月別アーカイブ: 8月 2015

『今日もがんばってますよ』リアルタイムで担任からフィードバック

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アメリカの学校では
事務的なことから学習のツールまで
デジタルツールが広く使われている。

担任は、毎日ラップトップを教室に持ち込んでいるし、
教室にも何台かパソコンが置いてあって
子どもたちが日常的にパソコンに触れられる環境になっている。
TK(Transitional Kindergarten=幼稚園の年中)の頃から
週に一回、コンピュータークラスもある。

去年はShutterfly というサイトが
クラスのデジタル掲示板として使われていたが、
今年の担任はClassDojo という
聞いたことのないツールを使うらしい。

Back to school night のあとすぐに
担任からこのツールへの招待状がメールで届いた。
『子どもたちの前向きな行いを奨励しながら
保護者の皆さんとコミュニケーションができるツールです』とある。

さっそくログインしてみると、
娘がその日、獲得した前向きな行いへのポイントが表示された。

Respectful=(他人を)敬う言動が見られた
Cooperation=(クラスや先生に)協力的だった
Integrity=正直で誠実な行動が見られた
Perseverance=忍耐強く頑張った
など7ポイントだ。

並んだ言葉だけを見ると
なんだかとても優等生みたいだが、
実際のところはどんなエピソードがあったのか
とても気になる。

帰ってきた娘に
「ポイントをもらった時は先生からそう言われるの?」
と聞くと、
「そうだよ」
と言う。

「へえ、じゃあ何をした時に
Integrity のポイントをもらったの?」
と聞くと、
「忘れた」
ときた。

これじゃあ、ポイントを見たときのうれしさもただちに半減。

その後も何度か
獲得したポイントをもとに
学校での様子に探りを入れてみたが
「知らない」
「覚えてない」
という返事ばかり。

「これをきっかけに
お子さんとその日にあったことについて会話をしてみてください。
今日はどうだった?という曖昧な質問だと
なかなか返事が返ってきませんから」
と言われて期待していたのだが、
あっさりとその期待は裏切られてしまった。

確かに、午前中にクラスで獲得した個別のポイントのことを
アフタースクールの後、夕方6時以降に聞かれても、
娘にとってそれは遠い記憶の彼方なのかもしれない。。。

昔なら、教室内にシールを貼って競争したのかもしれないが
このようにデジタルツールを使うことで
保護者も巻き込むことができる。

私を含めて「学校での子どもの様子が分からない」
という不満を持つ親にとって
担任からの情報発信が多いのはうれしいことだが、
果たしてこのツール、
どこまでその期待に応えることができるだろうか?

うちのように結局、会話も広がらないし(涙)、
目新しさがなくなった後は
毎日見るのも億劫になってしまうという家庭も出てくるかもしれない。

そもそも、24人いるクラスの子どもたちに対して
頻繁にポイントの発行をする担任の手間も
けっこうなものでは?

実際は、ポイント実績が見れるだけでなく、
担任からのメッセージも入ってくるし、
それに対してメッセンジャーで返信することもできる。
写真もシェアできるようだし、
このコミュニケーション機能だけでも
じゅうぶんと言えなくもないのだが。。。

余談だが、このツール、
クラスの運営に悩む先生のために
元教師たちが開発したというアプリ。

無料ツールだから収入はゼロなのに、
世界中で300万人以上の先生が使っていて
10億円以上もの資金調達を済ませているという
シリコンバレーらしいベンチャーだ。

クラス内で使うツールなどは
担任個人で決められるから、
このようなツールも日本に比べて広がるのが格段に早い。

何はともあれ、
保護者と密なコミュニケーションがとりたいという
担任の前向きな姿勢は伝わってくる。

娘にもよい刺激となってくれることを期待しよう。

Back to school night で明らかに。とにかくReading 中心の一年生カリキュラム

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昨夜、毎年恒例のBack to school night が行われた。

