お迎えに行くと、担任の先生が
たくさんの荷物を抱えた娘を連れて
出てきてくれました。
「今日は、7月生まれのお友達の
お誕生会と一緒にお別れ会もやったんです」
と、その日の様子を話してくれました。
「先生もお友達もお別れが寂しくて
ちょっとうるうるしちゃったね」
「私のクラスに来てくれて
本当にうれしかったよ」
などと言ってもらって
娘も寂しそう。
そのそばを通って帰っていく子どもたちも
「アメリカ帰っちゃうの?」
「バイバイ、またね」
と、声をかけてくれます。
数日前から
「xx幼稚園のみんなとバイバイしたくない」
「○○先生、大好き」
と口にしていたところを見ると、
本当に楽しい一か月間を過ごしたようです。
園長先生も出てきて
ももたろうの本やおりがみなどの
プレゼントまでいただく始末。
その心遣いとあたたかい対応に
こちらまで感激してしまいました。
家に帰って荷物をあけてみると、
クラスの一人一人が描いてくれた
娘の似顔絵やコメントと
娘を中心に3人ずつで撮った写真が
散りばめられた寄せ書きアルバムがありました。
写真の服装から見るに、
前日に写真撮影をして
その日のうちに
先生がアルバムを手作りしてくれたみたい。
たった1か月の滞在に
ここまでしてくれるなんて
本当にありがたい。
日本語と日本文化を学ばせるつもりで
日本の幼稚園にプチ留学させたのですが、
それだけでなく
『人と人との心のつながり』や
『出会いと別れ』などの心の機微も
学んでくれたことでしょう。
後ろ髪を引かれる思いでいっぱいすが、
来週からの夏休みの後半戦は
アメリカで過ごすことになります。
日本の皆さん、
今年もお世話になりました!