月別アーカイブ: 8月 2016

今や娘のお気に入りブランドに 森永&キューピー体験見学(1:森永)

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東京に到着したその夜、
メールをチェックすると
森永乳業からメールが入っていた。

「工場見学&チーズ作り体験 キャンセル発生のお知らせ」とある。
やった!
ダメ元で申し込んでおいてよかった。

工場見学や体験はほとんどが無料のため
とりあえず申し込んでおいて後からキャンセル、
というケースも多いのかもしれない。

こうして東京滞在二日目は
午前中の森永と午後のキュービー、と急に忙しい一日となった。

森永乳業の工場
多摩モノレールの桜街道駅にあり、
滞在していた中野の家族の家からは
電車だけでも50分ほどかかる。

ラッシュアワーなのが心配だったが
通勤・通学とは逆方向だったため
のんびり座って電車の旅を楽しむことができた。

工場に着くと、大きな会議室に案内された。
パンフレットと紙パックのミルクをもらって
一番前の席に座った。

見学者は20家族ほどいただろうか。
全員がそろったところで
グレーのベストとスカートに白いブラウスの制服を着た女性が登場し、
森永乳業の会社紹介、商品紹介などのプレゼンテーションが始まった。

もらったミルクを飲みながらプレゼンを10分ほど聞くと
次はチーズ作り体験だ。
家族ごとにトレイに乗せられた牛乳とお酢のカップ、
茶こしのようなものが配られた。

「この牛乳は60度程度に温めてあります。
これにお酢を混ぜて五回かき混ぜてください。
多すぎても少なすぎてもいけません」。

娘はさっそくお酢を牛乳のカップに注ぐと
1、2、3、4、と数を数えながら五回かき回した。

「では、その液を空のコップに茶こしを通して流し入れてください」。

するとどうだろう。
コップの中には少し黄色がかった液体が流れ込み、
茶こしの上にカッテージチーズのような塊が残った。

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「茶こしの上に残った塊がチーズです。
お家でも簡単にできますよ。
ちなみに、カップの中の液体はヨーグルトの中で時々見かける液体と同じです。
だから、あの液体は食べて(飲んで?)も大丈夫なんですよ」。

チーズ作りというから
しぼりたてのミルクをたらいほどの大きな容器に入れ、
長い木製の棒などでみんなでかき混ぜたりするのかと思ったら
こんなに簡単で小規模な実験でびっくりした。

「では、チーズを試食してみましょう。
そのままでは風味が薄いのでクラッカーに
ジャムと一緒に乗せてお召し上がりください」。

リッツクラッカーと個別包装された小さなジャムが配られた。

さっそく試食。
まったくチーズ臭さがなかったが食感は確かにカッテージチーズだ。

5分程度のあっという間のチーズ作りだったが
チーズ作りの基礎は分かったような気がした。
ミルクの温度とかき混ぜすぎないことがコツなのね。

娘は、話を聞くだけでなくミルクやチーズが試食できたのだから大満足だ。

そのあと、工場見学に出発。
瓶詰め、パック詰めの牛乳やジュースが作られ、
箱詰めされるまでの工程をガラス張りの廊下から見て歩く。

ずーっと昔に学校で行った社会科見学を思い出す。

ベルトコンベアで運ばれる空の容器に
ミルクやジュースが注がれ、キャップやストローが付けられていく。

オートメーションと言っても
今の時代においてはとてもローテクに見えるその流れ作業に
なんとなくホッとした感覚を覚えたのは私だけだろうか。

見学が終わると、かわいらしい牛のキャラクターが描かれたロゴ入りノートや
アイスクリーム用のステンレスのペアのスプーンなどをもらって
またまた娘は上機嫌。

多摩モノレールにまで乗って
はるばる見学に来た甲斐があったかな。

次への期待もちょっと高まった。
うっとしいぐらいのセミの声を聞きながら工場を後にし、
午後からのキュービーマヨテラス見学へ向かった。

子どもたち大興奮!の原宿 カワイイ モンスター カフェ

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東京観光の初日は、
原宿 カワイイ モンスター カフェでのランチから始まった。

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1歳と2歳半の子どもを持つ友人と店で待ち合わせ。
「夏休みで混雑しますので
ランチは11時からでお願いします」
と言われ、かなり早めのランチとなったのだが、
着いてみるとその派手な内装と
きゃりーぱみゅぱみゅばりのモンスターガール(写真)に
子どもたちは大感激。

