月別アーカイブ: 8月 2014

あっけないKindergarten の新学期

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水曜日はいよいよ新学期のはじまり。
娘ももうすぐ6歳、Kindergarten に進級だ。

朝8時、学校に行くと
子どもたちとその親で校庭は大にぎわい。
うちも例にもれず、だが、
最初の日は両親ともどもで
かけつける家庭もたくさん。

とはいえ、うちはこの学校に通うのも2年目とあって、
久しぶりに会うTKからのお友達とふざけたり
夏休みの話をしたり、
親子ともかなり余裕の雰囲気。

実は、前日の『Welcome Back』イベントも、
お友達と遊ぶ約束を優先、
うちは参加しなかった。

新しいクラスのリストは、
イベントに参加したママ友達が
写真を撮って送ってくれていたので
担任の先生の顔と名前やクラスメートに
誰がいるかも分かっていた。

幸い、TKのクラスで
一番仲のよかったお友達と
また同じクラスになった娘。

おかげで、Kindergarten に進級という一大事も
心配無用、スムーズな出だしとなりそう。

8時を少し過ぎた頃、
担任の先生が登場した。
30−40代の経験のありそうな女性の先生。

どんな人かについてはあまり情報がないが、
娘が言っていた
『Kindergarten にいる優しい先生と意地悪な先生』
のうちの意地悪な先生でないことを期待。

親の顔を確認しながら
一人一人に書類が入った袋を配り終わると
先生はあっさりとこう言った。

「では、Kindergarten の子どもたちは
ここに一列に並んでパパとママにさようならをしましょう」。

え、親も教室まで一緒に行くんじゃないんだ。

去年のTKでは、
確か、教室まで親も同行し、
教室や教材のお披露目があったが、
Kindergarten になるとやっぱり違うのね。

私たちは2年目だからまだいいけど、
今年初めて、という親御さんには
拍子抜けだろう。
あまりにもあっけない。

子どもたちはあっという間に
先生に連れられて教室へ入っていってしまった。

来週には
教室で担任の先生と保護者の懇談会が
予定されているので、
それまでのお楽しみにってことにするか。

新学期直前のPlay Date at School

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夏休み最後の週末、
今年から同じ学校のKindergarten に進級する
子どもたちを集めて
プレイデート(時間と場所を決めて子どもを遊ばせること)があった。

どこでメールアドレスを入手したのか
主催者のママから同級生当てに
一斉メールが届いたのだ。

うちは、去年TK(transitional kindergarten)で
すでに1年間お世話になっている学校だが、
ほとんどの子どもたちは
この夏プリスクールを卒園して
Kに進級してくる。

そんな親子にとっては
Kindergarten 進級は一大事なのだ。

カリフォルニアでは、6歳になると
小学校への進学準備期間となる
Kindergarten に入学させることになっていて、
年齢的には日本の年長さんなのに
もう小学生になったようなものだからだ。

「子どもよりも私の気持ちの準備ができてなくて」
なんて言っているママも珍しくない。

『私のかわいいベイビーが
もうKindergarten に通うなんて。。。』

私も去年、そんな気持ちになったものだ。

だから新学期の前に、一度、
子ども同士、親同士の顔ぶれを見ておきたい
というのもよく分かる。

学校に行くと、TKで一緒に過ごした
お友達とそのママたちの顔もちらほら。
彼女たちから新情報も手に入れた。

TKのクラスから同じ学校のKに進級しない子が
3人いるらしい。

一人は、お父さんの転職で
夏休み中にLA近辺に引っ越していったらしい。

もう一人は、お兄ちゃんと同じ学校に通わせるため
居住区の学校に戻ってった。
(TKは、全小学校に設置されているわけではないので)

さらにもう一人は、お姉ちゃんが
GATE(Gifted and Talented Education)プログラム
行くことになったため、
妹の彼女もそのプログラムが併設されている学校に
転校することになったのだとか。

TKのクラスメートたちにとっては
勝手知ったる、の小学校。
普段は、TK・K学年用のエリアでしか遊ばせてもらえない校庭を
端から端まで走り回って、
初めての子どもたちに比べて
ちょっと余裕があるように見える。

