月別アーカイブ: 10月 2013

TKクラスのお友達の誕生会におでかけ

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ちょっと前の朝、娘を送って行ったときに
「息子のお誕生会をやるので来てくださいね」と
あるお母さんから招待状を手渡されました。

なんと、パーティの場所は自宅。
『自宅でのお誕生会ってうちだけじゃなかった!』という安堵感と
『娘の誕生会にこの子は呼ばなかったけど。。。』という
ちょっとしたジレンマがミックスした不思議な気持ちで
週末を迎えました。

午前中に日本語クラスと今学期から始めた
器械体操のレッスンを済ませたあと、
車の中でおめかし服に着替えさせてそのまま直行。

会場のおうちは、なんと娘の通うTKのある
小学校の正門からまっすぐ歩いて1分。
「ああ、なんてうらやましいロケーション!」
と思いながら、通い慣れた道をドライブ。

玄関を入ると、すでに子供たちが
庭にギリギリ収まっているバウンスハウス
(また出た!イベント会場だけでなく
個人のお宅への貸し出しもとてもポピュラー。
参考:Baunce House Party)で
歓声を上げています。

娘は、あいさつもそこそこに
バウンスハウスによじ登り、
クラスのお友達と盛り上がり始めました。

バウンスハウスの向こう側では、
10月とは思えない暖かい陽気の中、
見たことのある顔ぶれの父兄たちが
いすに座って歓談中。

こういうシチュエーションって必ずしも得意じゃないのですが、
この日は参加者が気さくなメンバーばかりだったからか
ホストの自宅の中庭で、という設定がリラックスできたのか
あまり気負わずに会話を楽しむことができました。

一方で、ホストのご両親は、台所と庭を行ったり来たりしながら
飲み物や食事、デザートなどをひっきりなしに
運んできてはゲストに気を遣っています。

「せっかくなんだから一緒に座ってリラックスしたら?」と言われても
「まだまだやることがあるから、後でね」と忙しそう。

『きっと、先週の娘の誕生会での私も
こんなだったんだろうなあ』

ちなみに、このご家庭はご両親ともベトナム人。
春巻や炒飯などのベトナム料理を山のように作って
もてなしてくれましたが、
ふと、このもてなし方ってアジア人共通なのかな、と
思えてきました。

会場を借りて簡単なスナックを出しておしまい、
子供の誕生日なのだから子供が楽しむことに
フォーカスしたパーティが多い中、
来てもらうからには親も含めておもてなし、
しかもきちんとした食事で、というスタイルは
過去の私を含め日本人のママ友が主催するお誕生会で
何回か経験しています。

お客様はおいしい料理に楽しい会話(今回は昼からビールも!)を
リラックスして大いに楽しめるのですが
ホストはお客様と会話をする暇もないほどバタバタ。

『日本人(アジア人)は楽しむことが下手』と言われるのも
分るような気がして、ふとおかしくなりました。

Halloween Event (第一回目)

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金曜日、コミュニティセンターで
After school program に続いて
Halloween event が催されました。

コスチュームを持参してお迎えに行き、
いったん車の中で着替えさせ、
おにぎりで腹ごしらえをしてからイベント受付へ。

ロリポップに仮装したクラスの友達を見つけた娘は
最初から最高潮に興奮。

連れ立って走って行った先は
おなじみのバウンスハウス。
お誕生日やイベントには欠かせない
空気で膨らませた巨大なトランポリンのような
あの遊具が、テニスコートの中に設営されていました。

思い思いのコスチュームを着た子どもたちが
奇声をあげて跳ねまくっています。
(やっぱりそれが一番楽しいのか。。。)

目の前のテニスコートでは、
メインイベントのコスチュームコンテストが
始まりましたが、娘はまったく興味がない様子。

コンテストを含むこのイベントは
子どもたちが主体となって企画、運営されていて
コンテストの司会や審査員も小学校高学年らしき子どもたちが行い、
お化け屋敷(Haunted house)も子どもたちが
仕掛けを考えたようです。

毎年感心させられるのが、
かなり気合いを入れて変装(化粧含む)している大人たち。
ハロウィーンは子どもだましのイベントでないことは明らかです。

学校や習いごとのクラスなどでも
それぞれにパーティが催されるので
今週末から本番の31日まではパーティ続きで、
クリスマス、母の日、イースターに続く書き入れ時
(全国売上総計70億ドル近く!)というのもうなずけます。

娘は「怖いから嫌だ」と言って
お化け屋敷には入りませんでしたが、
ゲームに参加してキャンディをたくさんゲット。
お友達と「何個もらった?」と見せ合いっこして気が済んだのか、
「お家に帰りたい」と言い始めました。