新学期が始まり、一週間が経ったところで
担任の人となり、その教育方針を知るための大事なイベントだ。

夕方6時に教室へ行くと、
まず自分の子供の名前の名札が付いている机を探して
座るように言われた。

子供用の小さな椅子に
大の大人が神妙な顔をして座っている様子はかなり笑えるが、
見る限り、ほとんどの父兄がそろっている。

このような学校のイベントに
父親が参加しているという風景にはもうだいぶ慣れたが、
昨日もクラスの半分近くが父親の参加だった。
うちもそうだが、両親そろって参加している家庭も少なくない。

4人ごとに机をくっつけたグループが6つ、
所狭しと並んでいて、それぞれの机に
子供たちのファーストネームを書いたシールが貼られたお道具箱が置かれている。

ちなみにこれ、担任(学校)からの貸与で、
シールを貼り直して何年も彼女のクラスで使うのだそうだ。

お道具箱のほかに置かれていたのは
パパ、ママ宛の子供からの手紙。

『一年生になって今までで一番気に入っていることは_____です』。

_____の部分を各自で記入するようになっているのだが
うちの娘のには、なんとそこに日本語で『おきるのがすき。』
と書いてあり、署名も日本語だった。

担任がすぐに近寄ってきて
「この手紙を書くとき、彼女はすぐに
『日本語で書いてもいい?』と聞いてきました。
とても素敵なことですね」
と、声をかけてくれた。

日本の小学校での体験入学の苦い思い出もあり、
このように娘が自発的に日本語を使ってっくれているのを見ると
ちょっと目頭が熱くなるぐらいうれしい。

同時に、直感的に
この先生なら、うまく娘のいいところを引き出してくれるかもしれない、
とも思った。

それから約50分の間に
・担任の自己紹介
・日常のスケジュール
・各教科の学習内容
・宿題
・父兄ボランティア募集
・文房具の寄付のお願い
などの説明があったが、
彼女の教員としての資質や情熱の伝わるものだったと思う。

例えば、宿題について。

「お子さんに自分でやらせてください。
できなかったら付箋などにそう記入して白紙で戻してください。
私の教え方が悪かったということなので再度、教え直す必要があります」。

ここまで言い切る責任感はあっぱれだ。

彼女が教室で使うのを禁止している言葉は
『I can’t.(できない) 』。
『I’ll try.(やってみる)』と言い直しをさせるそうだ。

また、『I finished.(終わった!)』と子供が言ったら
『You have just begun.(そこが始まりよ)』と、
さらに深く考えることも習慣化させるのだという。

こうやって、具体的な標語のようなものがあると
彼女のモットーとしているものが何なのかがよく伝わり、共感がわく。

時間割だが、体育が毎日、音楽が週に一度というのは
TKやKのときと変わらないが、一番の違いは
Reading とWriting (要は国語)という時間がたくさんあること。

特に、Reading については
Silent reading(好きな本を自分で静かに読む時間)や
Read aloud(みんなで声に出して本を読む時間)、
Reading workshop(単語の読み方、綴り方を学ぶ時間)、と
アプローチを変えて、一日のうちに3回以上も取り組むようだ。

どんな教科でも、分厚い教科書や参考書を山のように読み、
リサーチをし、エッセイを書く、というのが基本のアメリカの学校では
Reading でこの先のすべてが決まる、といってもいいほど。

だから、Reading の力を徹底的にきたえるのだ。

他の教科は、良くも悪くも、去年とあまり変わりない。

算数は1~20までの足し算、引き算、時計の読み方、
理科は動物、植物、
社会は歴史上の人物や異文化、
などがおもな学習項目だ。

ちなみに、朝の最初の15分は
『Wake up activity』といって
ヨガの動きやダンスのエクササイズを取り入れているらしいが、
どうもこれが、先の『おきるのがすき。』という翻訳になったらしい。

新学期が始まる前に目覚まし時計を買ってあげたこともあり、
娘へのお返事には
『とけいのおかげであさおきるのがたのしみになったんだね』
と書いて帰ったのだが、それは大きな誤解だった!

