月別アーカイブ: 10月 2014

サンフランシスコジャイアンツデー

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今年は、地元のメジャーリーグチーム
サンフランシスコジャイアンツが
ワールドシリーズ(ナショナルチャンピオンを決めるゲーム)
に勝ち残り、地元はかなり盛り上がっている。

シリーズ3試合目が行われる金曜日は
学校を挙げての『ジャイアンツデー』。

ジャイアンツのチームカラーである
オレンジか黒の洋服などを身につけて
学校に登校し、彼らの勝利を願うというのだ。

うちは(幸いなことに)
ダンナがあまり野球ファンではないため
ゲームを見たり、お気に入りチームのグッズを買ったり
することはこれまでなかった。

が、その盛り上がりの影響を受けて
娘が「ジャイアンツデーにはジャイアンツの帽子をかぶって行きたい」
と言いだした。

「ジャイアンツって何のスポーツのチームか知ってるの?」
「んー、サッカーかな」
というとんちんかんな答えが返ってくるのだが、
とにかく応援したいという気持ちは固そう。

週中のある日の夕食前、
娘とダンナはジャイアンツハットを求めて
出かけて行ったが、
ジャイアンツグッズはほとんど売り切れで
何軒か回る羽目になったらしく、しばらく戻ってこなかった。

そして、ジャイアンツデー。
娘はやっと見つけたお気に入りの帽子(写真)をかぶって
意気揚々と出かけたのだが
学校に着いてみると、半分ぐらいの子供たちと
先生のほどんどが黒かオレンジのモノを身につけている。

日本でも、プロ野球チームを抱える
地方都市ではこれに近い盛り上がりがあるのかもしれないが
学校をあげて応援するというのは
お祭りごとの好きなアメリカらしい。

残念ながら
その日の試合では負けてしまったが、
なんとなく私まで
ジャイアンツを応援したい気分になってきたから不思議だ。

コミュニティへの愛着心っていうのは
こういうことを言うのかな、と感じる日々である。

大人も楽しめるDisney on Ice show

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日曜日、娘の誕生日祝いの一環で
(まだ引っ張るか!)
ディズニー・オン・アイスを見に行ってきた。

このショーはなぜか
このエリアでは毎年、この時期に公演で、
3年前の娘の3歳の誕生日のときに
初めて見に行った。

このとき、
「さすがディズニーのエンターテインメント」
と感動したことを覚えている。

プロのスケーターたちが
ディズニーのプリンセスや
その他のキャラクターに扮装して
リンクを優雅に滑るだけでなく、
動きにピッタリあった
ナレーションや音楽もショーを盛り上げている。

ストーリーを知っていても知らなくても
それぞれに楽しめるようになっているのだ。

今年は、男の子の観客を取り込むためか
『CARS』『Toy Story』がショーのメイン。

『CARS』に登場するキャラクターの車(改造車?)たちが
氷の上をスリップもせずに走り回るのには驚いたが、
『Toy Story』では
スケーティングよりも登場人物たちの
会話がメインのようにも思え、
少しダイナミックさに欠けたかな、という感じ。

『Tinker Bell』(写真)のショーの時に思ったが、
やっぱりこういうショーにはプリンセスやフェアリーがぴったり。
衣装やセットのゴージャス感が違うのだ。

初めてということもあるが
『Rapunzel』や『Lion King』がメインだった
前回の方が圧倒的に見応えがあった。

ちなみにチケットは$20代からで
とてもお手頃。

来年は『Frozen』のショーらしいから、
また行くことになりそう。

秋の風物詩 パンプキンファームへの遠足

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10月になると小さな子どものいる家族は
こぞってパンプキンファームへでかける。

パンプキンを育てている農家が
サイズや色、形の異なるパンプキンを
ハロウィーン用に売り出すのだが、
規模の大きなファームには
巨大迷路やお化け屋敷があったり
ポニーの乗馬ができたりして
一日中家族で楽しめる。

プリスクールや小学校の低学年ぐらいまでは
学校で遠足に行くところもあり、
娘のKindergarten も
パンプキンファームのたくさんある
Half Moon Bay エリアまで
フィールドトリップ(遠足)があった。

今年はこれで2回目のパンプキンファームだ。

というのも、夏にLA から引っ越してきたばかりの友人が
このエリアのパンプキンファームに行ってみたいというので
先々週、同じくHalf Moon Bay まで行ってきたのだ。

娘がプリスクールに入るまでは
うちも家族で必ずパンプキンファームに出かけていたが
遠足で行けるようになってから
あまり行かなくなっていた。

というのも、
この時期のHalf Moon Bay までの渋滞がハンパではないことと
食べられるわけでもないパンプキン
(あのオレンジ色のパンプキンは日本のかぼちゃと違って
 煮物などにして食べられるも種類のものではない)を
たくさん買っても処理に困るので、
うちでは中ぐらいか小さめのものを1〜2個
用意するだけだからだ。

案の定、友人家族と出かけた時も
迷路やそこでのピクニックを楽しんだぐらいで
パンプキンは買わずに帰ってきた。
遠足で、パンプキンを1個ずつ
おみやげにもらって帰って来ることを
知っていたというのもある。

去年のTKクラスでも同じファームに
フィールドトリップに行ったので
勝手知ったる、というわけだ。
(参照:Field Trip to Pumpkin Patch

今年は、ボランティアで同行した保護者が
クラス全体のの半数以上もいた。
うち父親が5名、相変わらずの父親の
積極的な参加には感心する。

かぼちゃの栽培や種類についてなど
やっぱり去年と同じような話があったが、
今回初めて聞いたのは
『巨大かぼちゃと極小かぼちゃで
生育にかかる時間に差がないこと』。

