月別アーカイブ: 2月 2015

今週の主役(Star of the Week)

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今週は、娘がクラスの主役となる週だった。

毎週、アルファベット順に
クラスの中から一人がスター(Star of the week)に選ばれるのは知っていたが、
娘の番になってようやく
その趣旨がわかってきた。

先週の中ごろに娘が大きな模造紙のようなものを
持って帰ってきた。

・あなたとあなたの家族の写真
・あなたの好きな場所
・あなたの好きな食べ物
・あなたの好きな動物
・大きくなったら何になりたいか
・願いごとがひとつだけかなうとしたら?

などと質問がいくつか書かれていて
文字と絵や写真で答えるようになっている。

初日の月曜日に
これを見ながら自己紹介をするらしい。

さらに、毎日、自分の宝物を持参しては
プレゼンも行うという。

プリスクールやTKでも
毎週、Show and Tellの時間があり
おもちゃなどを持参しては
クラスのみんなに披露していたが
(参照:Show and Tell – プレゼンの練習は幼稚園から始まる
それを一週間にまとめてやっているようなものだ。

プレゼンの練習という意味もあるが、
自分のことをクラスメートによく知ってもらう
という目的も大きいのだろう。

アメリカでは、
よい人間関係を築くには
まず自分のことをよく知ってもらうことが大事だと思われている。

私なんて、と遠慮したり引っ込み思案でいると
『よくわからない人』
『つまらない人』
と思われて、友達を作ることはおろか
自分の活躍の場を確保することも難しい。

自分が育ってきた背景や
自分の好きなもの、
自分が気にかけていることなどを
常に意識し、それを人にきちんと伝える技術を
小さい頃からこうやってみがいていくのだ。

Star of the week は今日で終了。
毎朝、お気に入りのぬいぐるみやおでかけバッグなどを
意気揚々と持って出かけた娘だが、
プレゼンの実態は知る由もない。

友達との間では
いつもリーダー格で性格も明るい娘だが、
人前で話をすることはあまり好きではない、と
先生からは聞かされている。

この『Stage Fright(人前に出ることを恐れること)』
の克服にも少しは役立ってくれただろうか。。。

アフタースクール兼テコンドークラス発見!

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来年度のアフタースクールプログラムへの
申し込みが補欠となってしまい、
別の場所を探さなくてはいけなくなってしまった。
(参照:しまった!来年度はアフタースクールプログラムに入れない

まず最初に思いつくのは
小学校の敷地内にある公立のいわゆる学童。

何といっても敷地内だから
移動の心配がないし、
知っている友達もたくさんいるはず。

こちらの申し込みは3月に始まるし、
おさえとしてはよいのだが
どうも気が進まない。
その理由は。。。

娘がTKに入ったばかりのころ、
当たり前のようにこの学童に申し込んだ。

まだお昼寝をしていた5歳前の娘にとって
昼寝の時間がない小学生向けの学童プログラムは
ハード過ぎた。
そこで、コミュニティセンターが主催する
現在のアフタースクールプログラムの幼稚部に移したのだが、
今となってはそれ以外にも
不満な点がいくつか見えてきた。

・6時に迎えに行くまでほぼ終日フリータイム。
 カリキュラムらしきものが組まれていないこと
・スポーツなどの習いごとの
 追加プログラムがアレンジされていないこと
・利用している部屋が狭すぎて
 子どもたちが快適に遊べないこと
・子どもたちと遊んでくれる
 若くて元気なスーパーバイザーがいないこと

アメリカでは、公立の学童だからといって
私立の施設より費用が格段に安いわけでも無料でもない。
月々$500前後の利用料を払うのだから
求める要件も多くなるわけだ。

他の選択肢を求めて
インターネットでサーチをかけると、
来年度からアフタースクールを始めるという
市内のテコンドーの教室が表示された。

共働きの家庭には必須の
市内の小学校からの送迎が含まれているという。
テコンドークラスも取り放題!

