月別アーカイブ: 4月 2014

今日から娘のクラスの音楽の先生に

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娘のTKクラスに毎週水曜日に来ていた
外部委託の音楽の先生の授業が
春休みの前で終了しました。

「Miss xxx は明日で終わりなんだよ」
と、娘から聞いたときは
「え、まだもう一学期残ってるのに
どういう意味?」
と思いましたが、
そもそも音楽や美術など主要科目以外の授業については
PTAの集めた資金でやりくりされていることを考えると
「もう一学期分の予算がなかったのね」と納得。
(参照:公立=庶民的、と思ったら大間違い!

春休み開けの先日、いつものように
クラスルームペルパーとして教室へ行くと、
担任から声をかけられました。

「もしよかったら、音楽クラスを
引き継いでもらいたいのだけど」。

実は、これまで来てくれていた音楽の先生は、
私がボランティアで音楽を教える資格を取得した
(参照:Music Teacher Volunteer の実習)
団体(Music for Minors
から派遣されている有料講師。

そのことを担任とも話したことがあったため
声がかかったのでしょう。

私も、そのように申し出てみようかと
思っていた矢先だったので
二つ返事で引き受けることに。

さて、今日はその初めての授業。

「Miss Yumika が音楽を教えてくれるんだって」。
事前に担任から聞かされていたこともあってか、
子どもたちはおとなしく輪になって座って
話を聞いてくれます。

私も、『勝手知ったる』クラスなのでやりやすい。
正直、去年教えたひとつ年上の学年(Kindergarten)より
ずっと手がかからない。

去年のカリキュラムを引っ張り出し、
TK向けに少しアレンジしただけで準備も簡単。

娘は、
「ママが私のママってこと、みんな分かってるかな?」
と繰り返し、
「これ、私のママだよ」
とクラスの初めに皆に念を押していました。

「毎週、ヘルプに来てるから
そんなこと全員知ってるよ」
と思うのですが、
少し誇らしく思ってくれているのでしょうか?

こうして、6月の夏休みを迎えるまで
音楽教師代行を務めることになったのです。

セレブ気分を味わえるコロラドのリゾート滞在

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コロラドでの最初の2日間を
Copper Mountain で過ごしたあとは
ちょっとハイクラスのスキーリゾートに移動。

Beaver Creek(ビーバークリーク)といい、
Copper Mountain よりちょっと西のVail(ヴェール)より
さらに西に行ったところにあり、
巨大リゾート・ヴェールの約1/3ぐらいの広さ。

といっても、滑走コースは150本近くもあり、
日本のスキー場に比べたらやっぱりスゴい規模。

ちなみに、Beaver Creek もVail も、
そしてあのレイクタホのスキー場なども
すべてヴェイルリゾートという会社が運営しています。

ショッピングやレストランなどの充実した
高級感のあるスキータウンが隣接しているのが共通点。
ホテルから直接スキーリフトに乗れるなんていう
Ski- in Ski- out タイプの宿泊施設も珍しくありません。

高級感がウリだけあって
リフト券もスキースクールもけっこうなお値段。

でも、春休みスキーのよいところは
ホテルも含めてあちこちで
シーズンオフの割引があることです。

私たちも、高級ホテルに
なんと半額程度で泊まることができました。
しかも、チェックインの際に部屋のグレードアップまで!

毎朝のスタバのコーヒーサービス、
夕方の焼きたてクッキーサービス、
アウトドアの温水プール、
無料のコインランドリー、
ホテルレストランでのメインコース半額
(残念ながら5歳の子連れではちょっと敷居が高く、
 今回は断念。。。)
などを存分にエンジョイしました。

ちなみに、Beaver Creekリゾートは
高速を降りてすぐにリゾートへの入口ゲートがあり、
エリアのホテルか別荘の宿泊客しか
入ることができません。

アメリカの高級住宅地には
このようにゲートで仕切られたコミュニティ
(=Gated community)がたくさんあり、
それがステイタスにもなっていますが、
リゾートでもあるのね。。。

ゲートを入ると風景が豹変、
周りはセレブの豪邸のような別荘ばかりに。
お城やホテルと見間違えそうな立派なものばかりで
ちょっと場違いな感じがしてしまうぐらい。
(写真上)

興味津々で、エリアの不動産広告を見てみると
普通に2−10億円($2 Million – $10 Million)の
物件の広告がたくさん出ていました。

そんな高級リゾートでも、やっぱり家族(子ども)への
配慮は忘れない、というのがにくい。

リゾートタウンの真ん中には
子どもたちが遊べる
滑り台やぶらんこなどがある
公園が作ってあったり、
(写真中)
イースター恒例の卵探し(Egg Hunt)の
イベントまで催されていました。

イースター(キリスト教の復活祭)の日の朝には
親が家の中や庭に卵の形をしたチョコレートを
たくさん隠しておいて、
朝起きてきた子どもたちがそれを探し当てる
というのが一般的な家族の風景ですが、
このイベントのおかげで
うちも娘にEgg Hunt をさせげあげることができました。
(写真下)

こんなサービスとシーズンオフの割引に
すっかり気をよくした私たち(というか私)は、
来年の春休みもコロラドスキーかな?
と考えているところです。

春休みは憧れのColorado でファミリーSki

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アメリカの春休みは
一般的にイースター(キリスト教の復活祭)の
日曜日をはさむことが多いのですが、
今年のイースターは比較的遅かったため
(毎年、日付が異なります)
娘の春休みも4月も半ばの
12日からの10日間となりました。

