月別アーカイブ: 8月 2018

夏休み初日からアラスカ・クルーズへ出発!

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毎年、夏休みには
娘のプチ留学のために日本に帰っていたが、
今年はその代わりにアラスカ・クルーズに
出かけることになった。

数年前に金婚式を迎えた私の両親の
お祝い旅行をしようと言いながら、
母親の体調がすぐれなかったこともあり
その計画は先延ばしになっていた。

今年になって母親の元気が戻ってきたのをみて、
急遽、『行くなら今でしょ』となったのだ。

クルーズといえば、リタイア後のシニア向けで、
行動派の旅行者や子どもには
不向きと考えている人も多いかもしれない。

実は私も長いことそう思っていたのだが、
ここ数年の間にアラスカクルーズに出かけた
近しい友人たちから
特に三世代の旅行にはオススメと聞かされていたので
密かにリサーチを進めていた。

アラスカといえばオーロラだが、オーロラは冬限定。
夏は氷河やフィヨルド、クジラやイルカなどが
見られるらしい。

7泊8日のクルーズでは、観光地に寄港するのは
そのうちの4日間だけなので
船上で過ごす時間もかなり長い。

子連れ&年寄り連れで船の中に長時間閉じ込められて
退屈しないかというのが一番気がかりだったが、
どうもそんな心配は無用のようだ。

・バラエティ豊かなメニューの朝昼晩の3食込付き
・朝昼は好きな時間に食事が可能
・船の中にはプールやジム、シアターなどもあり
 エンターテイメント・メニューが星の数ほど用意されている
・子どもを無料で預かってくれるプログラムあり

早朝から夜遅くまでのツアーや
体力の必要な観光はもう無理という両親や
プールは必須、という娘も
これなら文句ないだろう。

そこで、思い立ったが吉日、と
6月22日から8日間のCelebrity クルーズに申し込んだ。

<クルーズ・ヒント1>
この時、すでに4月末近く、
希望の日程、希望の船室クラスが空いていただけでも実はラッキー。
クルーズは1年ぐらい前から申し込む人も多いので計画は早めに!

娘の学校は21日までだったが、その日、学校にお迎えに行った後、
そのままサンフランシスコ空港に直行、
クルーズの出航地であるシアトルで
日本から来た両親と合流し、一泊した。

<クルーズ・ヒント2>
アラスカ・クルーズの多くがシアトル港発着ですが
夏のシアトルはホテルの料金が跳ね上がります。
雨が多いことでも有名なシアトルでは、6月末から9月初旬が
比較的雨の少ない観光シーズン。
Airbnb でもホテルとあまり差がなく、なんと一泊$300-500が相場です。

翌22日、午後3時の出航予定なので
シアトルのマーケットでシーフードでも食べてから行こうという私たちに
「数千人もの旅行者が一度にチェックインするんだから
マーケットなんて行かずに港に直行するぞ」という旦那。
それも一理ありか、と朝10時ごろ港に向かった。

私たちの乗る船だけでなく、たくさんの船が発着するシアトル港だけあって、
港は乗客やチェックインの係員、荷物を運ぶフォークリフト、
タクシーやバスなどでかなりごった返していた(写真上)。

タクシー降り場の目の前にあったデスクで全員のスーツケースを預け、
身軽になってからCelebrity 専用の入出港ビルディングに入ると
旦那の言うとおり、すでにチェックインの人々の列ができていた。
空港の入国審査場のような作りだが、
手続きをしてくれる係員は笑顔で愛想も良い。

ちなみにアラスカはアメリカ国内だが、
最終日にカナダのビクトリア島の観光に訪れる予定のため、
パスポートチェックが行われる。
同時に、船内での身分証明書兼ルームキーとなる
名前入りのカード(写真下)が全員に発行された。