さっそくオーナーに連絡し、道場の見学に行くことに。

場所はダウンタウンの繁華街。
うちから車で5分だ。

カンザス州で小学校の先生をしていたというオーナーは
テコンドーの黒帯保持者。
ご主人の仕事の都合でカリフォルニアに来たものの
前の州の教員資格がそのままカリフォルニアで使えないため
テコンドー教室を開くことにし、
この秋からアフタースクールも併設するのだという。

いつか武道を習わせるのもいいか、と
思っていたこともあるが、
何よりもオーナーの情熱が気に入った。

モンテッソーリやレッジオ・エミリアなどの
教育メソッドにも詳しく、
アカデミック偏重になりつつある
現代の教育に疑問を持ち、
クリエイティブな遊びもたくさん取り入れる予定だという。

ダウンタウンにある教室には
お外遊びができるスペースはないが、
幸いにも徒歩圏内に市の公園があり、
そこへの散策もスケジュールされている。

テコンドークラスが含まれることを考えれば
料金もそれほど割高ではないし、
これって貴重な発見かも!

ダンナもすっかりオーナーが気に入ったよう。
とにかくこういうことはスピードが大事、と
改めて思い知ったこともあり、
さっそく申し込むことにした。

うちの子がテコンドーね。。。
礼儀や忍耐も身につけてくれるかな
(、、、とまた要求が高くなる)。

何はともあれ、アフタースクールの
見通しがついてやれやれだ。

しまった!来年度はアフタースクールプログラムに入れない

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2月といえば、新年度の学校や
アフタースクールプログラムなどの申し込みで
バタバタする月。

うちは去年、娘がKindergarten に進級するとき
住所で割り当てられた学校に転校願いを出し、
なんとか5年生(カリフォルニアの小学校は5年生まで)まで
現在の学校に通えることになったが、
(参照:補欠繰り上がりで希望校に進学!
アフタースクールプログラムは
毎年、申し込み直す必要がある。

スイミングやアート、ダンスなどの習い事も
希望すれば時間内にできてしまうことや
若くて元気なインストラクターたちが
体育館や公園で子ども達と一緒に走り回ってくれるのが魅力で
毎年、希望者が殺到する。

娘の通う小学校から子供の足で歩いて20分はかかる場所にある
コミュニティセンターが主催しているが、
学校の敷地内にある
公立の学童に比べても大人気。

うちは、2年前から利用していることもあり
既存利用者として
エリア住民とともに優先申し込みとなっている。

去年は申し込み日当日、
娘を学校に送ったその足で
コミュニティセンターに向かい、
無事にスポットを確保することができた。

今年も同じように
のんびり朝8時過ぎに申し込みに行くと
オフィスの前に去年より長い列ができている。

後ろから5番目ぐらいに
娘のクラスメートの母親が並んでいた。

「何時から並んでるの?」と聞くと、
「7時20分頃かな。一番前の人は4時だって」。

『え、優先なんだし、そんなにしなくても大丈夫だよね?』

自分に言い聞かせながら列の後ろについた。
オフィスがいつもの9時より10分ほど早く開いた。
列が少しずつ動き出した。

そこで何人かが電話をかけ始めた。

「電話受付もやってるから、一か八かかけてみる」
「やっぱりダメね。全然つながらない」

去年、受付の女性が
「私一人で受け付けてるから、電話なんて取る暇ないわよ。
電話は窓口に来てくれた人をまずさばいてからね」
と言っていたから
そりゃつながらないでしょう。

そう思っていたら
「つながった!」と、
一人の母親が列を抜けていった。

「どうも奥で別の人が電話を受けてるみたいよ」

それを見た何人かが電話をかけ始めた。
そこでつながった人はいないようだったが、
別の一人が
「家から電話をかけてた主人がつながったみたい」
と、また列を抜けた。

そうこうしていると、
「金曜日以外はすべて埋まりました。
これからは金曜日の申し込みのみ受け付けます」
と受付の声。

えーーーーー。

私の前にいた3人ほどを含め、
私もとりあえず金曜日のみ申し込むしかなかった。
あとの曜日はキャンセル待ち。

なんてこと!
優先だと思っていたらなんと補欠。

優先申し込み者が入れないということは
エリア住民の申し込みが多かったということだろう。
人気の高いこの小学校に子どもを入れるために
このエリアに引っ越してくるファミリー層が
年々増えているとも聞く。

あー、もっと早くに並ぶべきだったな。
あー、ダンナにも電話をかけさせるべきだったな。

悔やんでいる暇はない。
代わりのアフタースクールプログラムをすぐに探さなくては。

学校選び、チャイルドケア探しからは
しばらく解放されたと思っていたら
とんだ落とし穴だった。

さて、どうしよう?

