月別アーカイブ: 5月 2013

公立TK オリエンテーション

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いよいよ、公立TK (Transitional Kindergarten )の
オリエンテーションの日です。

ダンナも参加すると言うので、ランチタイムのあと
一緒に娘をピックアップして3人ででかけました。

娘は「大きな子の行く幼稚園なんて行きたくない!
今の幼稚園がいい」と言い張っています。

「どっちがいいか、一緒に見てみようね。
新しい先生にもお友達にも会えるんだよ」
となだめながら現地へ。

通っている幼稚園とは逆の、山あいの方向へ高速で20分ほど。
時間的には今の1.5倍ぐらいかかりそうです。

公立の小学校はどこもそうですが、
クリーム色に濃い緑の屋根の平屋の建物がいくつも立ち並ぶ
レトロ感だだよう校舎。
お世辞にもきれいな建物とはいえません。

ただ、アートに力を入れている小学校だけあって、
廊下や建物の内外のあらゆるところに作品が飾ってあります。

「校長のxxです」と参加者の前に出てきたのは
30代後半と思われるショートカット、ビジネススーツのさっそうとした女性。
時代遅れのワンピースを着た、50-60代ぐらいの
小太りおばさんを想定していた私は少しびっくり。

ビジネスミーティングのようにてきぱきと仕切る
校長にはとても好感が持てました。

「子供たちは、担任がクラスルームへ連れて行きますので
保護者だけ残ってください」。

担任らしき人が迎えに来ると、娘はスキップして
新しいお友達と一緒に行ってしまいました。

そのあと、校長がルールや持ち物の話をしたあと質疑応答。
かなり幼稚園との差が明らかになってきました。

– 授業は8時から。8時までに校舎に入っていないと遅刻扱い

– 送り迎えの際、保護者は門の中に入らないこと
(お別れのハグやキスは門外で手短に)

– プリントをはさむフォルダーが入る大きなサイズのバックパックを用意すること

– 午前10時から20分の休憩時間。その間に食べるおやつは各自持参
(幼稚園では出してくれます)

– 授業は12時で終わるが、12時から英語の特別クラス
(ネイティブでない子供のため)があるので、お迎えのときに
担任との会話はできない。
相談や連絡はメールか電話、事前のアポイントメントを取ること

校長をはじめ、担任の先生もとてもプロフェッショナルで
子供を安心して預けられることに疑問はありませんが、
一言で言えば、ここは幼稚園の延長ではなく
小学校の始まり、というのを強く感じました。

今のように、送迎の際に先生と保護者が会話したり、
違うクラスの子供も先生も皆顔見知りになって
”ファミリー” という言葉がぴったりの
アットホームな雰囲気はあまり感じられません。

運動場も、Blacktop と呼ばれるアスファルトと似た
材質のものでできていて、
白線で区切られたTK とKindergarten 用のエリアにも
砂場などはなく、すべり台がひとつあるだけ。

生活の環境が毎年のように変わることが
娘にとってどう影響するかも大事なポイントですが、
”もう小学校に上がらせたい” か
”まだ幼稚園生でいさせたい” かという
親の感情的な要素も決断を大きく左右しそうです。

「大きい子の行く幼稚園も楽しかった。
どっちにも行きたい」と、親の悩みをよそに本人はとても前向き。

ついこの間まで赤ちゃんだった娘。
何も急いで成長させなくても、
もう少し今のままの時間を共有したいという気持ちが
急に沸いてきました。

どちらかというと公立進級派だった私ですが
少し待ったがかかったかも。。。

親同士の友情も深まる(?)プレイデート

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日曜日は、娘のクラスのお友達とプレイデート。

このお友達は、娘といつもちょっかいを出し合って
遊んだりけんかしたりしている男の子(C君)です。

当日の朝も「あの子となんて一緒に遊びたくない!」と
言い張っていた娘ですが、
待ち合わせ場所の公園にその姿を認めるや否や、
駐車場からその子の名前を大声で叫びながら疾走。
あっという間に二人だけの世界に浸ってしまいました。

