月別アーカイブ: 12月 2012

Christmas Performance & Partyで冬休みに突入!

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12月20日は今年最後の登園日。保護者も招いてクリスマスのパフォーマンスとパーティが行われるということで、子供たちはハロウィーンのあとからずっと歌や踊りの練習をしてきたようです。

うちもそうでしたが、平日なのに夫婦で見に来ている例が半数近くでしょうか。祖父母同伴もちらほら見受けられます。
さて、教会での結婚式の新郎新婦の入場のように、チャペルの後ろにあるドアから子供たちが一列に並んで入場してきました。さすがアメリカ、女の子は正装と言ってもおかしくないような子供らしからぬドレスを着ている子もたくさんいます。おしゃれさせたつもりのうちの子がカジュアルに見えてしまいました。。。

舞台に全員が横一列に並び、さっそく歌の披露が始まりました。
ジングルベル、赤鼻のトナカイ、サンタクロースが街にやってくる、など日本でもお馴染みの曲もありましたが、そのほかにもキリスト教色の濃い『God Rest Ye Merry Gentlemen』、子供の歌『BINGO』のクリスマスバージョンの替え歌など5-6曲を歌詞も楽譜も見ずに(見ても読めない年齢なのですが)歌う姿は、親にとっては感動もの。
「入園したときには本当に小さかったのに、こんなに成長した姿を見られることをうれしく思います」と、園長先生があいさつしていましたが、保護者のほうこそ、そう強く感じていたと思います。

ところで、娘が家で歌の練習をしているのを何度か耳にしましたが、この年齢では耳で聞き覚えて歌っているだけなので、よーく聞いてみるとところどころ単語が間違っていたり、そもそも歌詞の意味は分からずに歌っているところもたくさんあります。『God Rest Ye Merry Gentlemen』などは、宗教的な古い歌であることもあり、難しい単語や古い英語(Ye はYou の古い形)のオンパレードで、『こんな歌を幼稚園生にも歌わせるんだなあ』と感心したものです。

Performance のあとは、クラスに戻ってお待ちかねのParty !
いつものように、しばらく前にParty グッズや軽食などの『必要なものリスト』が発表され、持ち寄るアイテムを保護者が申請する方式で準備がなされました。スイーツだけでなくベーグルや寿司、なぜか餃子まで。。。
先生と写真を撮ったり、家族写真を撮り合ったりしながらのにぎやかな立食パーティでした。

一昨日に咳込んで早引き、前日はとうとう欠席してしまった娘。なんとかPerformance には参加しましたが、気疲れしたのかそのあとは「おうちに帰りたい」というので、早引きすることにしました。
これから2週間強の冬休み。「よいお年を」ならぬ「Happy Holidays」で大好きな先生やお友達ともしばしのお別れです。

Sweets Party & Pizza Party へのご招待!

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先週いっぱいで締め切りだったSee’s Candies Fundraiser の結果が発表されました。

なんと、娘のクラスがクラス対抗で優勝!
園の入り口に貼りだされた売上表では、最終日の朝までほかのクラス(写真中左から五番目)が$1000ぐらいの差をつけてリードしていて、『$1000の追い上げは難しいな』とがっかりしていたのですが、なんと最終日で逆転したのだそうです。
月曜日の朝には、表の目盛りをはみ出して娘のクラス(左から2番目)がトップになっていました。

「先生、逆転したんですね!」
「そうなんです!明日はクラスでアイスクリームのSweets Party ですよ」。
See’s Candies のアイスクリーム!こういうときにはぜひ保護者も呼んでほしかった。。。

さらにロッカーの中には、ひそかに期待していたPizza Party への招待状が。
何人選ばれたのかは分かりませんが、売上の多かった個人の何人かが火曜日の夜6時からのKids Night Out(夜にでかけること)に招待されているようです。
「明日は2つもParty があって楽しみだねえ」と本人以上に盛り上がっていた私なのですが。。。

火曜日(当日)。午後に幼稚園から連絡があり、娘の咳込みがひどいので早退させたらどうか、とのこと。6時からのPizza Party は残念ながら出席できずに早退となってしまいました。何とも間が悪い。。。

