この夏、唯一のイベントLake Tahoe 旅行

標準


Lake Tahoe(タホ湖)へ家族旅行、などというと
なんて不謹慎な、と思われそうだが、
バケーションなしの夏なんて
考えただけでも憂鬱だ。

背に腹は変えられない、と
7月中旬の週末を含めた4日間で
友達家族とLake Tahoe に行くことに決めた。

3月にShelter in Place が始まってから、
それまではほぼ毎週末のように
一緒にハイキングに行ったりボードゲームをしたりしていた
彼らとも2ヶ月以上、会うのを控えていた。

家族以外の誰にも会えない、
どこにも行けない、という生活に
そろそろ耐えきれなくなっていた私たちは
ソーシャル・バブルに挑戦しようということになった。

お互いの家族以外には誰とも会わないという
コミットメントを前提に
2つの家族が自分の家族のように行き来を再開することで、
子どもがいる家族を中心に
受け入れられつつあるコンセプトだ。

「他の家族とは会っちゃダメよ」という
固い約束をして始めたソーシャル・バブルだったが、
その中で夏休みの旅行計画が持ち上がったのである。

アウトドアなら感染の危険も少なく、
ホテルではなく貸別荘に2家族だけで宿泊、
食事はすべて別荘内で自炊すればバブルも保てる、
と、安全第一で考えた結果、計画実行が決まったのだ。

ベイエリアに住んで9年になるというのに
Lake Tahoe にはスキーのできる冬にしか行ったことがなかった。
初めての夏のLake Tahoe ということも重なって
私も家族もかなり楽しみにしていた。

結論から言うと、行って良かった!

Lake Tahoe は思いのほか混雑していて
ビーチで6フィートの距離を保つのはかなり苦労したし、
ビーチやハイキング・トレイルでマスクをしていない人々には
説教の一言でも言ってやりたいぐらいだったが、
透き通るようなきれいな水の湖でのボート遊びや
その湖を見下ろしながら歩くハイキングコース、
旦那たちがせっせと作ってくれたカクテルやBBQディナーは、
パンデミックという世界的危機の真っ只中にいるという現実を
忘れさせてくれるのには十分過ぎるぐらいだった。

娘と一緒に行った同い年のA ちゃんも、
久々にタブレットでのゲームやYouTube のことなど忘れて
大声をあげて水とたわむれていた。

パンデミック以前は
友達と遊んだりアウトドアで新鮮な空気を吸うなんてことを
特別なことと考えたことはなかったが、
今となってみるとぜいたくなことにすら思える。

一方で、
こんな人混みで、マスクもせずに浮かれ気分でウロウロしている輩がいるから
感染が拡大し続けるんだろう、と
(自分たちのことは棚に上げて)
パンデミックのコントロールの難しさも実感したのだった。

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