ちなみに、当初、5クラスの予定だったKの学年は
最終的に4クラスとなったらしい。
思ったより入学者が少なかったんだとか。

じゃあ、その中に転校扱いで入れてもらえたうちの娘は
やっぱりラッキーだったのだ。

新学期前日の火曜日の夕方には
新しいクラスと担任のリストが
校内に貼り出される
ことになっているけど、
初めての去年に比べたら
リラックスして初日を迎えることができそうだ。

日本語補習校の本当のところ

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今週、サンフランシスコの日本語補習校
(参照:SF日本語補習校幼稚部の説明会)で
週末、副業で子どもたちを教えている
ママ友達とランチをした。

「補習校はどう?」
と聞くと、思いがけずこんな答えが。

「んー、なかなか現実は厳しいね」

「勉強してる内容自体が難しいってこと?」

「いや、やっぱり日本語の基礎ができてないから
漢字とか習い始めるとあっという間に
ついていけなくなる。
算数だって、計算式はできても
文章問題だと問題が何を聞いているのかが分からない」

「でも、駐在家庭のお子さんだったら大丈夫でしょ?」

「まあね。でも、実際はアメリカ生まれ育ちの
うちの子たちのような子の方が多いぐらいなの」

「それは意外!でもやっぱり家でちょっと
日本語しゃべってるぐらいじゃ
太刀打ちできないんだ」

「テストとか白紙で出してくる子もいるよ。
でも、日本のカリキュラムに沿って
教えることが目的だから、その子たち向けの
指導はできないのよ。
宿題とかもたくさん出してるけど、効果はイマイチかな」

そうか、補習校にはそれゆえの難しさがあるのね。

日本の学校と同じ内容を(同じスピードで)勉強しているからって
それをきちんと身につけているかどうかは別の話ってこと。

補習校に通わせれば
日本の子どもたちに勝るとも劣らないぐらいの
日本語力が身につくと思って(期待して)いたけど
そう簡単にはいかないのだ。

ということはやっぱり
家でたくさん日本語を聞いて、話して、読んで、書くことが
一番大事なんだろう。

今年度は、さんざん迷った挙げ句、
補習校に通わすのをあきらめて
自宅近くの日本語教室に入れることに決めたけど
きっとどこの日本語教室でも
あまり大きな問題じゃなさそう。

結局、母親の私がどこまで真剣に
日本語を学ばせたいか、なのだ。

日本から帰ってきてひと月ほどの現在は
娘との会話は7割ぐらいが日本語だけど
語彙やシチュエーションの偏りをなくして
日本語の基礎力を上げるためには
私がもっと徹底しなきゃ。

その友だちは100%日本語で話していると言っていた。
それには本当に頭が下がる。
言うほど簡単なことじゃない。

ダンナが日本語を話さない、
学校で、お友達とは英語で、
テレビや映画も英語、という環境の中で
日本語だけで話すというのは
相当の気力が必要なのだ。

週末に時間を割いて、遠くの補習校まで通わせることを
来年もまた検討するつもりでいたけど、
それよりも私がきちんとコミットすることが先決。

彼女の話を聞いて、迷いがふっ切れた気がした。

サマーキャンプでのアクシデント

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娘のサマーキャンプも来週が最後。

「xxちゃんは、来週はもう来ないんだって。
でも、また来年来るって」

xxちゃんというのは
どうもバイトの高校生らしいが、
娘のお気に入りだったみたい。

サマーキャンプのカウンセラーは
ポピュラーなサマージョブのひとつ。
(参照:ちょっと大きな子どもたちにとってはサマージョブの季節

中学生は、法律上、アルバイトとして
雇用することはできないが
それでも無給のボランティアとして
参加している子もたくさんいる。

高校生、大学生ぐらいにとっては
れっきとした有給のバイト。

私の周りにも
若い頃、キャンプカウンセラーのバイトをしたことがあるという
アメリカ人はそこそこいて、
ファストフードでのアルバイトと同じぐらいポピュラーなようだ。