「私、Pizza 好きじゃないもん」と強がる娘。でも、アイスクリームはとってもおいしかったのだそうです。
「うちのクラスが一番たくさんチョコレートを売ったんだよ」と言っていたので、そのアイスクリームが何のごぼうびだったのかは一応、理解しているようです。

それにしても、うちの幼稚園だけで200万円近いチョコレートの売上!See’s Candies 恐るべし。。。

Sandy Hook Elementary Schoolの事件を受けて

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昨日、娘を迎えに行くと、
いつもは開放されている教室のドアがロックされ
『用事のある方はノックしてください。
または事務所に声をかけてください』
との貼り紙がしてありました。

『金曜日に起こった
コネチカットの小学校の銃乱射事件のせいだな』
とすぐにピンと来ました。

中にいた先生にドアを開けてもらい中に入ると、
ロッカーには園長先生からのレターが全員宛に配られていました。

『事件のあと警察やスタッフと
すぐに園の安全について話し合いを持った結果、
今後、午前9時の登園時間を過ぎた後は
すべての教室のドアをロックすることになりました。
中にいる教師が認めた場合にのみ
ドアを開けるようにします。
普段と異なる方が送迎に来られる場合など
教師が身分を判断できないと思われる場合は、
事務所で確認を行ってから教室へお向かいください。
ご理解とご協力をお願いします』。

園のメインのゲートや運動場への入り口は、
子供が勝手に出入りできないよう
高い位置に抜き差し式のロックのようなものが付いていますが、
大人なら簡単に開けることができます。

そういう意味では、
今回のような事件を想定した場合には万全とは言えませんが、
少なくとも園がセキュリティ強化のために
週末をはさんだ翌日に、
すぐこのような対策を講じたというスピード感は
評価に値すると思います。

娘が入園した初日のお迎えのとき、
サインをして娘を連れて帰ろうとすると
「失礼ですが?」と、午後の担当の先生(担任と異なる)から
身分証明書を求められたことを思い出しました。
『ちゃんと見てるんだな』と安心したことを覚えています。

一日に何回も、異なる時間帯に
親だけでなくベビーシッターや祖父母など
いろいろな人が送迎にやって来るわけですから、
そのセキュリティには念を入れるに超したことはありません。

ただ、今回のような無差別銃乱射事件となると、
対策を講じるにも限度があります。
銃を保持する権利を擁護する側は
常に『自己防衛のため』と言いますが、
そんな自己防衛が必要なのは
そもそも簡単に銃が買えてしまう仕組みに問題があるのでは、
と思わずにはいられません。

園長先生からのレターと共に、
教会からのメッセージも入っていました。

『この悲劇に見舞われた家族のために
祈りをささげましょう。
また、みなさんの心を安らかにするために
私たちにできることがあればいつでも声をかけてください』と。

事件に巻き込まれた子供や先生、
その家族のことを思うと
やりきれない気持ちだけが残ります。

今年最後の音楽の授業

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今日で私の担当の4回目、年内最後の音楽のボランティア授業が終わりました。
5-6歳のKindergarten は日本でいえば年長さんの子供たち。30分の授業でも彼らを仕切るのはけっこう大変です。

教室の真ん中に広いスペースが空いていて、その周りに4-5人のグループで座るテーブルがぐるりと置かれてはいますが、授業はその真ん中のスペースに生徒を集めて行います。
後ろを向いて他人にちょっかいを出す子、ふてくされてよそを向いて座っている子、すぐ自分の場所を離れて歩き回る子などさまざま。2回目以降の授業になると、『Teacher Yumika!』と親しげに走りよってきてくれる子もたくさんいますが、その子たちが必ずしも授業をまじめに聞いてくれるわけではないのがおもしろいところ。