あっという間の50分、直接の会話も限られていたが、
担任との距離が少し縮まったような気にしてくれるイベントだった。

「あの先生、いいね」と、ダンナとも意見が一致。
アメリカでの一年生は
娘にとってもよい一年になりそうだ。

8月12日、新しいバックパックで新学期

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まだ8月も半ばというのに
娘の学校の新学期が始まった。

近隣の自治体では
8月末〜9月始まりのところが圧倒的に多いのだが、
私たちの住むエリアでは今年度からカレンダーが変更になり、
夏休みが短くなった。

その代わり10月半ばに2週間の秋休みが新設され、
秋休み、年末年始、春休みが約2週間ずつ、
夏休みが2ヶ月という年間カレンダーとなる。

アメリカの夏休みが長いのは知られているが、
「家にいてもダラダラするし
チャイルドケアに預けるとお金がかかるし、長すぎて大変。。。」
というのが保護者の本音のようだった。

なので、夏休み短縮&秋休みについては歓迎の声が多い。

さて、前置きが長くなったが、
本題は、アメリカの小学校入学についてだ。

うちの娘は今年から新一年生だが、
そもそも「今日から小学校に上がる」という感覚がない。

第一に、アメリカでは一年生の前に
キンダーガーテン(Kindergarten)という
小学校準備の学年(日本での幼稚園・年長にあたる)があり、
進級する小学校に併設されている。

さらに、うちの娘などは
その前にTK(Transitional Kindergarten)にも一年通った。
キンダーガーテンへの進級基準の誕生日が変わったため、
移行措置として設けられた特別な学年である。

そんなわけで、娘が今の小学校に通うのは今年で三年目。
新入生どころかかなり古株のような気分なのだ。

だから、一年生から小学校に進級、という感覚自体がないし、
入学式などというセレモニーもない。

桜の舞い散る中、両親、ときにはおじいちゃん、おばあちゃんもそろって
入学式で「うちのxxちゃんがこんなに大きくなって」と涙するような
日本の感動的なイメージとは似ても似つかない。

