月別アーカイブ: 11月 2016

一ヶ月遅れのお誕生会はYMCAでの運動会(2)

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厳選したお友達14人にオンラインで
誕生会の招待状を送ったところ
なんと13人から『参加』の返事。

オンライン招待状は手軽さが魅力だが
返信がこない、『参加』と言ったのに当日ドダキャン、など
手軽さによるデメリットもある。

なのに、おばあちゃんの誕生会と重なってしまった
Mちゃん以外はすべて『参加』と知って
娘も私も少しびっくりした。

日曜日の4時からという時間帯も良かったのだろう。

土曜日は、スポーツなどの習い事で
忙しい子どもたちも多く、
土曜日のお誕生会はタブーと言われているほど。

日曜日の遅い時間だったので、
週末の予定との両立もしやすかったのかもしれない。

当日。
私は朝からスナックの準備で忙しい。

・おいなりさん
(味付けのおいなりさんにご飯を詰めるだけ!)
・ミニベーグル
(セルフサービスでクリームチーズと一緒に)
・トルティヤチップス
(セルフサービスでアボカドディップと一緒に)
・枝豆
(塩茹で済みの冷凍もの)
デビルドエッグ
(2ダースのゆで卵をアレンジして手作り。意外と簡単)
・ミニピザ
(直径10cmぐらいの冷凍もの3ダース。会場のオーブンで直前に温め)
・ケーキ
(これはお気に入りのベーカリーにオーダー)
・ジュース

簡単に作って簡単に食べられる
子どもの好きなフィンガーフードばかりを集めた。

娘が手伝うと言って聞かないので
デビルドエッグの黄身のミックスと
白身に詰め直す作業を手伝ってもらった。

意外と役に立つ。

そうして3:30頃、車で3分のYMCAに入ると
パーティ会場はすでに
お願いしておいた娘のお気に入りのブルーと紫の
テーブルカバーや風船などで飾り付けがされていた。

スナックを並べるぐらいであまり準備することもなく
ちょっと気が抜けたぐらいだ。

4時近くになると、ゲストが続々と到着。
初めて会う保護者も数人いたが
基本的には知った顔ばかり。

ほとんどが子どもを置いて会場を去って行った。

体育館に子どもたちを連れて行くと
インストラクターがお待ちかね。

普段から、子どもたちのサマーキャンプなどを
担当しているという彼女は、子どもの扱いも慣れたもの。

じゃんけんゲームや鬼ごっこのような
軽いゲームから始まり、
ポテトサックリレー
(ジャガイモを配送するときの頑丈な布のバッグを履いてジャンプして前進する)
や、障害物競走など
テンポよく進めてくれている。

正面衝突して泣き出す子がいたり、
「やりたくない」と一人でふてくされる子がいたりもしたが、
1時間のアクティビティの後は、
子どもたちはみんな汗だくになって
にぎやかにパーティ会場へ戻ってきた。

子どもたちもパーティには慣れたもので、
こちらが何も言わなくても
勝手にお皿の上に好きなものを取って
スナックを食べ、ソーシャライズを始める。

ピザはやっぱり圧倒的な人気だったが
娘と作ったデビルドエッグもすぐになくなった
(娘は、自分が作ったのに一つも食べられなかったとこぼしていた)。

その後、迎えにきた保護者たちも
ケーキやスナックを少しつまんだり
他の保護者たちと談笑した後、
三々五々と、子どもたちを連れて会場を後にした。

ああ、やっと一年に一度のビッグイベントが終わった。

計画には時間がかかったが、
終わってしまえば一瞬だった。

プレゼントの山を見ながら
『これ、どこに収納しよう』
と思わなくもなかったが、
娘の満面の笑みを見て私も大満足。

思い切ってパーティをやってよかった!

一ヶ月遅れのお誕生会はYMCAでの運動会(1)

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悩みに悩んだ娘の誕生会。
初めて巷の『お誕生日パーティプラン』を利用することにした。

これまでは自宅に数人の仲良しのお友達を呼んで
自宅の飾り付けから軽食の用意、アクティビティまで
すべて自前でやってきたが、
娘も8歳になり、誕生会についても自分のこだわりを主張し始めた。

「クラスのお友達全員を呼んで、
パーティ会場でやってみたい」。

娘のいう『パーティ会場』とは
アートテコンドートランポリンなどの教室が提供しているプランで、
ゲスト一人当たり$20〜30以上が相場、
しかもケーキやドリンク、スナックなどのフードは
持ち込みが普通だから、
20人以上も招待したら軽く$500は超えてしまう。

そのぐらいが当たり前の風潮に
以前からなじめずにいた私だが、
仲良しのお友達の数も増え、
自宅でパーティをできる規模ではなくなってきた。

仕方ない。
今年は、『パーティ会場』でやるとするか。

だからって毎年やるわけじゃないぞ、と
自分に言い聞かせながら
ネットを駆使して会場探しを始めた。

Pump It Up
(空気で膨らませた巨大ジャンプ遊具がたくさんの
 人気チェーン・パーティスポット)がいい!」
「あそこはたくさんのお友達がお誕生会やってるでしょ?
同じところじゃない方がいいんじゃない?」