Kindergarten 100日目のお祝い

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金曜日はKindergarten 入園100日目。
お祝いを兼ねたアクティビティをやるというので
また保護者ボランティアとして参加してきた。

実は去年のTKでも100日目のお祝いがあったが
その時は担任が独自に考えたアイデアだと思っていた。

が、今年は何人かの他の学校に通うお子さんの保護者からも
同じくお祝いやアクティビティがあることを聞き、
少なくともこの辺りの学校では
ポピュラーなイベントだということがわかった。

事前に”100”にちなんだ工作などが宿題に出るのも共通だ。

・100歳になったら。。。?の作文
・何かを100個使ってアート作品を作る

などが宿題のテーマ。

うちも、100にちなんだ何かを作るという宿題で
娘は100個の風船の絵を描いていった。

当日のアクティビティの主な内容は2つ。
・(輪の形をした)シリアルを100個つなげてネックレスを作る
・10個 x 10種類のスナックを集めておみやげのスナックバッグを作る(写真)

100個ってどのぐらいの量なのか
日常生活でよく目にするものを使って
感覚的に理解させるという目的なのだろうが、
スナック(お菓子)をこんなに使うのには
少し驚いた。

ハロウィーンやクリスマスなど
スイーツや軽食の持ち寄りパーティが
学校でも頻繁に行われるので
すっかり当たり前になってきた感もあるが、
やっぱりビーズとかシールとかを使うほうが
学校らしい気がする。

そもそも日本の学校では
お菓子を持って行ったり食べたりすることはもちろん、
学校でお菓子を使ったアクティビティをするなんて
まず考えられない。

案の定、男の子の何人かは
ネックレスを作りながらシリアルをポリポリつまみ食い。

「先生、できたからネックレスの紐を結んで!」
「それ、シリアルが100個あるようには見えないけど?」
「だって途中で食べちゃったんだもん」

途中で食べちゃったら100まで行き着かないなんて
先生も考えなかっただろうな。

先生はちょっとカリカリしていたけど
子どもたちにとっては
この上なくハッピーな一日になったに違いない。

少女向けTV番組『マイリトルポニー』を愛する男たち

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週末、仲良し家族のお家へお呼ばれ。

ご主人Gはスマホやパソコンで一世を風靡している
あのA社に勤めるエンジニアだが、
その彼のパソコン画面に
『マイリトルポニー(My Little Pony)』の
ムービーのアイコンがあるのが見えた。

うちの娘と同じく、愛娘のAちゃんが
幼児〜小学校低学年ぐらいの女の子に絶大な人気の
TV番組『マイリトルポニー』の
ファンであることは知っていたから
気にも留めなかったが、
Gさんはそのせいで
会社で変な濡れ衣を着せられているらしい。

その濡れ衣とは、彼が『BRONY』ではないかということだ。

BRONY = Brother + My Little Pony
という意味の造語で、
要は『マイリトルポニー好きの男性』ということ。

少女たちだけでなく
れっきとした大人の男性の中にも
『マイリトルポニー』の隠れファンがたくさんいるらしい。
https://www.youtube.com/watch?v=Est3UNs-LIk

そのラップトップをのぞいた同僚が
『マイリトルポニー』のアイコンに気づき、
「GさんってBRONYだったんだ」と
いぶかしげな目で見られたのだとか。

「あ、これ、娘が好きだからね」
と即座に返すと
「娘さんねえ。。。」
と余計に疑われる羽目に。

GさんがBRONYだとしても
ちっとも違和感がないところが
こちらとしてはちょっとおかしいのだが、
それは内緒。

『BRONY』たちも、
うちの娘たちのように
『マイリトルポニー』のフィギュア(写真)を集めたり
「僕はこのポニーが好き」なんて
お気に入りのキャラクターがいたりするのかな?

でも、友情がテーマの
何の罪もないドタバタ番組だからか
あまりオタク独特の暗さがないのが不思議。

それにしても『BRONY』とは
なかなかシャレたネーミングだと
むしろ感心してしまった。