小学生になるからといって
新しく必要になる持ち物や備品などもいっさいない
(少なくとも事前にそのような連絡はまったくなかった)。

ランドセルなどは存在せず、バックパックでOK。

教科書は学校からの貸与が普通だそうで、
各自で購入することはない
(一年生が教科書を使うかどうかはまだ不明)。

ノートや鉛筆なども
低学年のうちは学校側で用意したモノを使い、
自分のものを持っていく必要はない。

体操服もない。
着の身着のままで体育をする。

お道具箱なんてもちろんナシ。
図画工作に必要なモノも全部学校もちだ。

だから、初日にはバックパックにお弁当だけ入れれば準備完了。
(給食がないからこれだけは必要)。

ランドセルから上ばき、消しゴムまで
全部そろえなくてはいけない日本とは大違い。
ここまでシンプルにできるのかと感心してしまうぐらいだ。

その代わりと言ってはなんだが、
新学期に必ずといっていいほど新調するものがある。

バックパック、初日に来ていく服と靴だ。

ランドセルほど長持ちするとは思わなかったが
壊れるまでは買い換えの必要がないと思っていたら、
「バックパッック、いつ買うの?」
とダンナに聞かれた。

「去年のがまだ使えるじゃん」
と言ったら、
「そりゃダメだよ。
新学期には新しいバックパッックで登校するのが
暗黙のルールなんだから」
と言われた。

服と靴もそうだ。

一年生はもちろん、二年生以上になっても
初日はピカピカで登校するのがアメリカ流らしい。

だから、8月にもなると
Back to school sale と銘打って
バックパックをはじめとするスクールグッズのセールが
あちこちで始まるのだ。

そこでうちも、前の週のうちに
娘を連れてバックパックのショッピングへ出かけ、
モーションセンサーでピカピカ光るという
流行りのバックパックを購入。

当日は、下ろしたての服と靴とバックパックで
ピカピカの一年生ができあがった。

通学三年目ともなれば、新しいクラスの半分ぐらいも顔見知り。
TKやキンダーガーテンの子どもたちを見て
「かわいい〜」
と、余裕綽々だ。

学校に慣れているとはいっても
これまでは遊びのようなもの。
これから始まる本格的な勉強についていけるだろうか、
というのが親の本当の気持ちだろう。

19日に行われるBack to school night で
学習内容やその進め方、担任のポリシーなどが明らかになる。

そこで、『娘は小学生になったんだなあ』と
少し遅れて実感することになるのかもしれない。

このブログのタイトルも
〜娘はアメリカの幼稚園生〜から
〜娘はアメリカの小学生〜に
変えるときがきたようだ。

日本語サマーキャンプで『国語』大好き!

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カリフォルニアに戻った翌週は、
特にアクティビティも入れずに
のんびり過ごしたり友達とプレイデートをさせようと思っていた。

そこへ、サンフランシスコのママ友からメールが来た。

『私のやっている日本語キャンプに
今週だけ参加してみませんか?
日本から母親の出張に同行するお子さんを預かることになっていて
人数が多い方が楽しいので』
とのこと。

彼女はベイエリアの子どもたちに
日本語を教えることをライフワークとしていて
日本語のアフタースクールケアや
週末の日本語クラスなどを主催しているが、
この夏休み、新しく日本語のサマーキャンプを始めたと以前に聞いていた。

毎週、日本の文化や言葉をテーマとし、
工作や歌、遊びなどを通じて日本語と日本文化を学ぶという
カリキュラムになっていて、
ランチのクッキングまである。

自宅からサンフランシスコまでは
高速道路をとばしても片道20分以上かかるので
これまで彼女のサービスは利用するきっかけがなかったのだが、
日本の学校を楽しめなかった娘に
少しでも楽しく日本語を使って欲しいという気持ちもあり
8月4〜7日の4日間、お願いすることにした。

幸い、
「サンフランシスコのRちゃんのところ、行きたい?
Rちゃん以外にも、同じ一年生の日本からのお友達とかも来るんだって」
と聞くと、
「行きたい」と言う。

「自由勉強の時間があるから」と、
この夏休みに終わらせる予定だった
公文のひらがな練習帳とカタカナのプリントを
持って行かせた。

初日の夕方、迎えに行くと
「なんでこんなに早く迎えに来るの?」
と、邪魔者扱い。

よかった!
楽しかったみたいだ。

それだけでもじゅうぶん行かせた甲斐があったというものだが、
帰りの車の中で、娘は何を思ったか
「私も漢字がやりたい」と言い出した。

Rちゃんは娘より一つ上の2年生。
ママが日本語にこだわっているだけあって
日本語の会話もとても上手、
一年生の漢字もきちんとマスターしているようだった。

そのRちゃんが漢字の練習をしているのを見て
自分もやりたいと思ったようだ。

漢字を教えるのはまだまだ先かな、と思っていたのだが
興味を持ってくれただけでありがたい。

「じゃあ、今日持ってったひらがなとカタカナの練習を
まず終わらせようよ。それができたら一年生の漢字ね」
と言うと、その次の日、
ひらがなとカタカナを10ページ以上終わらせてきた。

「Rちゃんは、ママに表を作ってもらって
終わったらシールを貼ってもらっているよ。
私にも同じの作って」と言う。

その夜、さっそくひらがな、カタカナの
練習チェック表を作ってプリントした。

次の日も同じ勢いで文字の練習を終わらせて帰ってきて、
チェック表の第一目標に到達、賞品(スイーツ)を
もらえることになった。

「いつ、スイーツ買いに行く?」と
待ちきれない様子で聞いてくる娘を見ながら、
こんなにやる気を引き出してくれた友人には頭が下がる思いだった。

「あのねえ、⚪︎⚪︎君(日本から来た男の子)ね、
『うるさい、ばばあ』とか言って、また怒られたんだよ」
と、娘はうれしそう。

まあ、そんなお下品な言葉もたまにはご愛嬌。
学校みたいにみんながかしこまっているところより
そりゃ肩の力が抜けた環境の方が楽しいよね。

日本でおばあちゃんに買ってもらった国語のノートを持ってきて
「国語ってなあに?ここにカタカナを書いてもいいの?」
と言うから、
「国語っていうのは日本語のことだよ。
ひらがなもカタカナも漢字も、本を読むのも文を書くのみんな国語よ」
と答えると、
「じゃあ私、国語、だーい好き❤️」
と言うではないか。

