6月30日、山梨旅行から戻った翌日、
7時の始発新幹線に乗り、
娘と私は大阪に向かった。
雨模様の金曜日で、経験者の友人からは
「行くのをやめる人もいるから
絶好のユニバーサルスタジオ日和だよ」
と言われたが、雨の中、アトラクションごとに
1時間以上も並ぶことになるのかと思うと
やっぱりちょっと気が重かった。
10時半ごろ、ユニバーサルスタジオ駅に到着。
ユニバーサルスタジオのショッピングアーケードに
直結していてとても便利だ。
お店には目もくれず入園、
中に入ったら一目散に
ハリポッターエリアに入場するための整理券を
ゲットしに向かった。
これも友人からのアドバイスだ。
整理券の発券場所を尋ねると
「今日は自由入場なので整理券はいりません」と言う。
さすが雨の平日。いいこともありそうだ。
確かに、それなりに人はいるが
混雑で歩くのもままならない、というほどではない。
それでも一番人気の Harry Potter and the Forbidden Journey は90分待ち。
待っている間に、これも友達に言われたように
持ってきたパンやおにぎりで簡単なランチを済ませてしまった。
レストランに入るのにも長い列ができるらしいが、
正味半日しかないのに、食事にまで並んでいる余裕はない。
列に並んでいて気づいたのだが、
あちこちから中国語や韓国語が聞こえてくる。
ちょっと見た目にはわからないが、
観光客の多くは近隣アジア諸国からの人々で
日本人比率はかなり低い。
10代後半から20代の若者のグループや
小さい子連れのファミリーなどさまざまだが、
先日の忍者村に続き、
外国人観光客の増加の勢いを実感した。
やっと建物の中に案内されると
まずカメラなどの手荷物をすべてロッカーに入れさせられる。
単に写真撮影のコントロールを厳しくしているだけかと思いきや、、、。
3Dを駆使したこのライドはすごい迫力だった。
ジェットコースターではないが
ライドは上下左右に激しく揺れ、
建物や木に衝突しそうになったり
湖に墜落しそうになったり
怪物たちに襲われそうになったり、
それはもう息つく暇もないほどだ。
私も我を忘れて大声で叫びっぱなしだった。
「すごかったね、ハリーポッターと一緒に
戦ってるみたいだったね」
と私が興奮気味に言うと、娘は
「あんなに怖いなんて知らなかった。
私はずっと目をつぶってた」
と半泣き。
ジェットコースター系と
怖いキャラクターが出てくるものには
もう絶対乗らないと言い張る娘に
「ここまできてそれはないでしょ。。。」
と、かなりがっかりする私。
ミニオン・ハチャメチャライドで少し気を取り直して、
何とかアドベンチャー・オブ・スパーダーマンや
スペース・ファンタジーなどには乗ってくれたが
ジュラシックパークやターミネーターのライドは
あきらめるしかなかった。
子どものために来たとはいえ
やっぱり個人的には後ろ髪を引かれる思いだ。
幸い、昼過ぎには雨も上がったので
ジョーズのボートライドを楽しんだ。
右や左から大口を開けたジョーズが飛び出してきたり
船長が撃った鉄砲玉が石油タンクを撃ち抜いて爆発したり
仕掛けはたくさんあるが、
3Dライドやジェットコースター系の
心拍数が上がりそうな乗り物がほとんどの中、
リラックスして座っていられる数少ないアトラクションだ。
朝の雨が嘘のように空は晴れ上がり、気温も急上昇。
その日から始まったウオーター・サプライズ・パレードでは
キャストやファンがここぞとばかりに水を掛け合い
気持ち良さそうだった。
ハリーポッター以外は、待ち時間が1時間以内のものが多かったので、
夕方までには(娘の基準で)乗れるものにはすべて乗り、
暑さも加わって6時ごろにはもうクタクタ。
7時のバスでユニバーサルスタジオを後にした。
その夜は、同じくアメリカから神戸に一時帰国中の
友達ママの実家に泊めてもらい、
翌日も共に過ごした。
こうして帰国直後の一週間は強行スケジュールだったが
家族や友達と密度の濃い時間を過ごし、
よい思い出がもうたくさんできた。
翌週からは娘の小学校体験入学が始まる。
2年ぶりのプチ留学だが、この勢いで
楽しんでくれることを願うばかりだ。