歌やアクティビティのほかにも二部音符、四分音符、八分音符などの代わりに”Hold” “Walk” “Run” などの言葉を使って、馴染みのある曲でリズムの学習などをしていますが、ある日、そのアクティビティにまったく加わろうとしない子がいました。スペースの真ん中であぐらをかいてふてくされています。
担任の先生はそばで授業を見ていて、しつけは私ではなく彼の仕事。どうするのかと思って見ていると「やりたくないんだね?やりたくないならみんなの邪魔にならないように輪の外に出てなさい。真ん中にいるとみんなにぶつかるから」とその子を輪の外に連れて行きました。
えー?説得して一緒にやらせるんじゃないんだ!
一人だけ別行動をするなんて許されない日本の学校教育で育ってきた私には新鮮(というか、正直それでいいのかと思う気持ちもあり)な出来事でした。

ところで、私のほかにこの小学校で音楽のボランティアの授業をしている人が数名いますが、私以外はすべて生徒の父兄だということが分かりました。どこの小学校もそうらしいのですが、特にこの学校では父兄のボランティア活動が時間数で義務付けられていて、それを音楽の授業でこなしているというのです。私のように父兄でもないのにボランティアをしているのは、ここでは珍しいと言われました。
そういえば、日本人ママの友達の中にも、お子さんの小学校で月一度、工作の授業のボランティアをしているという人がいたなあ。

進学する際は、ボランティアの義務の度合いも考慮したほうがよいと聞いたことがあるぐらいなので、共働きの家庭などにとってはそれなりに負担となるのでしょう。私にとってはその予行演習にもなるよい経験ですが。

今日、授業が始まるとき、一人の男の子が駆け寄ってきて『プレゼントだよ』と小さな袋をくれました。家に帰って開けてみると『メリークリスマス』とつたない字で書かれた紙とチョコレートが入っていました。
『あー、私の授業もちょっとは喜んでもらえているんだな』と思うと、少し暖かい気持ちになりました。

まだまだある年末のチャリティ

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12月になると『これでもか』というぐらいFundraiser やDonation(寄付)の要請が来ます。先のSee’s Candies やGiving Tree Donation(おもちゃを買ってツリーの下に置いておくイベント)のほかにもこんなものがありました。

-Nets for Life(命を守るためのネット)
ネットとは蚊帳のことで、アフリカでのマラリア撲滅のための募金活動です。小さな巾着袋が全員に配られ(写真)、その中に子供たちが小銭を集めて礼拝の日に教会に持っていくというもの。
余談ですが、アメリカでは本当に現金を使用する機会が少なく、小額の買い物でもほとんどがクレジットカードかデビットカードで支払うことができます。たまに現金を使って小銭のお釣りをもらったりすると、その小銭は自宅の貯金箱やガラス瓶の中で、使われることもなくずーっと溜まっていくのが常。
Quarter(25セント)だけは、パーキングメーターやコインランドリーを利用するのに必須なので別に貯めておくのですが、それ以外の小銭は銀行に持って行っても数えるのに手数料を取られるという始末で、使い道がありません。
その小銭を寄付するというのはナイスアイデア(重さの割に大した金額にはなりませんが)!
今日は礼拝の日なので、袋をいっぱいにして持たせました。

-Foodbank(缶詰食品の寄付)
ホームレスや食べるものにも困っている人たちに缶詰食品を集めて配布するというもの。これはアメリカ全土で数多くの会社や学校、諸団体などが参加して行われているポピュラーなもので、娘の幼稚園も地元のNPO団体に協力して缶詰を集めていました。

-クリスマスツリーとクリスマスリース販売
アメリカでは、松、もみ、トウヒなどの幼木(生木)をクリスマスツリーとして自宅に飾ることも珍しくありません。サンクスギビングが終わるとあちこちの空き地がクリスマスツリー販売スペースに早変わり、ツリーを積んで高速を走る車も数知れず。
娘の幼稚園を運営している教会もツリーとリース(これも生木利用)の注文を受け付けていました。
残念ながら生木のツリーだけはかんべんして!(とんがった針葉樹の葉っぱが無数に抜け落ち、家中葉っぱだらけになるのがおち)ということで我が家は貢献できませんでしたが。。。

-Tシャツ販売(幼稚園のロゴ入り)
子供サイズから大人サイズまであるロゴ入りのTシャツを購入すると、一部が寄付に回されます。