日本語が嫌いなわけではないのだ。
この夏の体験入学
日本語の勉強もしたくないと言いだしたらどうしようと少し心配していたが
どうやらそれは無用のようだ。

日本の小学校での記憶がすぐに上書きされるとは思わないが、
この4日間の日本語キャンプのおかげで
日本語学習に対して以前より積極性がでてきたように思える。

友人(とRちゃん)には感謝してもしきれない。

暗雲の立ちこめた日本語学習計画に
また少し、薄日が差し込んだような気がしている。

親が思うほど体験入学も楽じゃない – 娘の告白 Part 2

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「もう日本の学校には行きたくない」という娘の告白のあと、
同じく子どもに日本の学校で体験入学をさせている
数人のママ友だちに、彼女たちの経験を聞いてみた。

「うちもあんまり楽しくなかったみたい。
とにかくルールや決まりごとが多くて
あれもダメ、これもダメ、と言われたらしいよ」

「うちの子は、物怖じしないのはいいんだけど
はっきりものを言い過ぎて周りから少し敬遠されたみたい」

「うちは3年生だけど、そろそろ漢字とかのレベルについて行けなくて
学校に行きたくないって言われた」

「そもそも夏休みなのになんでまた学校に通わなくちゃいけないのかと
けっこう抵抗されたのよね」

など、みんなそれなりに苦労したり悩んでいるのが分かった。

考えてみれば当たり前だ。
日本語がちょっと理解できても
日本独特の、さらにその学校ならではの決まりごとや暗黙の了解ごとには
まったくなじみがないのだから、
何をしていいのかわからずに困ったり
場違いなことをしたり言ったりして笑われたりすることもしょっちゅうだろう。

勉強だって、学習内容はともかく、教科書に出てくるボキャブラリーが
どんどん難しくなるから、日常会話程度では追いつけなくなる。

子どもに
「そんなこと気にせずにさらっと流しなさい」
と言っても、そうはいかないだろう。

うちの娘にとってもまったく未知の世界、
どうしたものかとまごつく様子が容易に想像できることが
ざっと考えただけでもこんなにある。

– 背の順、生まれ順って何?私はどこに入るの?
(アメリカでは並び方を決めること自体がなく、出席番号すらない)
– 給食当番って何?なんで白衣を着るの?
(アメリカでは給食制度がない。
 お弁当持参か事前にオーダーしたパックに入ったランチが配られるだけ)
– 掃除って自分達でやるの?私は何をやったらいいの?
(アメリカでは学校の掃除は業者まかせ。ほうきや雑巾を使える子なんて、、、?)
– 地面に座るときは必ず体操座り。他の座り方じゃダメなの?
(もちろんアメリカでは座り方にルールなどない)
– ランドセル、持ってないのは私だけ
(アメリカではランドセルではなくバックパック。
 高級品化したランドセルは、体験入学のためだけに購入もできず、、、。)

本音では、これらを察して、うまくクラスに溶け込めるよう
担任の先生に配慮をお願いしたいところだが、
「体験入学を受け入れてくれただけでありがたい。
一人分の仕事が増えて面倒だと思われているかもしれないのに
これ以上の要求はできないよね」
というのがママ友共通の見解だった。

娘が、日本の学校に溶け込めなかったというのは
本人の性格などによるところもあるかもしれないが、
性格や対人能力はそう簡単には変えられない。

彼女がとまどいやストレス、不満を感じたであろうことを
これから時間をかけて引き出し、解消してあげるしかないのだろう。

来年の体験入学を実現するためにも、
娘が日本嫌いにならないためにも。