今年は、地元のメジャーリーグチーム
サンフランシスコジャイアンツが
ワールドシリーズ(ナショナルチャンピオンを決めるゲーム)
に勝ち残り、地元はかなり盛り上がっている。
シリーズ3試合目が行われる金曜日は
学校を挙げての『ジャイアンツデー』。
ジャイアンツのチームカラーである
オレンジか黒の洋服などを身につけて
学校に登校し、彼らの勝利を願うというのだ。
うちは(幸いなことに)
ダンナがあまり野球ファンではないため
ゲームを見たり、お気に入りチームのグッズを買ったり
することはこれまでなかった。
が、その盛り上がりの影響を受けて
娘が「ジャイアンツデーにはジャイアンツの帽子をかぶって行きたい」
と言いだした。
「ジャイアンツって何のスポーツのチームか知ってるの?」
「んー、サッカーかな」
というとんちんかんな答えが返ってくるのだが、
とにかく応援したいという気持ちは固そう。
週中のある日の夕食前、
娘とダンナはジャイアンツハットを求めて
出かけて行ったが、
ジャイアンツグッズはほとんど売り切れで
何軒か回る羽目になったらしく、しばらく戻ってこなかった。
そして、ジャイアンツデー。
娘はやっと見つけたお気に入りの帽子(写真)をかぶって
意気揚々と出かけたのだが
学校に着いてみると、半分ぐらいの子供たちと
先生のほどんどが黒かオレンジのモノを身につけている。
日本でも、プロ野球チームを抱える
地方都市ではこれに近い盛り上がりがあるのかもしれないが
学校をあげて応援するというのは
お祭りごとの好きなアメリカらしい。
残念ながら
その日の試合では負けてしまったが、
なんとなく私まで
ジャイアンツを応援したい気分になってきたから不思議だ。
コミュニティへの愛着心っていうのは
こういうことを言うのかな、と感じる日々である。