「じゃあ、アイススケート」
「いつも行ってたところ、春にクローズしちゃったからねえ。。」

「ボウリング?」
「こないだ、Lちゃんがやったばっかりだもんねえ。。。」

体を動かしてみんなでワイワイ楽しめる
アクティビティのできる会場を探していた時、
ふと家族会員になっているYMCAのことを思い出した。
確か、会員用バースデープランがあったはず。。。

問い合わせてみると
『2時間カスタムメイドパーティプラン』
というのがあった。

体育館の半分を貸し切って
ドッジボールやバスケットボールなどの
アクティビティを自由に選ぶことができ、
1時間のアクティビティ+1時間のパーティルーム使用+インストラクター
で$210(15人まで)だ。

何といってもアクティビティの内容は
リクエストに応じてくれるというのと
パーティ会場の飾り付けや紙皿、フォークやナイフなども無料サービス、
片付けも全部やってくれるというのがいい。
こちらはケーキとスナックなどを持ち込むだけだ。

日本の運動会を真似て
二人三脚や綱引きをやったら大ウケだったという
ママ友のお子さんの誕生会を思い出し、
YMCAの誕生会担当者と相談の結果、
体育館で障害物競走やリレーなどを盛り込んだ
チームアクティビティを行うことに決定した。

娘とゲストリストを厳選したら
4年生2人(娘の憧れの上級生男子!とその親友)、
学校以外のお友達4人を含めてちょうど15人前後。

このぐらいなら
全員にきちんと目が届き、
スナックもケータリングしなくて済みそうだ。

こうして、娘も私たちも納得のプランが見つかり、
10月の半ばすぎにようやく
ゲストにオンラインの招待状を送ることができたのである。

続く

雨ニモ負ケズ 家族総出でParty& Trick or Treating

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10月中旬、今年はどこで
ハロウィーンをしようかと思っていると
ある日の学校の帰りに娘がこう言った。

「Mちゃんのおうちでやる仮装パーティに招待されたの。
そこに行くことに決めたから」。

Mちゃんはアフタースクールで仲良くなったお友達で、
学校から徒歩圏内のお家に住んでいて
夏休み前にもお誕生会に呼ばれている。

毎年、うちの近くに住むお友達と近所をまわったり
家族だけでハロウィーンの盛り上がりで有名な
エリアに出かけたり
異なった過ごし方をしてきたが、
今年はまた初めてのパターンになりそうだと思っていたら
Mちゃんのママからメールが届いた。

『ささやかなピザパーティの後、
みんなで近所に Trick or Treating に出かけます。
保護者同伴も歓迎。スナックや飲み物の持ち込みも歓迎!』
とある。

娘の通う小学校の近所は
(うちからは車で15分)
小さな子どものいる家庭も多く
Trick or Treating にはもってこいのエリアだとは聞いていたが、
通学4年目の今年、初めてそこでハロウィーンを
過ごすことになった。

当日6時頃、いつもと同じようにアフタースクールに
娘を迎えに行き、そのままMちゃんのお家に直行すると
すでに多勢の大人と子どもで盛り上がっている。

仲良しのSちゃん、(別の)Mちゃんたちの
パパとママもワイン片手に談笑している。
うちのダンナも仕事を早めに切り上げて合流したが
10ー15家族のうち半分以上が夫婦同伴、家族総出で参加していた。

仮装している大人たちは思ったより少なかったが
(うちも娘の仮装だけで手一杯)
ヒラリー・クリントンとドナルド・トランプのお面をかぶった夫婦は、
シンプルな仮装にもかかわらず注目の的だった。

アボカドのディップにトルティーヤチップス、
サーモンのスモークとクリームチーズにクラッカー、
マッシュルームに詰め物をしたオーブン焼き、
それに直径50cm以上もありそうな巨大ピザなどが
所狭しと並び、子どもが主役のお誕生会などと違って
大人たちも楽しめる立派なホームパーティだ。

友達と呼べるほど親しいわけでもない人たちを
これだけたくさん招いてパーティを催すなんて
私にはちょっと無理だなあ、
などと、Mちゃんのママのホストぶりに
感心しながら楽しんでいると、
そろそろ Trick or Treating の時間だ。

当日は月曜日、翌日はいつも通り学校に行かなくてはならないから
あまり遅くまで盛り上がるわけにもいかない。

外が暗くなった7時ごろ、
みんなでゾロゾロとMちゃんのお家を後に、
Trick or Treating に出発した。

子どもたちは道路を挟んでジグザグに全力疾走、
両脇の家をしらみつぶしにまわリ始めた。

「車が来てるから早く渡りなさい!」
「ちゃんと全員揃ってるか?」
と、時々、親たちが声をかけてリードする。

あちこちで、クラスメートや他のお友達とその親とも出くわし、
学校主催のイベントかと勘違いしてしまうくらいだ。

「あ、xxちゃんのお家だ」
「ここ、アフタースクールのリーダー(子どものお世話係)のお家だったよ」
「私の大好きなお菓子だ、やったー!」
などと、子どもたちの勢いは衰える様子もない。