朝8時の幼稚園(TK)クラスの開始から
夜8時頃までの長い一日となったので
さすがの娘もお疲れモード。

今年第一回目のハロウィーンパーティは
ここでお開きとなりました。

ちなみに、去年、おととしと
プリンセスのコスチュームを主張してゆずらなかった娘は
今年はスーパーヒーローのWonder Woman に変装。

スーパーマンの女性版ともいえるワンダーウーマンは
1940年代からの長きに渡って
アメリカ人に親しまれているキャラクター(らしい)。

ダンナが自分の子ども時代を懐かしんで
Netflix(オンデマンドビデオサービス最大手)で
見せてからというもの、
娘もそのカッコよさに憧れてしまったよう。

私もゴレンジャー(もちろんピンクレンジャー)に
憧れていた時期がありましたが、
女の子でも一度は通る道なのですね。

Room Parent のお仕事

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父兄のボランティアワークのひとつに
Room Parent というのがあります。

これは、先生のアシスタントとして
イベントなどを企画したり、
PTAから年初に割り当てられている
$500のクラス費を管理する役割です。

今週、Room Parent から
2つのイベントについて連絡がありました。

1)10月31日のハロウィーンイベントの手伝いと
 アクティビティの素材の寄付依頼

2)11月1日の担任の先生の誕生日に向けて
 プレゼントの用意

ハロウィーン当日は、一般的に、学校や幼稚園に
仮装して行くことが奨励されていて、
娘の学校では、小さい学年の子どもたちは
朝イチに運動場で仮装パレードをすることになっています。
父兄は、子どもを送りがてら
パレードを見学して帰ることができるのです。

そして、そのあとも、その日は一日中
ハロウィーンをテーマにした
アクティビティが満載の予定のようで
父兄のヘルプと、アクティビティに使う文具
(鉛筆やスポンジボール、ゴム手袋など)を
募っていました。

どんなアクティビティかは想像もつきませんが、
私もボランティアとして参加することにしました。

ハロウィーンの翌日が先生のお誕生日のようです。
このTKクラスの子どもたちは
全員が2008年の10月か11月生まれなのですが
(参照:え?この幼稚園に2年間通わせるつもりが。。。?
先生も11月生まれとは何とも偶然!

先生への手紙の代わりに
ひとりひとり、絵と自分の名前を書いて
写真と一緒に提出するよう、用紙が配られました。
また、先生へのプレゼント代として
一人$5の寄付が募られています。

スクールバスで登下校する(父兄が送迎に来ない)
子どもたちもいれば
あまり積極的でない親もいるでしょうから、
親の協力(しかも任意)が必要なイベントなどを取りまとめるのは
きっと大変でしょう。

逆に、フルタイムで働くママの中には
次から次へとリクエストされる
ボランティアワークや昼間のイベントに参加できず、
歯がゆい思いをしている人も多いことでしょう。

よく言えば『父兄参加型の』、
悪く言えば『手ばなれの悪い』アメリカの教育は、
幼稚園や学校に送り出したら
先生におまかせ、とは行かないようです。。。

ドタバタお誕生日会

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日曜日は、一週間遅れの娘の5歳の誕生会。
(参照:5歳の誕生会は昔ながらのホームパーティ

土日にかけて、最後の買い出しに行ったり
家具を移動してプレイエリアを作ったり
部屋の飾り付けをしたりして
準備は万端です。

ベーキングパーティと称し、
クッキーの型を抜き、焼き上がったものに
飾り付けをするというのがメインアクティビティ。

次々と子どもたちを連れたママやパパがやってきては
「じゃあ、このあと、コストコに行かなくちゃいけないので」
「しばらくショッピングさせてもらうわ」などの
コメントを残して去って行きました。

初めて会うお友達もたくさんいるのに
子どもたちはそんなことはものともせずに
すぐに大声で盛り上がり始めました。

男の子にはサッカーボールの、
女の子にはカップケーキのアップリケを
私が事前にアイロンプリントしたエプロンを
それぞれ身につけてもらって、クッキーの型抜き。

クッキーの生地だけは出来合いのものを買っておいたのですが
あっという間に型抜きは終わってしまいました。

私がそれをオーブンで焼いている間に
ダンナがゲームで子どもたちを楽しませる算段。

椅子取りゲームや福笑い
(こちらではロバのしっぽを目隠しして胴体に付ける)など
古典的なゲームをいろいろと準備していたようですが、
「私、やりたくなーい」とか
「お外に行きたい」とか
「僕は見てるだけにする」とか
6人とはいえ、4-5歳の子どもたちをまとめるのは大変。

汗だくになっているダンナを横目で見ながら
こちらはクッキーのトッピングの準備。

焼きあがってみると、せっかく型抜きしたのに
すべてまん丸くなっています。
シュガークッキーという、アメリカでポピュラーな
やわらかい(湿った)感じのするクッキー用の生地だとこうなっちゃうのね。。。