1時間ほどで無事チェックインできたが
もう少し遅かったらかなり待たされたに違いない。

<クルーズ・ヒント3>
チェックインは早めに。
乗客が2000-3000人もいるので、混雑を避け、
午後の出航でも午前中に乗船してしまうのが正解。

ボーディング・ブリッジを歩きながら
「行ってらっしゃい!」と声をかけられたり
船の巨大写真の前で家族の記念撮影をしてもらったりするうちに
だんだんと気分が盛り上がる。

そして船に一歩足を踏み入れた途端、
「ようこそ!」とタキシードを着た船員から
全員にシャンペン(娘にはオレンジジュース)が手渡された。

それだけで私たちはもう有頂天。
すっかりセレブな気分だ。
(船会社の名前もセレブリティだし❤️)
なんだか、贅沢な気分に浸れそう。。。

これからの8日間の旅への期待が一気に高まった瞬間だった。

続く

初めてのテストはCAT(Computer Adaptive Testing)

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アメリカの小学校では
日本の小学校のようなテストというものがない。

日本では小学校1年生の頃から
各教科、単元が終了するごとにテストがあった記憶があるが
少なくとも娘の学校ではそのようなものは存在しない。

毎週、15個ずつ単語の綴りを覚えるSpelling Testがせいぜいで、
算数も、時々、先生がマル付けをしたと思われるプリントを
持って帰ってくることはあるが、
それも100点満点で点数がついてくるわけでもなく
A+, A, B, C などとだいたいのグレードが書かれている程度だ。

だが、3年生以上になると
州のアチーブメントテストというものが始まる。

娘も、今年初めてその旨を知らせるレターを持ち帰ってきた。

『学年相当のライティング、クリティカルシンキング、
問題解決能力がついているかどうかを測る
カリフォルニア州監修の英語、算数、理科のテストが年度末に行われます。
このテストは、今後の指導法やカリキュラムに関する
データを収集するためのものであり、
希望しない場合は辞退することも可能です』
とある。

辞退できる、というのがアメリカらしい。
実際に辞退する人がそんなにいるとは思えないけど
まあ、個人の能力を測るというよりは
教師がきちんと指導ができているかを評価するためのものという建前なのだろう。

テストの結果は、新学期に自宅宛に郵送されるというから
確かに、これをもとに成績をつけるというわけではなさそうだが、
それでもやっぱり『テスト』と聞いて
娘はちょっとビビっている。

「できなかったらどうしよう?」

「Computer Adaptive Testだから、
間違ったらその次は少しやさしい問題になるし、
正しく答えれば答えるほど難しい問題が出てくるのよ。
だから難しい問題が出てきたら、
よくがんばったということだよ。
それよりもコンピューターの操作は大丈夫?」

私はむしろ、3年生でもうコンピューターを使ってテストをする、
ということに驚いた。

うちはあまりデジタル推進派ではないこともあり、
PC操作やタイピングなどは自宅では積極的に教えていないので
そっちの方がちょっと不安になったが、
「それは学校でいつも使ってるから大丈夫」
と一蹴された。

確かに娘の学校では、
TK(Transitional Kindergarten=1年生の前々年度)の頃から
毎年週一でコンピュータークラスが組まれている。
用意周到、全員がコンピューターでテストを受けられる程度にはなっているのだろう。

そうして。。。

「11年生(高校2年生)までみんな同じテストなんだよ。
Scary!(ああ恐!)」。
娘は帰ってきては時々そんなことを漏らしていた。

Computer Adaptive と言っても
3年生から高校生までが同じ問題からスタートするとは思わなかった。
(本当か?)

6月頭の2週間ほどの間に
1回2時間のテストを5回ほど受けたようだが、
上級生はもう少し時間数が多かったとも聞く。

普段、テストがない割には
この年度末のテストはけっこうハードだ。
じっとコンピューターの前に座っているだけでも大変だっただろう。

テストが終了すると同時に学校は夏休みに突入したが、
夏休みには、コンピューターにもうちょっと親しませたほうが良いかな、
などと少し考えている。。。。