7時半ごろ、とうとう雨が降り始めた。
その日は一日中雨の予報だったから、傘をさして
Trick or Treating に行くことも覚悟していたことを考えると
ここまでもってくれただけで御の字だ。

「雨が降って来たからそろそろ家に戻るぞー」。

その日に限って仕事の都合でハイヒールを履いていた私には
その声がどんなに嬉しかったことか。

雨は急に激しく降り出したが
子どもたちはお構いなし。
最後の最後まで未訪問のお家に駆け込む。

Mちゃんのお家に戻ったのは8時ごろ。
びしょ濡れの子どもたちを着替えさせて
パーティはお開きとなった。

そろそろ朝夕は冷え込み、
雨に降られることも多いハロウィーンだが、
4ー5年生にもなると、親とTrick or Treating に行くのも
嫌がるようになるというから
娘と一緒にTrick or Treating ができるのもあと数回。

今年はこれまでで一番盛大なハロウィーンとなったが、
来年はどんなハロウィーンになるかな。

石の研究『Rock Project』

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先日、2年生になって初めての
プロジェクトワークが宿題に出された。

テーマは『石(Rocks)』について。

サイエンスの授業で、異なる石の成分や成り立ち、
その呼び名や特徴など
時間をかけて学習しているようだったが、
その集大成となるものを作ってくるというのが課題だ。

・タイプの異なる石の特徴を学ぶゲームを作る
・複数の異なる石を採集し、展示物を作る
・二つのタイプの石を採集し、
 その特徴をVen Diagram にまとめる

など、プリントに成果物の例がいくつか書かれていたが
どれも平日の夜、短時間でできそうなものではない。

かつ、子どもが自分一人で取り組めるような代物でもない。
リサーチや成果物の作成には明らかに保護者のヘルプが必須だ。

提出まで1週間ちょっとの期間が与えられたが
その代わり、その週は算数の宿題はキャンセルになった。

プリントを眺めながら、
「どんなのにしようか?」と聞くと
「ゲームを作る!」と即答の娘。

気持ちはわからないでもないが、
それがいかに時間と手間とクリエイティビティを必要とした
大変なプロジェクトになるかということは明らかだった。

「楽しそうだけど、実はゲームを作るって大変だよ。
残念だけどママにはアイデアがないなあ。
他のものにしない?
ねえ、そもそもVen Diagram って何?」

「マルが二つ右と左にあって
真ん中がちょっとだけ重なっている図だよ」。

ああ、集合の関係を表す算数の図のことか!

聞いたことのない言葉が使われていたから
自動的に避けそうになったが、
恥をしのんで聞いてみてよかった。

二つの種類だけならうちの庭からでも石は見つかりそう。
模造紙は常備しているし、
たまたま娘の誕生日のプレゼントが送られてきた時の段ボールもある。

私の中で出来上がりのイメージがわいた。
これなら何とかなりそうだ。

「庭から違う種類の石を二つ見つけておいで。
その石の種類をインターネットで調べて
まずはその特徴をリストにしてみようか」。

娘はすぐに白い大理石のような石と
茶色い火山岩のような石を拾って戻ってきた。

「この茶色いのはScoria(火山岩)だよ。
学校で習ったもん。
この白いのはきっとGranite(花コウ岩)だね」。

一方、旦那はインターネットで
石のタイプとその特徴が表にまとまっている便利なものを
見つけてきた。

インターネット様様だ。

そこにはScoria(火山岩)、Granite(花コウ岩)をはじめとする
さまざまなタイプの石がどこで、いつ頃、どのようにしてできたかや
手触りや重さ、成分などが
箇条書きでまとめられている。

「両方ともIgneous(マグマが冷えてできたもの)だけど
でき方が違うんだね。
同じ大きさでも重さがかなり違うよ」。

などなど実物を目の前に、
表を見ながら共通点と異なる点を箇条書きにしていった。

「ねえ、Ven Diagram は普通はマルが二つだけど
今回は石のプロジェクトだから
それぞれの色と形をマルの代わりにしたらどう?」

娘は私のアイデアが気に入ったようだった。

こうやって石をモチーフにしたVen Diagram が出来上がった。

プレゼン(もちろん後日、クラスでの発表がある)用に
これを段ボールに貼り付けてプロジェクトは無事終了。

結局、前回の生態系のプロジェクトと同様、
最後の段ボールへの貼り付けは私が夜中にやる羽目になったのだが。。。

翌日、締切日の朝。

「お、あの石のサンプルはすごいな」。
「いつものことながら親のやる気を試されてるみたいだよね」。
「週末にちゃんとやらなかったのは間違いだった」。
「来年は要塞を作るプロジェクトだよ」。

などなど、登校時の親同士の会話も盛り上がった。
文句を言いながらも
みんなそれなりに子どもとの時間を楽しんだようだ。

もしかしてそれが学校側のねらいなのかも。。。?