ちょっと前の朝、娘を送って行ったときに
「息子のお誕生会をやるので来てくださいね」と
あるお母さんから招待状を手渡されました。
なんと、パーティの場所は自宅。
『自宅でのお誕生会ってうちだけじゃなかった!』という安堵感と
『娘の誕生会にこの子は呼ばなかったけど。。。』という
ちょっとしたジレンマがミックスした不思議な気持ちで
週末を迎えました。
午前中に日本語クラスと今学期から始めた
器械体操のレッスンを済ませたあと、
車の中でおめかし服に着替えさせてそのまま直行。
会場のおうちは、なんと娘の通うTKのある
小学校の正門からまっすぐ歩いて1分。
「ああ、なんてうらやましいロケーション!」
と思いながら、通い慣れた道をドライブ。
玄関を入ると、すでに子供たちが
庭にギリギリ収まっているバウンスハウス
(また出た!イベント会場だけでなく
個人のお宅への貸し出しもとてもポピュラー。
参考:Baunce House Party)で
歓声を上げています。
娘は、あいさつもそこそこに
バウンスハウスによじ登り、
クラスのお友達と盛り上がり始めました。
バウンスハウスの向こう側では、
10月とは思えない暖かい陽気の中、
見たことのある顔ぶれの父兄たちが
いすに座って歓談中。
こういうシチュエーションって必ずしも得意じゃないのですが、
この日は参加者が気さくなメンバーばかりだったからか
ホストの自宅の中庭で、という設定がリラックスできたのか
あまり気負わずに会話を楽しむことができました。
一方で、ホストのご両親は、台所と庭を行ったり来たりしながら
飲み物や食事、デザートなどをひっきりなしに
運んできてはゲストに気を遣っています。
「せっかくなんだから一緒に座ってリラックスしたら?」と言われても
「まだまだやることがあるから、後でね」と忙しそう。
『きっと、先週の娘の誕生会での私も
こんなだったんだろうなあ』
ちなみに、このご家庭はご両親ともベトナム人。
春巻や炒飯などのベトナム料理を山のように作って
もてなしてくれましたが、
ふと、このもてなし方ってアジア人共通なのかな、と
思えてきました。
会場を借りて簡単なスナックを出しておしまい、
子供の誕生日なのだから子供が楽しむことに
フォーカスしたパーティが多い中、
来てもらうからには親も含めておもてなし、
しかもきちんとした食事で、というスタイルは
過去の私を含め日本人のママ友が主催するお誕生会で
何回か経験しています。
お客様はおいしい料理に楽しい会話(今回は昼からビールも!)を
リラックスして大いに楽しめるのですが
ホストはお客様と会話をする暇もないほどバタバタ。
『日本人(アジア人)は楽しむことが下手』と言われるのも
分るような気がして、ふとおかしくなりました。