入口を入るとすぐにユニコーンやフルーツで飾り立てられた
巨大なデコレーションケーキの形をした
メリーゴーランド(写真)が迎えてくれる。

テーブル席はピンクや水色の模様の壁で仕切られ、
これもそれぞれケーキのように見える。

カラフルなキノコや毒々しい色の花があちこちに生えていて
まるでお菓子の森のようだ。

かと思うと、天井からはカラフルな巨大哺乳瓶や
そこから管を通してミルクを飲むユニコーンがぶら下がっていたりして
どこを見ても飽きさせない。

メニューは意外と普通で、照り焼きチキンや
ハンバーガーなどのシンプルなものばかりだが、
ハンバーガーはドギツい水色のパンが使われていたり
その上になるとを二つ置いてモンスターの顔のように見せるなど
プレゼンテーションはやっぱり派手(かわいい?)だ。

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セットメニューにはドリンクとデザートが付いてくるのだが、
デザートのショートケーキやソフトクリームも
ピンクや水色で可愛らしい。

その色遣いに一瞬心配になったが、味はまあまあ
(セットで2000円以上もすると思うと
ちょっと物足りなくもないけど)。

実は、この店、一人当たり入場料が500円チャージされる。
きゃりーを演出している有名人、
増田セバスチャン氏がプロヂュースするというだけあって
単なるレストランに終わらせないのはさすがだけど、
「このキャンディーをお買い上げになれば
メリーゴーランドにも乗ることができます」と
ウエイトレスがキャンディーのカゴを持ってセールスに回ってきたのには
ちょっと辟易とした。

そんな色々な思いをめぐらせていたママ二人をよそに、
子どもたちはランチもそこそこに
メリーゴーランドに乗ったモンスターガールたちが
繰り広げるちょっとしたダンスショーに釘付け。
一緒になって踊っている。

余談だが、トイレの内装もメインホールに負けない派手さで
一見の価値あり。
色とりどりのビーズが敷き詰められた洗面台、
原色のカラフルな小さなタイル貼りの壁、など
楽しい時間が過ごせる。

今回の東京観光の目玉だったモンスターカフェ。
小さな子どもたちが飽きることなく
2時間も滞在できたのだから
アミューズメントパークとしては合格かな。

(行く前から)子連れの東京めぐりも楽じゃない

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この夏の日本への帰国は
いろいろあって7月末から8月頭の2週間の短い滞在となった。

去年の苦い体験によって
日本の小学校には行きたくないという娘に
少しでも「日本は楽しい」というイメージを回復してもらおうと
最初の数日間は東京のトレンディスポット巡りのガイドに徹することにした。

去年、好評だったキッザニアのチケットをネット購入しようと思いきや、
日本の夏休みの始まる7月20日前後からはどの日も予約売切状態。
夏休み料金適応とかで入場料が通常より1.5倍近いというのに、だ。

じゃあ、ジブリ美術館にトライだ。
スタジオジブリのアニメはたくさん見ているし、
娘もそろそろ美術館を楽しめる年齢だろう。

しかし、こちらもネット予約券は期間中すべて完売。

恐るべし東京の親たち!
何週間も前から予定を立てて観光地の予約をきちんとしているなんて。

出発2週間ほど前になって慌てている私が甘かったのだ。
このままだと娘を連れて行くところがない。

東京在住の妹や小さな子どもを持つ友人に
子連れで行ける東京の名所について聞いてみると
こんな答えが返ってきた。

「最近、食品メーカーをはじめとするたくさんの企業が
工場見学やモノ作り体験などができるツアーをやっているから
いくつか行ってみれば?」

へえ、そうなんだ。

調べてみると、たくさん出てきた。

森永、キューピー、日清(カップヌードル)、
ガリガリ君の赤城乳業、合羽橋の食品サンプル屋、
全日空や日本航空の整備場見学、などなど。

東京でわざわざディズニーランドなんかに行くよりも
こちらの方がよっぽど楽しそう、かつ勉強にもなりそう、と
ツアーの予約ページを見てみると、
どこもまたほぼ完売状態。

半分あきらめかけたが、何度もウェブサイトを訪れているうちに
キューピーのマヨテラスで、ある日のある時間帯に空きがあるのを発見!
迷わず2名分の予約をした。

森永は予約でいっぱいだったが
キャンセル待ちを受け付けていたので
ダメもとでこちらにも名前を登録。

繰り上がらなかったら、
予約なしで和紙づくり体験をできるお札と切手の博物館か
去年開館したばかりというエプソン・アクアパークに行くことに
とりあえず決めたが、
子連れの東京観光を計画するのがこんなに大変だとは思いもよらなかった。

原宿のモンスターカフェにも
友達経由で予約を入れてもらったが、
夏休みだからセットメニューしか注文できないとか
時間制限があるとかこちらもちょっとタカビーな対応。

足元を見られているような気もしていい気はしなかったが、
今回は娘を楽しませることが目的。
ここは『耐え難きを耐え』の精神だ。

さて、今回、娘にとって東京はどんな所に映るのだろうか。
楽しみなような心配なような気持ちでいざ、東京へ。。。