ダンナが遠距離通勤するコロラドでは
まだスキーができるというので
家族でスキー旅行にでかけました。

コロラドのスキー場といえば
ヴェイル(Vail)が有名ですが、
その周りにも世界レベルのサービスを誇る
スキーリゾートがひしめいています。

今回は、規模が比較的小さめで
ローカルのダンナの会社の同僚が奨めた
Copper Mountain へ。

子連れのスキーは2回目ですが、
改めて感心したのは、家族向けサービスの充実具合。

子どものスキーレッスンは3歳から。
プライベートレッスンまであるのは
スキーのメッカならでは。

朝9時から午後3時までのレッスンで
ランチ付きなので
親はその間たっぷりスキーができます。

うちは2日間も娘をレッスンに入れ、
シーズン終了間際の
空いているゲレンデで
休みなく滑りまくりました。
(写真は、レッスンに向かう子どもたち)

親子で一緒に楽しみたいなら
スノーチュービング
(タイヤのような形のチューブと呼ばれるものに乗って
専用スロープを滑り降りる遊び)もあり。
けっこうなスロープで、大人にとってもスリルたっぷり。

夜にはKids Night Out(子どもの夜遊び)なるうれしいプランも。
残念ながらこれは4月頭でサービス終了でしたが、
スキー場のあるリゾートタウンで
$30以上の買い物や飲食をすることを前提に
3時間、無料で子どもを預かってくれるのだそうです。

Kids Night Out と言いながら、
実際はParents night Out(親の夜遊び)なのですが、
これもカップルカルチャーを大事にする国らしいサービス。

子連れでスキーとなると
親はいっそう疲れてしまいそうな気がしますが
これなら親も子どもも存分に楽しめますよね。

(次回へ続く)

もらい忘れた(?)2学期の成績表

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週末を入れて10日間もの春休みが終わり、
今日から新学期。

朝、娘を送って行くと
クラスメートの女の子が
「この封筒を返すんだよ」と
話しかけてきました。

それは、クリスマス休暇に入る前にももらった
レポートカード(成績表のようなもの)の
入った封筒。

春休み前にももらうはずだったのかしら?

担任に聞くと、
「じゃあ、持ち帰るのを忘れたのかもしれませんね。
探してみましょう」。

こういうところは相変わらずおおらかというのか
あまり世話を焼いてもらえない。

連絡のプリントや
図書館で借りた本などは、
個人のロッカーや
クラス全体の『お持ち帰り箱』の中に入れておき、
子どもたちがそれぞれ持ち帰る
システムになっているらしいのですが、
全員が忘れずに持ち帰ったかどうか
いちいちチェックなどしてくれません。

そんなわけで、うちの娘は、せっかく借りた図書も
家に持ち帰ることはめったになく、
読まずに返してばかり。

レポートカードも
休み前に持ち帰るはずが、
『お持ち帰り箱』の中に置きっぱなしになっていたらしい。

レポートカードをもらうことすら
きちんと知らされていなかったこともあり、
こちらもすっかり忘れていました。

さて、家に帰ってレポートを見てみると。。。

お友達との間で問題解決ができるようになったり、
他人の気持ちを少し気にするようになったり、
少し成長がみえます。

こういうスキル(=Life Skill)を
小さいうちに身につけることが
大事だと思っている私たち夫婦にとって、
このレポートはこの上なくうれしい。

担任からの長〜いコメントを
ありがたく読みました。

これから事実上の3学期
(特に学期という呼称は使われていないため)が始まりますが、
2ヶ月あまりと短い最後のTKを
これまで以上に満喫してほしい。

遊びながら数と英語に親しむTKの子どもたち

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水曜日。
いつものごとくクラスルームのヘルプをしていると、
自由行動時間に、ある子どもが
『足し算帳(My addition book)』なるものを取り出してきて
足し算の練習を始めました。

「まさか、幼稚園で足し算は教えないでしょう?」
とその様子をながめていると、
ビーズを1〜9個通したヘアピンのようなものを使って
ビーズの数を数えています(写真上)。

例えば、5+6なら
『5個のビーズを通した棒と6個のビーズを通した棒をお皿に移して
そのビーズが全部でいくつあるか数える』という風にです。

初歩的なやり方ではありますが、
立派な足し算の練習。
その子は、5のページを全部終えて、
ほかの遊びに移っていきました。
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「まだKindergarten にも行っていないのに
もう足し算を教えるんですか?」
と担任に聞くと、
「教えてはいないんですけど、
誰かが足し算の話を始めたら、他の子もやりたいというので
足し算帳を作って配ったんです。
あくまで、自由時間にやりたい子だけがやるもので
クラス全体に教えることはありませんけどね」

『やりたい子、できる子には積極的にやらせる』。
これってまさにアメリカ風の教育の仕方。

全員が同じペースで同じものをやらなくてもいいのです。

子どもの自発性を重んじ、
ものを触ったりしながら数や量の感覚を養う
モンテッソーリ式の教育に
ちょっと通じるやり方にも思える。

五感を使って学ぶ、といえば
アルファベットの練習もそう。

クラスには、A〜Zのラベルの貼られた
タッパーの入れ物があり、
それぞれに、その文字から始まる名前のもののおもちゃが
いくつか入っています(写真下)。

『L』の入れ物には
Lion,(ライオン)、Lizard,(トカゲ)、Leaf(葉っぱ)、
などのようにです。

私は、早くから算数やアルファベットの書き方をしっかり教える
という方針には疑問を持っていますが、
このぐらいの遊び心があふれたやり方なら
子どもの好奇心を刺激するにはいいのかもしれません。

あらためて、担任の先生の
アイデアと配慮に感謝いっぱいです。