その子のママとはいつも送り迎えの時間帯がほぼ同じ。
少しずつ会話をするようになり、プレイデートに至ったのです。

彼女との最近の話題の中心はやっぱり進級のこと。

彼女の場合は、C君の進級について幼稚園側から
”再考” を勧められたこともあり、うちより悩みは深そうです。

C君は、誕生日に基づけば
今年はKindergarten に進級するグループに入るのですが、
以前から ”精神的な成長が遅い” “クラスでの集団生活に馴染めない” などの
指摘を受けていて、Kindergarten への進級も
Transitional Kindergarten (TK)でもう一年過ごしてからのほうが
よいのではないかと言われたのだそうです。

”今日はこんな問題行動(発言)がありました” などの
レポートも何度かもらっているようで、
彼女は幼稚園に対してあまりよい感情を持っていない様子。

「はっきりとは言わないけど、
要はアスペルガー障害とかADHD(注意欠陥・多動性障害)
の可能性をほのめかしてるのよね。
あんまり言われるから精神科の先生に診てもらったけど
そういう子供はこの年齢では珍しくないし、そもそもそういう判断には
時期尚早、と言われたの」。

「で、幼稚園側の言いなりになることもないから
公立のKindergarten に進級させようにも
うちの学区の小学校は評判が悪くて。。。
転校願いを出したけど補欠の3番目。
そこの繰り上がりを待つか、今のところでTKに
進級するか、なのよね」。

男の子は女の子に比べて
成長が遅い面があるというのはよく聞く話。
そう簡単に片付けられればいいのだけど
アスペルガー障害とかADHDという言葉が出てきたら
親としては穏やかでいられないでしょう。

アメリカではそれらの言葉の認知度はかなり高く、
それに対するケアも充実、社会でも広く受け入れられている反面、
最近は、安易にそういうレッテルを貼り過ぎる傾向もあるようです。

娘と仲良く遊ぶC君を見ていると
問題児の影はなく、とても元気いっぱいでかわいらしい。
「あんな心配もしたわよね」と、ずっと後になって
笑って思い出せるような気がします。

プレイデートって、親同士のつながりも
こうやって深めてくれるのですね。
娘だけでなく私にとっても
有意義なプレイデートとなりました。

Hello Kitty はおチビの大人気キャラクター

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週末に予定されているお友達の誕生日パーティ。
ママ友達の一人の娘さんが2歳になったお祝いです。

娘の2歳の誕生日を思い出し、彼女が当時、欲しがっていた
(かつ、お祝いにいただいた)バックパックをプレゼントにしようと
ショッピングに出かけました。

2歳ぐらいになると、自分のおもちゃなどをバッグに入れて
所有権を主張するようになるんですよね。

さて、いくつかのお店を見た後、結局、
ショッピングセンターの中にあるサンリオのお店で
”Hello Kitty” のピンク色のバックパックを選びました。

え、サンリオ?Hello Kitty ?アメリカで?

そうなのです。
アメリカでもHello Kitty は大人気!
特に、娘ぐらいの小さな女の子の間では
人気キャラクターナンバーワンといっていいぐらいかもしれません。

アパレルやおもちゃ、文房具ヤアクセサリーなど
ありとあらゆるキッズ商品にライセンスされたHello Kitty。
幼稚園でも近所でも、
小学生以下ぐらいの女の子なら
Hello Kitty の洋服やグッズを持っていない子はいない、
といっても大げさではないかもしれません。

何を隠そう、うちの娘も、大の仲良しのお隣の女の子も
二人してHello Kitty の大ファン。
Hello Kitty グッズや洋服を見せ合っているかと思えば
「これは私のだからあなたには貸してあげない!」と
ケンカの原因にもなったりしています。

ディズニーのプリンセスキャラクターもそうですが
これだけ蔓延していれば、いくら親が避けようとしても
その影響を受けるのは時間の問題。

うちも娘が幼稚園に入るまでは
キャラクター商品などは避けてきましたが、
その後は、プレゼントにもらったり友達が持っているのを
見たりして、一気に感化されてしまいました。