「みんな、ごめんね。形が分からなくなっちゃったから
どれが誰のかも分からなくなっちゃった!」

というわけで、適当に取り分けたクッキーの表面を
アイシング(色付きの砂糖のペースとのようなもの)でコートし、
その上にお気に入りの色のトッピングをのっけることになりました。

できあがったら袋に入れてお家に持って帰ってもらうはずなのに、
みんな、トッピングが終わったそばから(中にはトッピングもせずに)
温かいクッキーをほおばっています。

「このあとはバースデーケーキだから、クッキーはもう食べないでね」
と、ケーキで気を引くことで
やっと子どもたちが作ったクッキー作品を回収。

クッキーを余分に焼いておいたのが幸い、
Goodie bag(お礼の手みやげ)には、みんな10枚ほどののクッキーを
エプロンと一緒に入れることができました。

ケーキもそこそこに、またモンスターごっこなどで
盛り上がった子どもたちですが、
お迎えが来て三々五々と帰って行きました。

怒濤のように、とはまさにこのこと。
私はひたすらキッチンでクッキーを焼き、袋詰め、
ダンナは幼稚園の先生のように
こどもたちと走り回っているうちに
パーティはお開きに。

計画通りにパーフェクトには行きませんでしたが
前のプリスクールのお友達や元お隣さん、
新しいクラスのお友達などに囲まれて
娘も楽しいひとときを過ごせたようです。

楽しい思い出がひとつ増えたってだけで
まあ、合格かな。

PTA主催の『料理の鉄人』パーティ

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土曜日の夜は、コミュニティセンターで
PTAの主催するディナーパーティが催されました。
(参照:Fundraiser, Fundraiser, Fundraiser!

毎夕方、After School Program を終えた娘を
迎えに行っているおなじみの場所ですが、
(参照:1ヶ月で新しいAfter School Programへ
着いてみると、芝生の中庭に
白いテーブルクロスのかかったテーブルが並び
ライティングも施され、
ガーデンウェディングでも行われるかのように
様変わりしています。

顔見知りのチャイルドケアスタッフを見て
すぐに『もうママたちなんてあっちに行って』
モードに入った娘を預けて、さっそくディナーへ。

PTAのFundraiser イベントだからとタカをくくって
ジーンズなんかで来なくてよかった!

パパたちはともかく、ママたちは
肩を出したドレスを着たり、
ショールを羽織ったり、
れっきとしたパーティの装い。

このようなパーティはアメリカではしょっちゅうで、
学校関連のイベントだから、カジュアルだからといって
気を抜くわけには行かない、ということを
私も6年のアメリカ生活で学んでいます。

10月の半ば過ぎの夜ともなると
さすがにコートなしでは寒いのですが、
ヒーターやファイヤーピット(たき火台)を
ところどころに配置して
屋外での立食ディナーパーティとは、
カリフォルニアならではでしょう。

ディナーは、『えび』や『ココナツ』、『ケール』や『お肉のビール料理』など
7つのテーマから選んで、料理上手を自称する父兄たちが持ち寄った
料理を参加者が試食、
投票によりテーマごとの勝者を選ぶという
まさに『料理の鉄人』の素人バージョン。

料理を提供するシェフ(父兄)たちは
参加費$65(収益はすべて学校へ寄付)が無料で参加できますが、
どの料理もなかなかクリエイティブで
プロ顔負けのものもたくさんありました。

私たち夫婦は、最初からシェフではなく試食専門で参加しましたが、
出品された料理の数は27品(プラスドリンク4品)で、
こんなにたくさんの料理上手の父兄がいるとは
正直、驚きです。

小さな試食用のカップだから、と思っていたら
7−8品を終えた頃から全品の試食に黄信号がともりはじめ、
後半はダンナが取ってきた料理を
採点のためにかろうじて一口食べるだけ、
というほど満腹になってしまいました。

会場では、『料理の鉄人』コンテストだけでなく
Fundraising のためのオークションも行われ、
『図書館の貸し出し係体験』『一日校長体験』『ナパでのワイン試食ツアー』
などの”商品”に、次々と入札の書き込みがあり
なんと一番人気の『校舎に一番近い教職員用駐車スペースの一年間利用権』は
$500以上で競り落とされていました。

朝の校門前は、子どもたちを車で送ってきた
父兄でものすごい混雑、少し遅くなると
遠くに車を停めることになり、
堂々と校内に駐車できる権利に
人気が集まるのは分からなくもありませんが。。。

娘のいるTK(Transitional Kindergarten)クラスの
父兄をようやく一組見つけ、
チャイルドケアの終了時間をオーバーしているのに
気付かないほど会話に花が咲き、
PTA行事ということを忘れて
楽しくおいしいひとときを過ごすことができました。

うちは学区外からたまたまこちらへ通うことになったため
最初は部外者のような気もしていましたが、
少しずつ顔見知りも増え、
愛着もわきつつある今日この頃です。