巨大かぼちゃは、定期的にひっくり返したり
それなりの手間がかかるそうだが
大きいからといって成長が遅いわけではないそうだ。
冬を越して2年がかりで育てるってことはないだろうから
当たり前といえば当たり前なのだが。。。

もうひとつ、去年と違うのは
もらったかぼちゃをその日のうちに持って帰ってこないこと。

クラスで重さや大きさを測ったり
飾り付けをしたり
それを使った学習をするらしい。

こうやって31日までは
街中、学校中がハロウィーンづくしになる。
まあ、何ごとも楽しもうとする姿勢は
見習いたいものだが。

今日はいわくつきのコロンブスの日

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10月の第二週の月曜日は
コロンブスのアメリカ大陸発見記念日
『Columbus Day』
と、少なくとも一般的には言われている。

学校でもコロンブスの偉業や
その人となりなどを
低学年から教えているようだが、
娘が教わってきたという内容は
私がこれまで表面的に知っていたこととは
かなり違っていた。

「コロンブスは原住民の人に
意地悪をして病気を流行らした悪い人なんだよ」。

ダンナも一緒になって調べてみると
いろんなことが分かってきた。

1)そもそもアメリカを発見したという言い方が間違い。
 アメリカ大陸はその昔から存在していたし、
 現に彼のせいでインディアンと呼ばれるようになった原住民が
 そこにずっと住んでいた。
 コロンブスの功績は、その存在をヨーロッパに紹介しただけにすぎない。

2)コロンブスが上陸したのはバハマであり
 大きくとらえるとアメリカ諸島だが
 現在のアメリカ合衆国のことではない。

3)原住民たちを奴隷化し、
 ヨーロッパに連れ帰って彼らを売買した。
 
4)はしかやインフルエンザをヨーロッパから持ち込み、
 免疫のなかった原住民たちの大半が感染し亡くなった。

どうやらコロンブスの功績が
まったくウソだと言うわけではないが、
言い伝えられているような
華々しいことばかりでもないようだ。

そんな”いわくつき”の歴史のせいか、
『Columbus Day』は
州によっては休日でないところもある。
カリフォルニアもそのひとつ。
娘も今日は普通に登校した。

一応、連邦政府の認める祝日ではあるので
銀行や郵便局などは例によってお休みだが
州の管轄の学校などは平日扱い、という
ややこしいホリデーのひとつだ。
(参照:幼稚園はお休み、パパは仕事のBank Holiday

今頃になってコロンブスのことを
詳しく学ぶとは思いもしなかったが
原住民の歴史や奴隷制度などについて敏感な
アメリカらしい一面を見た気がした。

お祝いは半分だけ?のBirthday Weekend

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この土曜日は娘の6歳の誕生日だった。

毎年のことだが
(参照:5歳の誕生会は昔ながらのホームパーティ
誕生日パーティをどうするか悩んだ結果、
今年はやらないことにした。

娘に
「お誕生日のプレゼントは何がいい?」
と聞いたら
「ディズニーランドに行きたい」
と言う。

「もしディズニーランドに行くなら
お誕生会はできないけど
それでも行きたい?」
と聞くと、少し考えて
「うん、それでもディズニーランドがいい」。

というわけで、
今年はパーティ企画をあれこれ考えるのはやめて
家族でディズニーランドに行くことにしたのだ。

もちろん、アナハイム(LAより少し南)の
ディズニーランドには
日帰りでは行けないし、
パーティをするよりも
よっぽどお財布にはイタいのだが、
本人のお気に入りの場所で
家族水入らずでお祝いできるのだから
たまにはこんなのもいいか。

とはいっても、10月はすでに
毎週のようにお友達のお誕生会や
その他のイベントがぎっしり詰まっている。

11月にある学校の職員研修と休祝日をあわせた
4連休を利用して出かけることにした。

学校では誕生日前日の金曜日に
お祝いをしてもらったようで、
クラスメート全員からのサイン入りの王冠(写真)を
かぶって帰ってきた。

その夜、親子三人で外食をしたあと
映画を見に行って簡単なお祝いをした。

というのも、誕生日当日の土曜の夜は
毎年恒例の学校のFundraising イベントの
ディナーパーティ(参照:PTA主催の『料理の鉄人』パーティ)に
参加することにしていたからだ。

『自分の娘の誕生日に
親だけでディナーパーティ?』
と少し心が痛んだが、
娘は学校のお友達と
ピザを食べて夜遅くまで遊べるのがうれしく
(パーティは会場でのベビーシッター付き)、
まったく気にもとめていない。

ま、ディズニーランドにも行くんだからいいか。

日曜日は、去年のTKクラスのお友達の
お誕生会にお呼ばれ。
TKクラスは全員が10月か11月生まれだったから
(参照:この先生なら安心してまかせられそう
ここのところお誕生会へのお呼ばれが集中しているのだ。

そうやってバタバタと
娘の誕生日の週末は過ぎて行った。

半分しかお祝いしていないような
気がしないでもないが、
2度もお祝いできると思えば
こんなに贅沢なことはない。

もっとも
毎年頭を悩ませているこのお誕生日企画、
今年も何とか無事終了(まだ終わってはいないが)で
ほっと一息、というのも本音だが。。。。