キャンプ初日に娘を連れて行ったとき、
目印の赤いTシャツを着ている
やけに若いカウンセラーがたくさんいたことを覚えている。

正直、「こんな子どもたちで大丈夫?」
と思わないでもなかったが、
彼女たちは、先生というよりも少し年上のお友達感覚で
子どもたちにとっては親しみやすい存在みたい。

ただ、こんなことがあった。

娘のバックパックに付けていた
ミッキーマウスのキーホルダーがなくなっていた。

娘に、
「どうしたの?どこかで落とした?」
と聞くと、
「ううん、キャンプで男の子たちが取ってったの」
と言う。

「取ってったって、確かに見たの?」

「うん。バックパックからはずして遊んでるとこを見たの。
お家に持って帰るところも」

「なんで、返してって言わなかったの?」

「だって。大きいお兄ちゃんだったから。。」

「それって2ー3年生ぐらい?」

「うん」

「じゃあ、先生には言った?」

「言ってない」

「じゃ、明日、先生に言おう」

というわけで、翌日、娘を送って行った際に
カウンセラーの一人にその話をした。

「分かりました。今日、みんなにアナウンスをします」

そして、その日の夕方。

「先生はみんなに話してくれた?」

「ううん。。。」

「ミッキーは戻ってきた?」

「ううん。。。」

責任者らしい人が見つからなかったので
カウンセラーに話したのですが
やっぱりこれが学生バイトの実力か。

それからも何度か娘はカウンセラーに
その話をしたらしいが、
キーホルダーは戻ってこなかった。

キーホルダーごときでコトを大げさにするのも、と
責任者にきちんと話をしなかった私も悪かったけど
キャンプは、普段の鳥かごのような環境とは違うんだ、と
私にとっても娘にとってもいい勉強になった。

変なおやつ

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夕ご飯にチキンのトマト煮を作った。

普段、あまり使わないのだけど
珍しく『ひよこ豆(写真)』なるものを
缶詰で買ってきて入れてみた。

「このお豆、食べたことないかもしれないけど
きっとおいしいから食べてみて」
と、娘に見せると
「それ、サマーキャンプで食べたよ」
と言う。

「え、もしかしておやつ(スナック)に出たの?」
「そう」
「どうやって食べたの?」
「手でかき集めて食べた」

どうやって?とは、
どんな調理法で、と聞いたつもりだったのだけど
そんなこと娘には分かるはずもない。

お弁当は持たせているので、
それ以外にキャンプで食べたのだとしたら
スナックタイムしかない。

ちなみに公立の幼稚園や小学校は
スナックもすべて家から持たせるのが普通だが、
私立の施設やサマーキャンプ、
娘の通っていたAfter school programでは
午前と午後の一回ずつ
スナックを出してくれる。

でも、スナック=おやつだからといって
誰かのお誕生日会でもない限り
チョコレートやクッキーなどの
お菓子が出ることはまずない。

特に、ヘルシー志向の高まっている昨今、
スナックには全粒粉(=whole wheat)のクラッカーや
野菜や果物が出されることが多い。

果物ならまだしも、野菜?

・生のミニキャロット
・生のプチトマト
・生のブロッコリ
・セロリ
・枝豆
・ゆでたさやえんどう
・ゆでたインゲン豆

などはポピュラーなスナック野菜。

私は、自分が野菜好きではないこともあり
野菜をおやつに出すことはまずないが、
学校だけでなく
ママたちの手軽なスナックアイテムとしてもこれは定番なのだ。

子連れで外出するときは
ジップロックの袋にこれらを入れて
持ち歩くのがヘルシーママ流。

これはアメリカに来て7年になっても
馴染めない習慣のひとつ。

まあ、健康的なのはいいけど
自分が子どもだったら
「えー、こんなおやつ嫌だ!」って
食べないだろうな。

だから、娘がキャロットを残したと言っても
いつものように
「出されたものは何でも全部食べなさい」
ではなく
「ま、しょうがないね」
とこのときばかりは
物分かりがよくなってしまうのだ。