こうなったら、無理にそれを避けようとしても無駄。
適度に波に乗るということもたまには必要。

というわけで、このお友達のプレゼントも
Hello Kitty のバックパックに落ち着きました。

なんといってもサンリオ純正のものは
デザインセンスや作りが日本人の私たちにはしっくり来るような気がします。

ディズニープリンセスやキャラクターものでないものも見ましたが、
大雑把なデザインで色使いも派手すぎたり、など
どうも満足がいきません。

ディズニーかサンリオか、となったら
やっぱりサンリオ、という変な愛国精神もあったかもしれません。

娘が「私も欲しい」と言って駄々をこねなければいいのですが。。。

最後まで悩ましい公立か私立か。。。

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転校願いを出していた市立小学校付属の
Transitional Kindergarten (TK)ですが
不受理の通知が届きました。

空きベースで早いもの順に受け付けるとのことだったのですが
さすがに市立の中でも予算が潤沢にあり(寄付のおかげ)
クオリティが高いといわれる小学校付属だったために
そもそも空きがなかったのでしょう。

これで、もともと市から指定された小学校付属のTKに通わせるか
現在通っている幼稚園の付属TKに進級するかどうかの
選択になります。

実は、属している音楽を教えるボランティアの組織(Music for Minor)の
イベントで、たまたまその市立小学校に子供が通っているという
母親と知り合いになったのですが、
彼女はその小学校が大変気に入っている様子。

「去年から新しい校長先生になったんだけど
とっても素晴らしい学校よ。子供の個性に合わせて
のびのびと教育してくれるし、お勧めできるわ」

それを聞いてからは、転校願いが受理されなくてもいいかな、
と思っていた矢先でした。

通知が来てほどなく、今度は学校から直接電話がありました。
「来週に新入生のオリエンテーションを行います。
先生と子供の初対面となるので、お子さんもお連れください」とのこと。

この機会に、実際に学校へ行って担任の先生にまで会うことができます。

今の幼稚園で進級しないとなれば
娘はお友達と別れて、また新しい環境に慣れなくてはいけません。

保育費が半額になるとはいえ(市立は延長保育代のみ有料なので)
それでも公立へ行かせるかどうか、
私の目でしっかり確かめて判断しなくてはと思うと
少しプレッシャーです。。。

たかが幼稚園、されど幼稚園。
みなさんだったらどうしますか?

やっぱり保育費の安い市立?
子供のことを考えて、慣れ親しんだ私立にもう一年投資?

年度末の足音。。。

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今年度もあと1ヶ月を残すのみとなり、
年度末らしいイベントが急に続くようになりました。

先週の水曜日、木曜日はアセスメントの日。
先生が園児ひとりひとりを面談して
アカデミックと精神面での成長度合いについて
レポートを作ってくれるのだそうです。

12月の個人面談のときにも
そのようなレポートをもらいましたが
それからどんな成長があったか楽しみです。

土曜日の今日は、Parent Work Day。
何か親がやらなくてはいけない宿題でも出るのかと思いきや、
幼稚園の掃除のお手伝い。
いつものようにボランティアを募って砂場の砂の入れ替えや
中庭の掃除をやろうというのです。

サインアップシートを見ると
前日の時点でもクラスからは一人しか参加がありません。

なんと非協力的な、、、と思ってしまいそうですが、
時間帯の設定にも大きな問題がありそうです。

土曜日の午前中は、水泳やバレーなどのおけいこごとを
入れている家庭が多く、うちも日本語クラスに通わせています。

それでも、送迎に借り出されない方の親だけ参加するなど
やりくりの方法はあるでしょうが
やっぱりそこまでするモチベーションが上がるような
イベントでもない、というのが本音というところでしょう。

不参加ながら、後ろめたい気持ちで午前中を過ごしました。。。

来週は、一週間かけてクラス全体のアセスメント。
何をどう計るのかは分かりませんが、
この一年間(9ヶ月)で、子供たちがどんなスキルを
身につけたかを評価するのでしょう。

幼稚園にとっては、セルフアセスメントのような
役割も果たすのかもしれません。

来月には学年末の修了式
(Kindergarten に進級する子供たちにとっては卒園式)
も予定されていて、その出し物の準備も進められているようです。

修了式のことをStep Up Ceremony と呼ぶらしいのですが
残り一ヶ月、まさに子供たちのステップアップを実感する
日々となりそうです。