していると、
ひらがなとカタカナをひととおり紙に書いたあと、
いきなり漢字の練習が始まった。

一、二、三、、、、十、百、千。

まだカタカナも半分ぐらいしか覚えてないのに!
まだ千まで数えられもしないのに!

これは大変。
家に帰ったらさっそくカタカナと今日習った漢字の練習をしなくちゃ
(でも、日本の一年生も今頃、同じくカタカナと
漢字を習いはじめた頃だよね)。

一方の娘は、
「漢字っておもしろい!」
と、目を輝かせている。

さらに、
「テストで頑張ったから、少し上のクラスに入れたんだよ」
と持ち上げたら、まんざらでもなさそうだった。

外国語として日本語を学ぶ子どもたちの中には
漢字が始まったとたんに脱落する子も多いと聞く。

この調子で、第一関門の今年を乗り切ってくれますように!

夏休みの宿題提出のごほうびにスムージーをゲット!

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9月に入り、恒例のFundraising(資金調達)のイベントも
活動が始まった。

そのひとつに、水曜日のランチタイムの
Jamba Juice 販売がある。

子どもたちは、通常より安い$2(今年から$3に値上げしたもよう)で
フルーツスムージーが買え、
売上の20%は学校に寄付されるというのである。

うちの娘も、水曜日になると
「Jamba Juice ほしいから$2ちょうだい」
と言ってくるので、ときどきお金を渡していた。

それが今年初回の今週、タダでゲットできることになった。

夏休みの宿題を提出したごほうびだ。

学年の変わり目の夏休みは
宿題がないのが普通だが、
この夏休みは、オプションで宿題のプリントが渡された。

30枚のプリントが綴じられたホームワークブックには、毎ページに
the, see, run などの基礎中の基礎の単語の練習、
一桁の足し算、日記用のラインが一行だけ印刷されていて、
娘は日本にもこれを持って帰り、少しずつやっていた。

オプションなのでやらなくてもいいのだが、
全部やって新学期に提出すると
担任からJamba Juice のごほうびがもらえるというので
娘は絶対に終わらせる、と
夏休みの最初から言っていた。

新学期の初日に早速宿題を提出、
Jamba Juice 販売の日の今日まで約一ヶ月、
首を長くして待っていたというわけだ。

前日の火曜日に、前の学年の担任からメールがあった。

「明日は、ごほうびのJamba Juice を渡しますので、
ランチの時間になったら販売場所まで来てください。
これは私のおごりです!」

この費用がどこから出るのかと思っていたが
担任のポケットマネーだったとは。

宛先から見るに、宿題をやったのは24名中6名だけ。
オプショナルとはいえ、意外と少ない
(日本だったらほぼ全員やってくるだろう)。

さぞ喜んでいるかと思いきや、娘は
「ずーっとただでもらえる券をもらえると思っていたのに、
今日の一回だけだって」
と、帰りの車の中で少し不満そう。

宿題をやったぐらいで
そんなただ券がもらえるわけないのに、
そんな過大な期待をしていたとは!

何でもごほうびでつるのはいかがなものか、とは思うが、
たまにはこんなのも楽しくていい。

1st Grade の宿題 – キーは親のタイムマネジメント

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新学期がスタートした翌々週から宿題がスタート。

月曜日に宿題が出て金曜日までに提出すればよかった
Kindergarten の宿題に比べると
量も増えたし、提出も毎日となった分、大変だ。

毎日、ホームワークフォルダー(写真左)の中に
プリントが1〜2枚入っているが
こちらは去年に引き続き
フォニックス(英語の音を文字に落とし込むルール)と
一桁の足し算、引き算が中心。

まあ、これは比較的簡単だし、
アフタースクールのホームワークタイムの中で
終わらせてこれるのでよしとしよう。

やっかいなのは算数の問題集(写真右)と
Reading だ。

問題集といっても、ドリルのように
計算をひたすら解くだけのタイプではなく、
数字が実生活でどのように使われ、役に立っているかを
理解させるための問題ばかりで
その名もHOME LINKS(ホームリンクス)となっている。

たとえば、初回はこんな問題だった。

『家の中から数字の書かれている印刷物やパッケージを探して、
切り取って貼り付けましょう』。

郵便物やチラシ、カタログなどの中から
日付、住所、電話番号、価格、割引など
異なった役割を果たす数字を探し出すには
親のヘルプが絶対に必要。

Reading も、毎日なんらかの本を読んで
その記録を付けていくことになっているので、
必然的に親が適当なレベルの本を選び、音読させざるを得ない。

この2つだけでも最低30分はかかるが
この上にもうひとつやらなくてはならないことがある。

計算フラッシュカードだ。

日本の小学校に通ったときに使った計算カードと同じコンセプトで、
足し算、引き算の式が書かれている。

少し違うのは、こちらではいっきに20までの計算を行うことと、
難易度によってレベル分けがされていること。

あらかじめ、担任が個人のレベルをテストしてくれたようで、
生徒はそれぞれ自分のレベルにあったカードを何枚か持って帰ってくる。

それを自宅で練習し、暗記できたら
担任に再度テストしてもらい、
合格したら次のレベルのカードをもらってくる、という具合だ。

時間がないと練習を怠っていたら
いつまでたっても我が子のレベルが上がらないというわけ。

日本の小学校のおかげで
一桁の計算はだいぶ暗記できているが
20までとなるともっと特訓が必要だ。

だけど、宿題をこなし、お風呂に入るともう寝る時間。

レベル分けに意味はあるのか、と
勝手に(私が)疑っていることもあって
つい計算フラッシュカードは「明日にしようか」となってしまう。

今年こそピアノも教えよう、と思っていたが
このワークロードではかなり難易度高そう。。。

帰宅後6時からベッドタイム9時までの
タイムマネジメントが課題になりそうだ。