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Maltipoo(マルプー)がやってきた日は人生で最高の日

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ついに、うちにもペットがやってきた。
生後8週間のMaltipoo(マルプー)だ。

数年前から娘は犬が欲しくて
誕生日にもクリスマスにも
プレゼントの希望は犬だった。

でも、どうせ私が世話をすることになるんだし、と
ペットの話になるたび
私はのらりくらりとかわしてきた。

なのだが。。。

先週の金曜日、ダンナが
「この犬、どうかな?」
と、持ってきた
ペット売買のサイトに載っていたマルプーの写真(右)を見ると
さすがの私も
「かわいい。。。。」
と、目が釘付けになった。

娘も、この微妙なモカ色のくりくりの目をしたこの子は
絶対に彼女のものだといって聞かず、
あれよあれよという間に
その子の里親になる話がまとまり、
日曜日の受け渡しが決まってしまった。

それでも私は、引き取りに行く車の中で
「落ち着きのない子だったり、吠えまくったりしたら断れるよね」
などと、まだ100%納得していたわけではなかった。

そして、なぜか指定されたファストフードの駐車場で
ブリーダーに連れられてきた子犬と対面。

体調は20センチぐらいだろうか。
最近までお母さんのミルクを飲んでいたというその子は
かわいらしいその黒目がちな大きな目とは対象的に
少しおどおどした感じで、よく見ると小さく震えていた。

一目で私たちはその子のとりこになり、
「いざとなったら断れるよね」
なんていう考えもどこかに吹っ飛んでしまった。

それどころか、
「私たちが可愛がってあげなくちゃ」
という気持ちがむくむくと湧いてきた。

ブリーダーも
「この色のマルプーは人気で
あなたたちの後にも4人から問い合わせがあったんですよ。
ラッキーでしたね」と言っていたが、
そう言われると
ますますこの出会いは何か運命的なものだったような気がしてくる。

娘は、写真を見たときから
名前は『ピーナツ』、『モカ』、『ラテ』のどれかにすると決めていたが、
サイズも色も『ピーナツ』がピッタリ。
全員一致で『ピーナツ』に決まった。

ちなみに、『ピーナツ』は、
お腹の中にいる赤ちゃんや
小さい子どもの愛称としても使われていて、
その意味でもこの子にはピッタリの名前だ。

娘は、帰りの車の中で『ピーナツ』を抱っこしながら
「今日は、私の人生で最高の日!」
と、涙を流さんばかりに喜んでいた。

学校に通えなくなってはや一年。
お友達と自由に会うのもままならず
一人っ子でケンカをする相手もいない娘には
きっと『ピーナツ』が癒しになってくれるだろう。

こうして、我が家に新しいメンバーが加わった。

うちにペットの『ベタ』がやってきた

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『ベタ(Betta)』と聞いてすぐピンとくる人は
それほど多くはないだろう。
私もペットショップで見たのが初めてだった。

クリスマスに子犬を欲しがっていた娘だが、
動物嫌い(ごめん!)の私には
これだけは買ってあげることができなかった。

旅行に行く時など長期に家をあけるときの
世話を考えるのも面倒だし、
ダンナもペットについてはあまり前向きではなかった。

なのに、だ。

日曜日の夜、夕食を何にしようかと話していると
急にダンナが
「じゃあ、ペットショップに行ったあと
何かテイクアウトしよう」
と言い出した。

「何でペットショップなの?」

「天気が悪くて一日中家にいたから
気晴らしにペットショップでも見に連れて行こうかと思って」

見るだけなら、と私も深く考えずに行くことにしたのだが
これがそもそもの間違いだった。

娘は、もう家族でペットのお買い物に行く気になっている。

なぜか犬はいなかったが、お店で猫や小鳥、ハムスターや爬虫類などを見て
娘は大喜び。動物園に連れて行くよりよっぽど楽しそうだ。

30分以上も遊んでいただろうか。
気がつくとダンナがいない。

よく見ると、魚の水槽を物色している。

「ベタならそんなに手もかからないし、色もきれいだし
水槽も小さいので大丈夫だからベタにしよう」

え、買うんだ。

それを聞いた娘はすっかりその気になって
どの色のベタにしようか物色している。

じゃあ、クリスマスのプレゼントはお魚にすればよかったじゃん。
なんで今日なの?

そんな私の気持ちをよそに、ダンナと娘は
水槽やその中に入れる作りものの石や海藻をカゴに入れ、
最後の魚選びにかかっている。

ベタは、タイが原産の淡水に住む熱帯魚で
水質にもあまり敏感でなく
飼育が簡単な割に、色や形がきれいなので
けっこう人気のある魚らしい。

特にオスは背ビレも尾ビレも長く大きくエレガントで
蛍光ブルーと赤が微妙に入り混じった鮮やかな色をしているが、
個体によってその混ざり具合が異なり
選ぶ楽しみもある。

ショップの中には、ベタだけ金魚や他の熱帯魚から独立したコーナーが
作られているほどだ。

ちょっと紫がかったようにも見えるベタのオス(写真の左側)と
ヒレも短く白っぽい色で、オスよりは地味なメス(写真の右側)の二匹を選んだ。
それぞれ$4.79なり。
この値段も人気の秘密なのだろう。

こうして、全く無計画だったにもかかわらず
うちに初めてのペットがやってきた。

「世話が楽だから」と言っていた割には、
メスがオスを怖がって餌を食べないからといって
メスのために水槽をもう一つ買ってきたり、
小さなコップみたいなケースに入れられてペットショップにいた間に
オスのヒレが傷ついたみだいだからといって
水槽の水に混ぜる薬を買ってきたり、
それからというもの、ダンナはすっかりベタにべったり。

「私が餌をあげるって約束したのに、なんであげちゃったの!」
と、娘にも怒られる始末。

よくよく聞くと、ダンナは子どもの頃ベタを何匹も飼っていたらしく
その思い出へのノスタルジアもあるのだろう。

一人っ子の娘によい遊び相手ができたと思っていたが、
そのうちきっとダンナ専用のペットになってしまう予感がするのは
私だけだろうか。。。。